コーチングの新しいビジネスモデルのアイデア10

質問

Q.コーチングの新しいビジネスモデルを考えています。対面セッション、スカイプ、スクール、研修、講演といったすでにあるものではなく何かアイデアお持ちではないでしょうか。
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

回答

A.以下で回答致します。

1)発達障害等のスタッフ向けコーチング

専門スキルが必要ですがコーチング×スタッフ育成かつ、発達障害等のターゲットに向けたものです。
ジャンルを絞り込むことで違うものが見えてくるかもしれません。

例えばfeeseというサービスはまたマネタイズは分かりませんが、固有の持病を抱えていて、かつあまり知られてないものをまずは共有していくという段階です。
https://feese.jp/

こういったスタートアップやベンチャー等の企業において、適切なコーチングができ、かつスタッフ育成、または病気を持つ患者向け(ストレスが相当ある)にも価値が提供できるかもしれません。

2)少人数コーチング

質問にある対面セッションの枠かもしれませんが、1対複数人という構図のセッションです。
これが可能かどうか、そもそもコーチングとなるかは分かりませんが、塾講師等では、そういった一人で何人もフォローするということもあり、そこから考えてみました。

3)ペット用のシッターや飼い主向けコーチング

新しいビジネスモデルの考え方としては、既存のモデルの変数や構成要素を分解したり、
代替したりというのが良さそうです。本当に新規で考える、今までにない、見たことないものは難しいです。

ペットを飼う人が多数いますが、それらのペットシッターなどのペットを預かる側、または飼い主等へのコーチングというものです。
これはペットの躾をイメージしやすいですが、あくまでターゲットは人間です。

既にあるか分かりませんが、ペットとの向き合い方とか、亡くなった場合の接し方とか、そういう類のことになりそうです。

4)習慣化促進アプリのサポートコーチング

みんチャレというアプリがあります。これは習慣化促進を目的としています。
https://minchalle.com/

目標共有系サービスは多数ありますが、結局ある程度のコミットメントは、同じ目的を持つ人と適切なグループ(このアプリは5人)が必要です。一人でもくもくと出来る人は少ないので、例えばダイエットをみんなでやろう(チャレンジしよう)ということになります。

なのですが、これでも多くの人が脱落したり出来ないだろうと想定します。
つまり、目標に対して5人のチャレンジャーが集まるわけですが、適切なファシリテーターはコストがかかるためいません。お互いに励ますという設計です。

おそらく、一種のコーチングのようなことが起きている?はずなのですが、公式サポートなどのチャレンジ、つまり企業がお金を出してサービスの宣伝などは一つのきっかけとなりそうです。つまり、この公式チャレンジなどの企業スポンサードの部分で、確実にコーチングを提供して、関わることで、公式チャレンジのメンバーの習慣化達成率を上げるなどです。

コーチングのイメージが色々ありますしターゲットもありますが、これであれば特定の企業からフィーをもらいそれで一定のお客さんにコーチングを行うことで、直接一般層からお金を取らないで成り立つかもしれません。

習慣化で挫折する人はサポートされて嬉しいですし、公式チャレンジのロイヤリティもアップします。
また公式チャレンジなどの企業側は公式チャレンジに宣伝をしつつロイヤリティの高いファンを作れることで満足します。
みんチャレ運営チームは、習慣化などのプロに関わってもらうことで、さらにアプリ自体の価値をあげることが出来ます。

マネタイズとしてのお金自体は、宣伝費用から取るか、プラスアルファでオプションで取るかでしょうか。

このモデルであれば、コーチングに近いことを提供しつつ、習慣化といういわば多くの人が抱える課題に対してアプローチでき、法人からお金を取るスタイルということで、少し新しいかもしれません。

5)youtuberやインスタグラマーコーチング

既に活躍している人は一定の自分ブランディングや律することができているかもしれませんが、それらの人向けのコーチングです。

いわばタレントや芸能事務所のコーチングに近いかもしれません。今後伸びてくる、またはSNSは色々な切り口で出てくるので、
youtuber向けコーチングとして、提供することで違う切り口が見えてくるかもしれません。

多数の人を相手にするよりも、一定の実績がある人のみを対象として、コーチングプログラムを提供することが成功しやすいかもしれませんね。

6)コーチングツールを販売する

ツールというと、教材などのイメージになってしまいますが、例えばシステムやプログラム(プログラミングなどの方)を売るというのも可能だと思います。

例えばあるオープンソースのシステムで、仮にXoopsなどのようなCMS系のサービスがあるとします。それらのオプションやモジュール(ソフトによって名前は変わりますが)を販売代行したり、開発したりします。どちらかといえば、プログラミングをしてもそれをきちっと売れる人が少ない印象です。

