ペットの似顔絵サービスの受注方法アイデア21

質問

Q.今、ココナラで 私がやってるペットの似顔絵を描くというサービスをココナラ以外(ネット以外)で、費用をかけないで効率よく受注する方法はないでしょうか?

因みに、ペットショップ 動物病院 動物美容院 ネコカフェ などへの考えました。

よろしくお願いします。

回答

1)タイムチケットで売る

タイムチケットというネットサービスがあります。ココナラのようなものです。
https://www.timeticket.jp/
ですが、ネット以外ということをうっかり見落としていました。まあ、こんなサービスもあるということで。

2)サービスの提案先を考えてみる

既に提案先というところで考えられているということですが、改めて考えてみました。ペットショップや動物病院、美容院、ネコカフェ等ですが、ペットの絵を描いてほしいという人と、それらのサービス利用者は異なる印象です。

例えばペットショップはペットを飼いたい人であり、まだペットになっていません。ただ、ペットを飼いたいが事情があって飼えない人に、絵を描いて飾るとかはありえるかもしれません。しかし、ヒット率は低そうです。

病院では、ペットの治療であり、ただもうすぐペットの寿命がという人には記念の絵を残すこともありそうです。ただ、その場合、ペット病院側が提示するのは難しく、コミュニケーションの工夫が必要のように思えます。

美容院は綺麗に整えた後に絵を一枚とかはあるかもしれません。ただ、少なくともペットの身だしなみを求めている人が多いので絵で残すというところと重なる部分がどこまであるかというところでしょうか。

ネコカフェは面白いですが、印象としては猫を飼えない人がいくので、ペットの絵を描くのはちょっと違っており、例えばアイドル猫がいてその猫の絵がほしいとかはありそうですが、これはアイドル写真と同様の心理なので、提供サービスとは異なるかもしれません。

具体的にこれらの施設や店にチラシを置かせてもらい、連携するというのはありそうですが、実は本業をこなす中で、それら外部サービスとしての絵かきサービスをどこまで入れられるかは非常に厳しいのではないかと感じました。

ペットや動物がいるところという意味では、例えば動物園にいってそこで絵を描いているおじさんがいて、その人を見てうまいもんだねーということから受注する。これは効率的といえませんが、少なくとも該当施設にいる人が絵を描いてほしいかは異なるのかなというところです。

3)効率よく受注するには?

基本的な考え方として、嫌なことは効率よくしたほうがいいと思いますが、好きなことややりたいことは効率性を求める必要がないのではないかと思いました。

営業をするのが嫌だとか苦手であるなら効率性を求めるほうがいいと思います。ただ、そのお客さんになってもらうアプローチを効率化しはじめると、そもそもそこからお客さんとの関係性を作る上でのプロセスも省かれます。

よって、どの程度やりたいくないことがあり、それをどう効率化したいか。かつ、一人当たりお客さんにどれくらいコストをかけてもいいか、かけたくないか。この辺りを明確にするといいかもしれません。

例えば、全くコストをかけないのであれば、その分時間がかかりますし、また誰かにお願いをするのであれば何かメリットor関係性がないと成立しえません。

例えば、動物病院の院長と懇意であれば可能だったり、そういうツテがなければ飛び込んでいくことになりますが、協力してくれるところまで粘るということになります。
これは効率的とはいえませんが、コストをかけない以上こうなりやすいことは抑えて置く必要があります。

4)ネコがいる場所にお客さんはいない

仮に2のようにちょっと提案先が難しいということであればどこになるかです。整理すると、ネコ等のペットを既に飼っている、かつ描いてほしいという人になります。これらは、ネコなどの写真を撮ったりアップしたり、ネコ好きコミュニティなどをさらに愛して情報交換を楽しんでいる人たちになりそうです。

例えばFacebookグループなどのSNS、mixiなどのサークルはまだ健在か不明ですがそういったサークルコミュニティなどに趣味で書きますといえば描いてほしい人がいるかもしれません。ネット以外となると、ペット系のサークルや同好会に参加したり、婚活ではないですが、ペットコンとかそういうのもあるのではないかと想像できます。そういったもので営業をするなどになりそうです。

5)ペットカメラマンと協業する

例えば、写真記念館または写真屋さんに近いかもしれません。何か記念日だったとか、誕生日だったとか、家族同様に可愛がっているとか、そういう人であれば人間なら写真屋などがありますし、カメラマンがいますが、ペットとなると、ペット写真展など限定されたサービスになりそうです。

おそらくペット写真を撮る人は店舗を構えて営業をすることはないので、カメラマンでかつ被写体をペットやネコなどとする人と知り合い、それらの人に営業をお願いするほうがヒット率は高そうです。(この場合彼らのメリットは、写真も撮るので、絵と食い合わないということですね。お客さんからすれば写真もとってもらえるし、絵も描いてもらえるということになります)
http://www.petphoto-studio.com/

