ガソリンスタンドでの棚卸効率化アイデア

Q.ガソリンスタンドで、燃料以外の商品の棚卸を効率的に行いたいが、そのアイデアはないでしょうか。棚卸は、25日から徐々に棚卸を行い、月末に最終の情報を入力いたします。
・在庫がどこにあるか誰でもわかるようにしたい。
・過剰に在庫があるか明確にしたい。
・棚卸時間を短くするにはどうすればいいか

A.以下で回答致します。

1)在庫が分かるアイデア
例えばですが、分類法というところでいくと、
色分け、図書館のようなコードNoで分ける、
サイズや種類で分けるなどが考えられます。

商品点数はそれほど多くないと想定して、
図書館や大型書店の検索端末の精度は不要、または大きな倉庫での
検索システムではないというところをイメージしています。

大中小など、例えばタイヤはT、バッテリーはB、オイルはO、ワイパーはWとして、
それらの頭文字で何かが分かる、かつタイヤでも色々な種類があるので、
W1、W2などサイズなどでつけていく。

最も商品番号や製品番号はあるのでしょうが、これらでは識別しづらいので
独自のカテゴライズをするというところとなります。

また時系列に並べるのも有効かもしれません。
例えば、商品購入日に棚に順番に並べる。すると、商品はバラバラですが、
時系列で並んでいるので買った日が記録されていれば分かりやすいです。
(例えばお客さんに誕生日にはがきを送るという話があり、
それで適切にはがきを送るという話がありました。)

こういったアイテムですね。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/grooveplan/scw175.html?sc_e=slga_pla
ここに例えば、購入費ごとに買ったアイテムカードを作りそれをいれておく、
棚卸担当者はそこから順にカードを持って行って、おそらく5営業日ほどで
時間が空いている時に行うのでしょうから、中断してもカードを戻せばOK。
逆に終わったらカードを終わったホルダーに入れておけばいいのではないでしょうか。

売れ筋順というのもあります。
もっとも商品に関しては棚卸と分析は別々にすべきでしょうが、
そもそも優先順位として商品群でタイヤとバッテリーがメインなら、
それらを優先したり、最初にやったほうが細かいものを数えるのはまとめたほうが楽という発想です。

2)過剰在庫チェックのアイデア
物理的に棚に積む際に線やテープをはっておき、そこまで積んで合ったら
過剰在庫に危険性ありとします。

信号のような青、黄色、赤として、
ブックエンドようなものか、立てられるようなものを用意して、
色カードを使います。
そこで、青は適正在庫、黄色は例えば販売平均より多いとか注意傾向、
赤は過剰になっているということを示すということを棚において示します。
もっとも、これらは棚卸後に知りたいのか、棚卸中に知りたいのか、色々なシチュエーションで分かれると思います。

3)効率化のアイデア
ハンディターミナルでかつ無線(Bluetoothは10mほどですが)で
バーコードが商品にあればそれを読み取ります。タイヤなどそのままおいてあれば、
商品タグをタイヤのそばに置いておきそれを読み取るという工夫が必要です。
例えば、業務用だと数万円はしそうですが、個人用?なら数万もせずに買えます。
これらはキーボード入力などの入力と同様なので、テキストファイルやExcelなどを立ち上げておけば、自動的に読み取りが可能です。
http://www.indexpro.co.jp/Category/1336

得意な人に任せてしまうのは誰にでも出来るということになりませんが、
得意な人がコツを教えるなどは有用な視点かもしれません。
それに似たやり方で、マニュアルを作成するのもあります。
そのマニュアルも作った通りにやるというのではちょっと面白くないので、
スタッフが作ってそれを自分たちで改良していかに早くできるか、
より早い人には何かご褒美を上げるというのが一つの手かもしれません。
これは「棚卸」をゲーム化したり、楽しいものとして、競うというアイデアとなります。
大戸屋等の飲食店はスタッフがマニュアル通りに作って美味しい料理が出来上がるということになっているそうです。

現状の棚卸に掛かる時間をまず計測する必要があります。
ストップウォッチでまず測り、基準の時間を作ります。
そこからどれくらい短くできるかをスタッフで考えるというのも手ですが、
毎月どれくらい早くできるかは記録しないと出来ないことなので、
記録をして、かつ怪我や安全にやるということも大事だと思われます。

Amazonなどではわざわざダンボールが商品に対して大きいそうですが、
それはベルトコンベア等で動かすために効率化するためだそうです。
よって、商品や何かを特定のサイズにしたり、棚卸時間を決めて行うなど
統一化することで効率化できる部分も出てくると思います。

まとめ)
効率化という意味では、同じことをまとめる、
ボトルネック(最も時間がかかるもの)をどうにかできないかを考える、
工程を分解する(棚卸は、商品チェック、入力等のフローがあると思うので)、
というところを地味にやっていくしかなさそうです。

一つでもヒントになれば幸いです。
失礼致します。


筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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