コーチ向けのシステム販売が近いでしょうか。

またこちらのサイトのように、動画学習プログラムなどを販売するというのもありです。この場合は、マネタイズとして動画を買い取るのでなく、スクーのような月額課金で収益を上げるというイメージでしょうか。
https://act.share-wis.com/
https://schoo.jp/

こちらのサイトもご参考まで。プログラミング教育ですが。
http://www.catch.jp/blog2a/2015/07/18/edtech/

7)コーチング成果の見える化

例えば、コーチングの結果は定性的なものが多いのかなと思います。
また同時に主観的であり、誰かが良いからあなたもいいとは言いづらいものがありそうです。
それらの解決策として、一定の成果を見える化する仕組みを構築します。

シンプルにいえば、WebのA/Bテストのようなものです。Aパターンとしてボタンが赤色よりも、Bパターンの緑色ボタンのほうが
クリック率が10%以上いいなら、緑色にしますよね。そのように、数値化である程度成果や結果が見えるということを開発します。

例えば目標を決めておいてそれを達成できた率とか、その適切な目標設定具合などを数値化がどこまでできるか分かりませんが、数値化していきます。

これが可能であれば、自分が関わるコーチングだけでなく、人のコーチング自体を指標化し、ある程度目安や指標をつくれるので、
そこから新たな価値を作ることが出来ます。例えば、コーチング成果の出やすいプログラムの格付けみたいなものでしょうか。

8)社会課題解決コーチング

例えばセカンドハーベストのような食料廃棄課題について取り組んだり、ビッグイシューのようなホームレス課題へ取り組んだりする場合、貧困層やホームレス自体のコーチングを行います。社会福祉士がそのポジションだと思いますが、社会福祉士向けでもいいし、また社会福祉士ではないがそれに近い現場にいるスタッフ向けにコーチングを提供したりするなどでしょうか。

9)コーチングアイデアを売買するマーケットプレイス

自分のサイトで恐縮ですが、ビジネスアイデアを共有するサービスをテスト運用しています。
https://theshare.info/ideashare/

こちらのサイトは見本で、世の中にはAmazonのようなECサイトでも本などが売買出来ますし、学校の先生が使うような教育プログラムアイデアが売買されていたり(海外)、写真素材を出品して売れるようなPIXTAなど様々なマーケットプレイスが存在します。

マーケットが小さいかもしれませんが、世の中のコーチが出品してコーチングアイデアを販売できる。またこれからコーチを目指したり、勉強している人が購入するなどです。もっと広げてコーチング×ターゲットとして、ターゲットにする人により訴求するアイデアが集まると面白そうです。

ワークショップやセッションの工夫とかもでいいですが、可能なら多くを無料として、一部を有料、または月額制や会員制にして安定した運用を目指します。

10)人工知能のコーチング

今後人工知能が色々なところで接する機会が増えます。そこで、人工知能やボットと呼ばれるプログラムを学習させる必要があります。
また既にある仕組みから学習していく必要があります。

プログラムを触ることはプログラマがやりますが、学習についての理解はプログラマよりも、コーチングをしている人のほうが長けていると思われます。適切な学習を人工知能向けに行うことがビジネスとできないかというアイデアです。

11)まとめ

新しいビジネスモデルになっているかは自信がありませんが、ビジネスモデルを考えるというよりも、マネタイズやターゲットやリソースなど色々なビジネスでの変数があるのでそれを変えていくのが良い気がしました。

例えばご質問の例示は、コーチング自体を提示する手段だと思うので、例えばアプリでコーチングを毎日5分でもいいからやれたらそれはいいですよね。ただコーチングとは何か、そして毎日5分でもやりたい人はいるのか、それとも効果はあるのか。コーチング自体が特定の期間、会話(セッションというかもしれません)を通して行うということかもしれませんが、それは「コーチング」の定義であって、もっと柔軟に考えることが出来そうです。

手段を変えたらお客さんが生まれるかはおいておいて、ターゲットを変えることで全く違うことにもなりそうですし、ターゲットが異なれば課金も変わります。例えば、保育園児を持つ親向けコーチングだと、課金はいわば習い事のような月謝制がいいかもしれませんし、一人のコーチをシェアしてみんなで共同購入する形がいいかもしれませんし、メルマガのような形で読み物が基本的に読めてかつ困ったら相談できる先生という位置づけが良いかもしれませんし、ストリートアカデミーのようなCtoCサービスで教室要望があったらはじめて講座を開くなど、色々なパターンが考えられます。

ぜひ何かヒントになれば幸いです。面白そうなビジネスでできたらぜひ教えてくださいね!

以上失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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