プログラミング等のスキルを活かした7つの新規ビジネスアイデア

質問

Q.現状のビジネスの売上が停滞しているので、新規ビジネスを立ち上げたいと考えている。スキルとしては、プログラミング、IT、文章、企画などができる。ノウハウなどを売る形が望ましく、個人事業規模のもので、考えられる新規ビジネスアイデアを考えて欲しい。

回答

A.以下で回答致します。

1)作家エージェント

書店や出版業はこれから新しい部分が伸びていくと考えられます。
例えば、作家エージェントなど作家と二人三脚で作品を作り、そしてそれを売っていく見せていくというビジネスです。文章スキルを活かせば書くこともできますが、どちらかといえば企画的に作ったり、どう売るか、それらを作家と寄り添ってつくるものです。

例えばこんな記事が最近ではありました。
http://magazine-k.jp/2016/04/08/straightedge/

有名どころでは、コルクやアップルシードのような作家エージェント会社が参考になります。
http://corkagency.com/
http://www.appleseed.co.jp/

これらはプログラミング要素がないので、逆にプログラミングや自動化、システム的な仕組みを入れることで、例えば、作家に対するフォローやサービス、または無名作家もある程度仕組み化して、作家エージェント的な仕事になりえる(簡単にいえば秘書的なサービス)ことも考えられます。

無名作家を掘り起こす意味合いではプロデュース的なスキル、または育てる意味では教育的スキルが必要ですが、例えばプログラミング系の本などを専業とした、作家エージェントなどは、多くのプログラマーやITエンジニアがいる中、面白い部分になるかもしれません。

2)既存ビジネスで得たノウハウを売る

そのままですが、今までの既存ビジネスで成立したものをまとめて売ります。
最も過去のノウハウとなるので売れづらいかもしれませんが、編集の仕方によって、どんなビジネスであれ基本は一緒というところで、参考になったり価値が強調できる部分があるはずです。

例えば、既存ビジネスにおいて、とくに成立する、または売上が伸び始めるなどの、最初の成長期などの部分で何をしたか、どうやっていたか。それらをまとめるだけでも価値になります。

そのノウハウを売るだけではすぐに終わるので、自分だけのビジネスノウハウ作成サービスのように、既存のビジネスを今までやったり、手がけた人、またはそれらをノウハウとしてまとめてみたい人向けにサービスを提供するのほうが筋が良さそうです。

失敗すると、情報商材売買サービスみたいになりますが、そうではなく、創業時での売上の上げ方の例など、小分けにしたりすれば全く違う見せ方になっていくと考えられます。

3)プログラミングの教育サービス

とくにWebなどでプログラミング教育系サービスはいくつかあります。

http://dotinstall.com/
https://codeprep.jp/
https://codecamp.jp/

色々ありますが、まだまだプログラミング教育やITサービスの学び方で飽和感があるという感じはありません。まだまだ学びたい人やプログラミングを学習したい人は多いと思いっています。

この場合はノウハウでいえば、プログラミングというよりも、どう伝えるか、どう学んでもらうかの方がポイントになる気がします。学習や教育の仕方というところでしょうか。

また、継続的に勉強する仕組みをこのような「人にプログラミングを教える」ことを仕事にしたい、いわばプログラミングの先生向けにシステムをレンタルするような仕組みもありだと思います。
先生向けのシステムレンタルサービスということですね。

他には、シナプスのようなサロンサービスは、今後もっと出てくるかなと思います。
https://synapse.am/

コミュニティ型のサービス、プログラミングを学びたい人が集まる、でもそれはwebの旧来の掲示板サイトというよりは、もう少し身近で学べるものといったものを目指します。

なかなかそういったサービスはマネタイズが難しいのもありますが、運営していく中でサービスを特化させるのも手だと思います。塾講師のような1vs数人でのグループ学習なども効果的かなというところですね。Skypeやハングアウトやサービスを組み合わせても面白そうです。

4)ゴーストライタービジネス

作家など向けに作品のアイデアを文章や絵コンテ、イラスト、企画書など
様々な形で提案をします。最も作家は「作品アイデア+文章表現」ということだと思いがちですが、文章表現は出来るが作品アイデアがないという人がいるかもしれません。

