ku本を読む。ブログ本からセルフパブリッシング本まで。

シゴトクリエイターの大橋です。

がしがし読んでます。完全に習慣化してますね。

読んだ本

ブログを10年続けて、僕が考えたこと

ブロガーの倉下さんの本。この方の本結構好きなんですが、これも面白いですね。別にプロブロガーがだめとかでなく、今のブログが駄目ってことでもないけれど、何か昔のブログ黎明期とか楽しい感じは分かるなあと。まあとはいえ、今も同じ感じでやることはできるわけで、SNSやTwitterがあるからそっちでやると、ブログ書かない感じとかもあるけれど、やっぱブログいいよねー。

そういうのってやっぱ書くとか、何か伝えるとか、どうでもいいことかもしれないけど伝える何か。たかがブログというわけでなく、個人が伝える基本ツールそして応用ツールとしてもやっぱブログいいなあ。

そんな著者のブログ愛を感じられる本でした。読後感としては、何かブログっていいなあという気分になりましたね。テクニックとかそういうことではないところも大好きですね。

 

超地域密着マーケティングのススメ

かなり濃かったです。和歌山でリフォーム業を営む、というよりも地域密着店だからリフォームだけというよりも小さなお店でなんでもやる著者の仕事の考え方、マーケティングもそうですが、仕事のやり方が書かれています。

著者の仕事の考え方はわりと好きで、ノウハウ的なものもありますが、都心部ではない郊外、いや田舎でどう生き残るか。個店でも色々できるんだよねということ、商売の面白さや深さを考えさせられる本でした。

 

企業の特許部門の部員が知っていること(前編)

面白いです。特許ってそもそもなんであるかという話が最も印象的でした。

簡単にいえば、特許は産業の発達の寄与するために作られています。特許制度がないと、例えば他人に真似されるだけなので誰も「公開」することはありません。それでは他に有用な技術が伝わらないので「公開」するような制度、当然それらは「保護」と同時に権利として主張できるものが作られたとなります。

もっといえば、発明を一定期間独占できるけど(20年)公開してねということになります。僕の理解は保護できるだけで、産業発達寄与という感覚が全然見えてなかったので新鮮でした。なるほどなあと。

よって、特許庁の人件費、企業が出願費用として出す調査費用等などこの制度があるために「コスト」がかかります。その総コスト以上に日本国の産業発達のメリットになると。試算はつらいですが、確かにそれくらいアイデアにお金をかけても広めるほうが良い気がします。特許制度って誰が考えたのか興味を持ちましたね。

あと商標権については、阪神優勝事件が面白いです。阪神優勝という商標を登録したという話があって、その話の解説がされています。簡単にいえば、商標権はネーミングそれだけで成立するのでなく、サービスなどの役務と、範囲が明確になっていて効力を発揮するわけで。あと認識されるというのも大事ですね。このあたりはぜひ本書を見てみてください。例えば関連として、「阪神優勝」が使えないは勘違い!商標無効審判とは?など他サイトですがありますね。面白いですね。

 

企業の特許部門の部員が知っていること(後編)

後編も面白かったです。とくに特許のコストや改良発明などのやり方などもあったり、それぞれの特許、実用新案、意匠、商標についてのメリットが書かれていています。

読み物としてもいけるので知財などさらっと見てみたい人は入門として面白いと思いました。

 

無名イラストレーターが、何故200万円を稼げるようになったのか: ゼロから200万円の売上を構築するための3つのステップ

さくっと読めます。200万円の売上については、著者がサポートした人の一事例ということです。最後にところで、最初のスタートをしてイラストレーターの方が、3年間で250万以上の売上を達成ということが書かれています。

そういう意味で、ビジネス書にありがちなノウハウということより、著者の実体験ベースの話というところになります。僕の書いたわたしの仕事の作り方もそういう本なので、あまりノウハウやすごい事例や真似できそうなことを期待されると良い意味で肩透かしを喰らいますね。

それはその通りで、そもそも何をどう学ぶかでしかないというところです。

さて、本書の内容は書かれている通りで、ニッチなポイントとしては、イラストレーターで趣味でやってる人が「出て行く」ポイントです。いきなりできるわけがないのですが、最初の一歩が「ペンとスケッチブックをもって外に出かける」ことで、カフェなど人がいる場所で描くことがわりと気持ち良く(それまで絵を見せたくなかったのに)というところです。こういうのって小さいことですが、めちゃくちゃメンタルには大事な話です。