6)公開絵かきをしてお客さんを集める

例えば、公園とか被写体ネコを外で描くなどです。これにより、外で描くと見る人も出てくるのでそれらで興味を持ってもらう、いわば大道芸の客よせ風です。

人間の似顔絵のように私も描いてというのは難しそうですが、ペットを散歩する人が描いてというかどうかはちょっとやってみないと分からないですね。

7)イベント等に出展して公開絵かきをする

クリエイター向けのイベントに出展し、かつペット同伴可などのルールがあるところになりますが、そこでブースを出し、絵かきをします。

出店料、準備などコストはかかりますが、興味がある人を比較的アプローチしやすいかもしれません。狙うべきはお客さんよりも、一緒に営業をしてもらえるなどのパートナーとの出会いでしょうか。そうすれば、効率化もできるかもしれません。

8)誰が買ってくれるかの分析をする

既にネット、またはオフラインでやっている場合、その描いてほしいといってくれたお客さんを分析します。どういう人が自分のサービスを使ってくれるか、お願いしたいといってくれるか、その範囲を決めることで、よりお客さんに訴求しやすいサービスとなります。

ネット→オフライン、リアルに持っていくと効率性の面で、相当落ちる印象もあるので、オフラインならではのものを取り入れていく必要性はありそうです。

例えばお客さんが女性が多いなら女性向けのサービスとしてみたり、ネコを飼いたいけど飼えない人とか、特殊な事情があればそれらに合わせたサービスをするなどです。

9)誰に使ってほしいのかを考える

お客さんを分析するのもそうですが、誰が描いてほしいかなどお客さん像をイメージできると良いと思います。そういう意味で、ご自身がなぜこのサービスを始めたか、気軽にやってみようでもいいと思いますが、あえてやる意味があればそれらを示します。

例えば、絵を描くことで社会に貢献したいとか、趣味を活かして色々な人に出会いたいなどです。そのようなWhyがあることで、サービスがより際立ちます。他に同じようなペット絵を描くというサービスがある場合違いを考えることのヒントにもなります。

一見遠回りですが、急がばまわれで、これが最終的には効率的だとも言えます。

10)ペットをネコに絞り込む

ペットであれば犬もネコも、または他の鳥や爬虫類、熱帯魚、色々なペットが存在します。ぼやけてしまう可能性もあるので、ネコに絞り込んだほうがいい気がします。

もちろん、犬も描きたいんだ、ペットを描きたいんだということもあると思いますが、どういうペットの絵をかけるかは、例えば顔のみに特化するパーツ単位、ネコなどの動物種類に限定する、ポーズが面白いポーズ単位など色々と差別化が考えられます。

ペット×ネコはライバルが多いかもしれませんし、いないのかもしれませんが、何かひと味つけることでサービスの特徴を説明しやすくなるのでそれらの見せ方も工夫すると良いと思います。

11)何を描きたいか

ペットの絵を描く、それ以外にも絵を描くというサービスが可能です。ただ、そもそも絵で何を描きたいか。切り取るべき表情か、または自身が見える表現なのか、いわゆるそのまま自然に出すのか、これは表現者の自由です。

サービスであれば、お客さんの要望に合わせることが必須です。よって、イケメンに描いてほしいというならそのように描くことを厭わないのか、それは困るのか、これは非常に大事なことだと思いますが、何を描きたいか、または描きたくないかもどこで売れるか持っていくかのヒントになると思います。

12)長期入院患者の目の楽しみとしてのペット絵サービス

人がいく病院で長期入院患者さん向けに、病院ではペットは飼えないと思いますので、室内や集まる場所に飾る絵を描きます。

シリーズとして、季節ごとに絵が変わるなどですが、すでに絵を販売したり、それらの病院と取引がある業者やサービスがいると思うのでそことの争いとなるかもしれません。

病院へいくと門前払いかもしれませんが、長期で入院している患者ではなくその家族などと知り合うことができればそっと提案するのはいいかもしれません。

これが難しければ、看護師等の養成学校であるとか、病院などのスタッフ育成などの施設へ営業してみるのは面白そうです。ただ彼らのビジネスは学校であるので、それらの学生とコラボして提案するなどのメリットがないと動かないと思いますのでその工夫が必要です。

13)最初のアイデアを捨てる

ペット絵描きサービスを販売する、とくにリアルでということですが、この仮説を疑うのもありだと思います。思い入れがあればあるほど捨てづらいですが。

http://d.hatena.ne.jp/anthony-g/20090107/1231296817

とくに起業においては、最初の思いついたアイデア、または事業が仮説としては証明できないので、やっていくうちに変えていくことがよくあります。

そういう意味では100程度サービスを実施したりしてみて、そこからフィードバックを得て、そこから考えてからでも遅くないですし、むしろサービスの価値としてどこに注力すればいいのかが見えてくると思います。

