借金問題解決サービスへの集客アイデア

質問

現在、多重債務者、資金繰りにお悩みの経営者の方、個人の方などの借金の問題を解決するサービスをしていきます。競合が士業などの弁護士などになります。

大手法律事務所など多額の広告費用を投下して集客しておりますが、当社では広告投資する販売促進費用が限られております。基本的にブローカーの仕事なので利益率が低く費用対効果がありません。

破産宣告をしないように低コストで救済できるサービスを提供しています。借金関連で自殺など考えている人助けにもなるサービスなので普及していきたいのですが、なんとか月に10名ずつセミナー等で集客する術があれば御指南いただければ幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

回答

1)漫画に広告する

そもそも広告費用などが使えないところでの広告ということでやや矛盾していますが、アイデアというところで。

例えば、広告でも漫画風のものがあれば面白いわけです。とくに最近はウシジマくんであるとか、昔からありますが、借金にまつわる話などは多く存在します。

それらを面白がるのも不謹慎となりそうですが、そういったものを見る人が仮にお金に困っている人であれば(ターゲットがここでずれる可能性は高いですが)、そこに広告を出す、または若手の漫画家を育てるところとか、若手漫画家向けのところで協賛広告を出すなどです。

これらは大手がやるとは思えないので、当然大手のやる広告ではないところで戦うというところです。

2)行政の広報紙に広告を出しそこから信頼を獲得する

例えば、自治体で人口2-5万程度の町であれば、ざっくりですが、Webのバナー広告は数万円も出せば、もっと安いかもしれません。また、広報紙などの下部や広告などもそこまで高くないはずです。もちろん広告審査などはあると思いますが、そういったところで行政のものに広告を出します。

これは悪用ではもちろんありませんが、行政の刊行物に広告があると見る人は変なところではないだろうという印象が働きます。もちろん、行政はその広告のサービスまでを保障しているわけではありませんし、広告ということを知っている人でもというところです。

まずターゲットに近い人が住むエリアでそれらを出稿します。次にその広告実績をもって、例えば広報紙にも出稿していますなどとして、それらをチラシや販促物のキャッチコピーや売りとします。大手がCMでやっているとかの文言を入れるのと同様のパターンと考えればいいかと思います。

さらにその広告活動をもって、地域のNPOでとくに借金問題、または奨学金返済、またはお金に関するリテラシーを高めるとか、お金関係の活動は色々ありそうですのでそこと何かやるという提案をしていきます。

そうやって関係者を巻き込みながら信頼を獲得していくと、後述しますが、人は数名程度であれば毎月呼べる程度にはなりそうです。

3)勉強会的なものは難しい

勉強会など、セミナーなどと同様でありかなと考えたのですが、話がデリケートであり、借金やお金に関するところは、誰かに知られたくないのが心理ではないでしょうか。よって、セミナーでの集客をするならば、相当変化をつける必要があります。

例えば借金やお金の問題は、身近な人に相談すると思います。そこで友達や親や兄弟や親族とかの誰かのために学んでみませんか?万一のためとかの保険っぽい言い回しとかも有効でしょう。

そうすることで、少しターゲットに直接いかないので参加がしやすい。仮に自分の問題でも「他の人のために」という言い訳があると参加しやすいです。自分の問題に直視するのが人はなかなか出来ないですからね。

例えば、ずらすというところでは、マイナンバー詐欺ではないですが、借金詐欺とか、お金のリテラシーを高めるとか、それこそマネーリテラシーみたいな言葉を使ってみたりとか。または親子とかで、子どもにお金の教育をしようというところで、
講座を開いたりとか。そして、誰がやってるの?というところで、ご自身のお仕事を説明すれば非常に説得力が高いし、親和性もある。他のところとは違うかもなと思われる確率がたかります。

よって、セミナー的なアイデアという、セミナーであれば、上のようなずらしたテーマをあげることで集客が出来そうです。ターゲット自身と直接話したいのであれば個別相談会を予約制にしてやる必要がありますが、これは大手と差別化が難しく同じ土俵になり戦いがしづらそうです。

ここに勉強会として、お金の知識を身につけようとなれば、ターゲットが広がっていくのでよりセミナー化しやすくなるというところです。

4)NPOとの連携

例えば、ピンクリボン運動であるとか、そういったNPOや社会性のある話題があります。それと同じように、借金問題を解決するという手法は異なれど、例えば自殺防止のNPOがあったり、そういったところと連携することもアイデアでは考えられます。ただ、駆け込み寺とか、カウンセリングとかの専門性が必要なところもあるので、それらは役割をきちんと分担して、実際の実務などをご自身でやるなどを明確にしていくと良さそうです。