作家という特定の人にアイデアも、その実現すべきスキルも求めるのではなく、そこを切り分けて、アイデアに困った作家向け、作家とはいえ色々な作品やジャンルがあるので、それらに合わせて提案をしていく仕組みです。

例えばアイデアをクラウドソーシングで集めて、それを作家クライアントに販売するなどです。またそのまま売るのではなく、編集や加工をして付加価値をつけたり、より特定のジャンルで使いやすいなどにしたり、漫画家向けの素材集のごとく、特定のシーンの「アイデア」を文章表現込みで入れても面白そうです。

背景倉庫
http://haikeisouko.com/

これになぞらえるならば、表現倉庫みたいなものでしょうか。

5)Webサイト制作サービス

プログラミングでも、スマートフォンなどのアプリ開発、WebサイトなどのWeb制作開発、業務アプリケーションの開発は違うと思いますが、とくにWebサイト制作は飽和感はありそうです。

しかし、切り口を変えればいくらでもまだまだアイデアはあると思われます。

例えば、簡単にWebページを一枚作れる、いわばランディングページ風ですが、
ペライチというサービスがあります。
https://peraichi.com/

例えば、プログラマー向けのWebサイト制作などという視点もありですし、複業をやる人が増える中、それらはフリーランスほど立派でなくてもいい、でも簡単にやってることを紹介できたらいいという、とはいえ趣味ではないなどの、ニーズを満たせる可能性があります。

例えば複業イメージでいくと、二枚目の名刺というサイトがあります。
http://nimaime.com/

これらの二枚目の名刺を持つ人=そのWebサイトがあることで、また面白くなりそうだというイメージです。もちろん、上のペライチでカバーされたら終わりですが、複業実践者向けに特化した価値を見い出せばいけるんじゃないかというところです。

 

6)シェアリングエコノミー提供サービス

Airbnb等の民泊サービスがありますが、そういったシェアリング系のサービスを手軽に作れるサービスはまだ日本では見かけたことがありません。

シェアトライブというサイトは、例えばサーフィンのレンタルを簡単に開始できます。英語です。
https://www.sharetribe.com/

日本であれば試してみたいところですが、例えば音楽教室をやっている先生に、ピアノや楽器のレンタルサービスとして登録してもらって、それらを簡単に運営できるなら、音楽の先生以外の部分でのビジネスも増やせるので大いに興味を持つ人が多そうです。

近いサービスでは、
Airbnbのクローンシステム
http://sharingeconomies.jp/teaser/

があります。
デモサイトはお茶会マッチングになっています。
http://matcha-match.herokuapp.com/

これらのサービサーになることを目指すビジネスです。提供後はフォローの仕事も継続的に生まれますし、シェアリングエコノミーのコンサルという立ち位置も強力になりそうです。

どちらかといえば、小規模経済向けであって、世界規模のサービスを作るというのでなく、地域ローカルビジネス支援という位置づけですね。

参考としては、こういうサービスもあります。

野菜ネタ
http://techable.jp/archives/39206

日本だとこういうのも
http://www.tadayasai.com/

7)BOT開発

LINE BOTなどメッセンジャー等のBOT開発が今後盛んになりそうです。

http://jp.techcrunch.com/2016/04/12/20160411betaworks-botcamp-wants-to-give-10-chatbot-startups-100k/
http://jp.techcrunch.com/2016/04/14/20160411botlist-is-an-app-store-for-bots/

チャット的なUIを使えるので、色々な人がアイデアをもって参入できるかですが、LINEスタンプのようなデザイン枠でなく、プログラミング枠になりそうなので、BOTを使った仕事が増えるかもしれません。

そこで、BOT開発をいち早く手がけたり、成功事例を出すか、または中小企業などでも使えるBOTやtoC向けサービスをしたい人にBOT開発を単純に売ります。
または、上のプログラミング教育と同様、BOT開発講座や教育プログラムを作ったり、BOTアイデアマッチングをするサービスをしたりなど考え方次第でかなり広がります。

パイザは、コードを書く×転職という組み合わせのサービスで面白いと思います。
https://paiza.jp/

BOT自体のマーケットプレイスサイトを作っても面白いかもしれませんね。

8)まとめ

プログラミングというスキルは強力で、さらに他の文章やITスキルも強力です。
アイデア次第で何でも出来そうという印象を受けました。

一つでも参考になれば幸いです。
失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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