お笑い、漫才コントの売り出し方アイデア

質問

お笑い(漫才・コント)動画の売り出し方(利益の出し方)を教えて下さい。

・ユーチューブは、1再生当たり0.1円~0.3円程なので現実的ではないと思ってます。

・動画コンテンツ配信サイト構築は、初期投資の回収が困難と考えてます。

・ライブの宣伝の為の動画配信は、知名度がないので困難と思います。

回答

1)デイケア、デイサービスのシニア市場向け

ご質問の話をまとめると、そのための有効なアイデアを考えるわけですが、とはいえyoutubeもライブ宣伝もそもそも価値あるお笑いコンテンツ(それはファンがいるとかそういうことも含め、お笑いの質など)がなければ話は始まらないと思います。

いわゆる再帰的な考え方であれば、堂々巡りとなりますが、最終的にそのお笑いコンビが何をしたいか、またはプロデュース側ならどう売り出すのがいいかを考え尽くして、そこで強みとなるものを作ることに他なりません。

例えばシニア向け(これは発達障害児向けでもありかもしれませんが)、にタブレットとお笑いコンテンツをセットとしたものを売るというアイデアです。
もちろんタブレットのお金がなければ、そういうコラボ先を見つけるかなどとなります。

デイサービス等で動画を売り出すだけでは意味があまりないので、
実際にライブで来てくれる、その場で見える、体験できるということを出します。
なお、シニア層であまり反応がない人も多そうで、それらに芸人が耐えられるか、とくにレクレーションなどの枠があるのでそこらで売り込む余地はあるかもしれません。

2)ファン獲得として割り切る

youtubeにおいては売上を上げるのではなく、認知という意味で割り切ります。
その場合にライブ宣伝は知名度がないからやらないのではなく、むしろないからこそやらないと先細りするという考え方です。

他にも動画を出せるサービスは探せばあるのではないかと考えています。
またラジオ、ツイキャス等で音声で切り込んでいくのもいいかと思います。

3)動画のコンテンツ価値をあげる

そもそも動画のパッケージ、またはお笑いの素材がどの程度か分からないので
それらは推測ですが、知名度がなく、あまり面白くないのであれば、
やはりどこか受けるお客さんや最適なところを見出すしかないでしょう。
(ビジネスでいえば、とくに飲食店は立地で決まりますが、立地が悪いのにお客がこないといっていては始まりません。宅配なり、何なり何かを見つけるしかありません)

最も人はお笑いが面白いから見るというよりも、名前が売れているから面白いという部分も出てきますし、芸能人などそのとおりで、知られてないのは致命的でしかありません。

動画自体お笑いの素材が素朴になるのではなかなか厳しいので、後述するアイデアもありますが、何か価値を見いだせる(そもそもニーズや価値がないなら売れないので)、そこをあげていく必要があります。

4)無料化、二次的素材として

ブラックジャックによろしくのような、これは有名なコンテンツですが、二次使用がOKなものがあります。

素材化して、認知を増やすというところです。

アイドルが無料素材化していた例がありますが、やや賭けもありますが、そこから無料お笑い素材アイデアというところで切り口ができるかもしれません。
http://mika-rika-free.jp/

5)ユーザーを育てる

相当コンセプトを固めないと現実的ではないですが、そもそもファンが0人でないならば、それらのユーザーと育てる。これはアイドルやバンドなどもそうですが全てファンと一緒に育つ、成長するという循環ができているからこそうまくいくものがあります。

みんなが関われる仕組みを作り、そこからユーザーが提案した動画を配布してくれるとか、ネタ投稿を受け付けるとか、それらはある程度決まった強みや定番ネタがないとブレブレになりますが、そこを見い出せば、双方向性があるお笑いコンビという認知は可能かもしれません。

6)オバカテンなどのコラボ

オバカテンというアプリでは動画をネタ投稿として、コラボしておもしろ動画をユーザーが作るというコンテンツがあります。こういったコラボ先で、芸人をなじってもらって広めてもらうというものです。

https://www.obakaten.tv/

ここからヒットコンテンツを創りだして、5と同様に育てていく狙いです。

7)CM向けコント

CM素材に特化したお笑いコントを作ります。15秒、30秒などの尺で出来るものを提供する。これは、DVDなどを配布しやすい大きさにするとか、その外装に調整するなどのように、箱に合わせたアイデアです。

CM向けとは一つの視点に過ぎません。お笑いが必要であったら面白い部分に、今はないところを探しだし、そこに提案すると、売れる余地が出てくると思われます。

コンテンツ例としては、今までの過去の名作、つまりコントが日本で始まったとか、
そういうパロディや名作へのオマージュとして再現する。そして当時のお笑いを表現して独自のものを作るというやり方です。

8)なすび懸賞生活的コンテンツ

今はこういった貧乏系コンテンツはあまりありませんが、ネットを使って定期的に体をはったコンテンツを出せば、知名度向上から売れるコンテンツになるかもしれません。

イメージは、懸賞生活もいいですが、ネットだけでお笑い芸人がどこまで稼げるかなどのコンテンツ自体をメタ化するというのもありだと思います。

9)寿司コント、サラリーマンNEOなどのシーンに特化

サラリーマンなどの状況をネタ化したり、一般的な人が知っている部分がないと前提がないので受けづらいわけですが、そこを特定の業界向けに特化していくのもありかもしれません。例えば寿司ネタだけを集めたもの。スマートフォンのネタを集めたものなどです。

10)ストーリー展開

CM風なネタですが、お笑いコントが完結せず、続きは次回というようなネタを作り、ストーリー展開を追っていくというコンテンツを作ります。もちろんこれはストーリーが面白いなどのそもそもの価値もありますが、それらを芸人がやるというところで何度もドラマを見ていくように、ファンを作ります。

まとめ)

音楽や芸能愛、アイドルなどそれらのクリエイティブコンテンツに多くはヒントがあると思います。売上を動画を売って売りたい気持ちはわかりますが、お笑いもそうですが、演劇などもかなり特定の人が買う、つまりファンが買う商材かなと推測します。知らない人は買わないと思っています。ファンが好きで買う、ファン向けアイテムだと思います。

で、あるならば、まずはファンを獲得してそこからそれらに売るのが王道といえます。ではファンがいないなら、打って出るしかないといえます。

何かヒントになれば幸いです。
失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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