これはどういうことをいっているかというと、ペットの絵を描いていくと実はペットでなくても、風景だけのほうがいいとか、ペットを旅させる(ぬいぐるみ旅行サービスという秀逸なサービスがありますが)、仮想でペットだけ描いてパリに旅させるというのもありかもしれませんね。
http://unagi-travel.com/

そうやってペットとの仮想世界を描くのがいいとか、アイデアは膨らんでくるんじゃないかと思います。そちらがいけそうなら、ペット絵描きとはいえ、すでにペット絵描きさんではない気がします。

14)プリンタ会社などへの提案

ペット写真を家庭用プリンタで印刷する。その時絵が欲しいなあなどのシチュエーションがあるかもというところです。

ただ、一般のプリンターメーカーであれば話も聞いてもらえない気がするので、ベンチャー企業でも一緒かもしれませんが、そこから関連するサービスを考えます。

例えば、街角にあるデジカメ現像屋さん、機械などで写真が出てくると思いますが、そういった写真屋さんでかつ個人のお店であれば何かできやすいかもしれません。当店限定、ペットの絵描きサービスもやりますよ、というポップやチラシを置かせてもらいます。

リサイクルインクなどのメーカーや小売会社で、絵描きサービスがついてくるという企画を提案してもいいかもしれません。

15)美術用品店の店頭でペット絵描き講座を行う

美術用具、筆、絵の具などの会社など、または絵描きグッズがある店は、わりと教室等はやっていると思うのでそこでペット描きのコツ教えますなどとします。

もちろんプロを目指す人は厳しいかもしれませんが、これから絵を描くとか、自分のペットで練習するといういわばデッサンスケッチの練習として、初心者向けに提案するのがいいかもしれません。

絵を描いてほしい人ではなく、絵を描く人にアプローチするとまた違ってくると思います。

16)大きな絵を描く

ネットでは表現しづらいことを特徴とします。例えば、部屋一面の大きさなどのペット絵を描きます。スペースはどうするか、そんなキャンパスあるかはお任せです。

ネットは大きさを表現するのが不得意です。アートメーターはユニークな絵の販売サービスですが、
http://www.art-meter.com/
大きさというもので一つ日本一大きなペット絵を描いたとすると、ネットニュースで取り上げられ、反響があるかもしれません。

そこから、絵を描いていくというのもひとつの手です。

17)相手のメリットを考える

自身のサービスもそうですが、提案先への相手のメリットがないとまず成立しえません。メリットがないのに成立するのは、関係性があるか相手が慈善的な精神が満ち溢れる場合ですが、ほぼないと考えたほうが得策です。

思いついた提案先、提案施設、店、人、それらのメリットを考えてみましょう。そこで、メリットが一つでもあれば提案してみて、駄目なら他のことを考えてみる。

これこそある種効率化といえそうです。

18)普段の仕事において絵をプレゼントする

片付けコンサルタントのコンマリさんは、元々リクルート系の会社で働いて、人材求人媒体の営業なわけなので、経営者等に会うことが多かったそうです。そこで、社長の机とか部屋が汚れていたら思わず片付けてしまう、それが好評で片付けを仕事とした。
http://xn--ick3b8eyct505c6fc.net/konmari-ninshin-kinsuma/

こんな話は特別ではなく、うまく参考にできるかもしれません。普段のお仕事において、全く関係ないかもしれませんが、可能な範囲で絵を描いたりして、お客さんや関わる人にプレゼントしてみてはどうでしょうか?

これが可能ならば、とくに営業をせずに、お客さんに喜ばれ覚えられ、かつそこから発注が生まれるかもしれません。そうであれば究極の効率化といえそうです。

絵をプレゼントが難しいならば、絵のスケッチで資料を作るとか、何か絵描きスキルを仕事に取り入れてみるというアイデアとなります。

小説家などでも二足のわらじというのは普通にありますが、会社員などで現場を知っているからこそ書ける表現や観察環境があるのは強みになりそうです。

19)ペット用ブラシメーカーなど

ペット用のブラシメーカーなどに営業をして、それらのグッズにあわせてキャンペーンとして、あなたのかわいいペットを似顔絵にします。ということで、キャンペーンの提案です。

この場合メーカー側が無名に近い個人を採用するかどうかですが採用しないと思うので、実績を作って見せることで、興味を持つ会社は出てくるのではないかと思います。

20)ペット用虫除け服など

19と同様、ペット用の服、虫除け服など、ペットにお金をかけられる余裕がある人向けに、丁寧に描きますということを伝えると良さそうです。

21)外国人向けに提案する

日本の絵や画風を好む外国人(訪日客はこれから増える)向けに提案します。できれば動物やペット向けの観光地などだったり、または旅行会社の一つの旅行企画として提案してみるのも面白そうです。お一人様必ず同伴ペットの絵を描いてもらえるなど。

以上、効率化は非常に難しいですが、法人への提案の前に、自身のサービスを磨いてかつそこから突破口を開いてけば自ずと道は開かれるのではないかと思いました。

うまくいくものがあったらまた教えてくださいね!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。