何か売ろうとする人が最初の一歩が踏み出せない時って大体何かアクションを閉ざしてしまうのでそうではなく、何か方法があるはずだという相談相手がいかに大事かも分かりますね。

そして3年間で250万というのは、年間で80万ちょっとです。正確には以上とありますが、年80万であればイラストレーターの売上であって、報酬ではない点(イラストレーターの経費がデジタルならその時間、または勉強代、PCやツール等が要ります)なのでその経費が必要でしょう。そして、副業またはビジネスまたは自分で仕事をする上で基盤としてはそれだけでは食える金額ではないですが、趣味でお金にならないと思っていたものが年80万に化けたと考えれば大きな話です。

この手の話、というかシゴトづくりとして読んだのですが、金額ではないぞということをつくづく感じます。趣味をシゴトにしろというわけではないですが、好きなことでお金になればやっぱりいいよねということはやっぱり根強いだろうなと思います。

さらっと書かれていますがそれを実践するには、最初の失敗ということで「不得意なやり方」で戦わないことが書かれていますがそれも非常に大事なことですね。

ぜひ気になった方は読んでみてください。

 

やる気クエスト(1) (純コミックス)

やる気というものを学びながら、RPG風のコミックです。面白いですね。実際にはやる気の世界地図を探す旅に出ます。地図に書かれた「やる気」を出すにはを集める冒険ですね。第4巻まで出ています。

 

やる気クエスト(2) (純コミックス)

やる気クエスト(3) (純コミックス)

やる気クエスト(4) (純コミックス)

いわゆる娯楽的な漫画とはテーマ性が違いますが、やる気という身近なものをビジネス書でなく、漫画にしてかつ、内容も面白いのはさすがだなと思います。まあ、冒険ものが好きな人には物足りないとかあるかもしれませんが、ここではやる気の理解を深めるのがテーマかなと思うので。

4巻まで読んでややネタバレになりますが、やる気を出すためには、リターンを実感できているか、漠然とした不安感があるか、緊急事態かどうかというところまでで3つ出ています。

1つ目は、何かやっても得られるものが良くわからないならやる気は出ないわけです。だから、リターンを明確にするということになります。漫画の中では、いまやる気を出すことで成果を得られるということが分かる、ということです。これ結構当たり前っぽいですが、そこ設定するのがわりと大変だったりしますよね。

2つ目は、漠然とした不安がある場合は買い物とか掃除というものにやる気を使わせてしまうので、5分だけでいいから行動を明確にする、いわゆる鍬を入れるという話ですが、その話です。

3つ目は、緊急事態かどうかです。締切効果といえば分かりやすいですが、それも本当の締切でないと緊急事態という認識にもならないと。モンスターとの闘技場での戦いでは、そのヤバさを見える化して、冷静に考えればやる気は出るという話です。なるほど、確かになあというところです。

4つ目は、4巻でエリスの塔を攻略しようとしているところなのでこのエピソードがつながってくると言えそうです。ラストが楽しみですね。

やる気についての理解を深めると、おそらくですがやる気をハックするという方が正しい理解になります。やる気が出ない時にどうすればいいかの選択肢を持てたり、予防が出来るのでいいなあと思いますよ。

 

ゼロから始めるセルパブ戦略: ニッチ・ロングセール・オルタナティブ (セルパブ実用書部会)

倉下さんのセルフパブリッシングについて書かれた本。タイトルにあるニッチやロングセール(ロングテールを長期にやる)、自分のやり方を貫くみたいなことが丁寧に著者の実験検証などから書かれていて大変参考になります。

電子書籍を個人でやる、つまりセルフパブリッシングをする人は勇気づけられる一冊だなと思いました。良書です。

おわりに

やる気クエストがわりとさくさく読めてコスパが良い感じです。ライフハック系文章は苦手だけど漫画ならイケる人はぜひぜひ試してみるといいかもしれません。

今回はこんなところで。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

ビジネスアイデア相談窓口

ビジネスアイデアに関する、アイデアや企画、事業、起業についてカジュアルなご相談はお気軽に壁打ち可能です。

詳細はアイデア相談窓口(お仕事依頼)をご参照ください。