これは要するに、社会性のある課題はNPOなどと仲良く形にしていったほうが一般のビジネスと一緒に並べない(やることは一緒でも入口が違うと違う印象になるので)というところですね。

不謹慎かもしれませんが、自殺予防プログラムみたいなものがあって、そこでこのプログラムを実行すれば多くはこうなるという事例を作るとその枠組のパッケージ説明会などもしやすくなるかもしれません。ただ他の社会課題、例えば引きこもりとか、ホームレス問題とかもそうですが、一人になって孤立するパターンがあるから問題になるかと思います。

つまり、上でも述べたずらすというのは、ターゲットが何か一人で解決できる問題の
範疇を超えている、または出来ないからそうなっているというのもあります。
よって、家族や関係者を巻き込んで人と関わるところからはじめていくことにもなりそうです。

5)ターゲットとサービスを分ける

経営者の事業資金のやりくりは確かに中小企業の経営者が自殺するとかでリンクはしていますが、個人でギャンブルをして借金して自己破産というパターンと同一にしていいか・・・という話はあります。

つまり、浪費やその原因をどういうところで分けるか、全ての人が悪意があって借りたわけでもないわけでしょうから、そこはもっと踏み込んで絞ってもいいかもしれません。

例えば主婦向けに提供したい。かつ主婦で旦那が働いているし、子どももいる。借金をしたいわけではないがとはいえお金にも困っている。そういう人って、実は借金でなくまっとうな仕事があればまっとうに働くわけですが、そうなると水商売とかちょっと夜の仕事になっていきがちですね。

そこをどう捉えるかです。結局借金を抱えている人限定なら、そこに絞るべきで、大手と争わないのであればさらに大手が嫌がる、効率的でない案件をとりにいくのが戦略としては正しいことになりそうです。

そこはご自身の知識やノウハウで絞り込めるのではないでしょうか。

6)ハローワーク付近での活動

失業時にハローワーク等を利用していたことがあるのですが、その際にお金に困る人は多いわけです。失業だからですね。

そうすると、勧められるわけではありませんが、ハローワークの外に、派遣登録会社の人がスーツでいて、道端でチラシを渡したりしています。彼らも必死ですね。

つまり、ハローワークなど失業時に近い人がいるところではお金に関わる問題も顕著になります。また仮に働いていてお金を返していたが、ある日首になった借金が重荷になってきている。という人が仮にいたらまさに近いターゲットかもしれません。

この場合はかなり人的リソースがいりますので、これをやるなら、まずは若者向けのハローワークなどの機関にチラシをおいて宣伝するなど、やり方を考えても良さそうです。

7)低所得者向けのエリアマーケティング

国勢調査などから年収等もある程度分かるわけですが、それらを統計データとして使うことである程度絞り込んであまり裕福でない人のところへポスティングするとかも出来そうです。

貧困ビジネスなどとして、建築基準法を満たさない家、脱法ハウスなどが話題になりましたが、とはいえ、そういう変なビジネスではないのでまっとうなやり方ではあると思います。

8)フリーペーパー掲示板に投稿

フリーペーパーにある買います売りますみたいな募集は数千円で投稿できるかなと思います。そこに借金問題悩み相談乗りますという募集を出します。なかなかこれだけで集客はできないかもしれませんが、今までのアイデアと重ねていくといいかもしれません。

9)制度にハザマにいる人がいる

実際のNPO関係者の話です。とくに貧困というところもありますが、何かしらの障害であるとか、働けないとか色々な事情があってというところでしょう。

それらはNPOの人に聞いたほうが詳しいわけですが、彼らの話を聞くだけでもヒントにはなるかなと思います。例えば直接的ではないですが、貧困や困った人がどこへいくかなどは知りつくしている場合、ターゲットに近づけるチャンスにもなりますので。

10)まとめ

月に確実に人を呼べる方法のヒントになるか分かりませんが、まとめるならば、ターゲットからずらしたところでセミナー化する。またはそれらの前後、つまりそうならないために子どもとか、または経営を考える人向けに、お金の教育というアプローチをする。

もっと直接的にターゲットと向き合うならNPOとの連携で、より社会性の高い仕事としていく。ソーシャルワーカーとかまさに色々な現場がありそうです。

それらのセミナー化したコンテンツで人を集めていき、口コミでつないでいくというところがトータルのアイデアとなります。

一つでもヒントになれば幸いです。

お仕事のご発展をお祈りしております。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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