みんなで応援して電子書籍を作るサービス「ブクリパ」を弔う

ブクリパ

シゴトクリエイターの大橋です。

今回は僕も使わせてもらってお世話になったサービスの弔いです。

画像ロゴはブクリパの公式Twitterアカウントから借用しております。

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ブクリパ

ブクリパとは、Book Republicという名前のサービスで、個人作家向けに下書きなどの段階で公開することで読者をファンにしたりしていくサービスです。公開前原稿が見えるのが価値みたいな感じでしょうか。

ドメインはありますがすでに謎のアフィリエイトページになってるので、サービスは終了したと判断しています。

当時のサービスのプレスリリースが参考になります。

Facebookページもアクセスできず、Twitterはありますが更新が1年前くらいから止まっています。

なお関連サービスとしてポップズというポップを載せたサムネイル系のサービスもあったのですがそれも見えないですね。

サービスの使用印象

僕の場合は、二作目の本である「シゴトが生まれる真実の瞬間」という本をこのブクリパで書き上げました。途中でコメントをもらったり校正的なことを読者にしてもらって大変うれしかったです。

ただ、サービスの仕様で、10人とか投票出版が入ると「出版」が出来ます。それに満たないといつまで経っても出来ないんですね。しかもこの出版は別に本の出版でなく「電子書籍出版」なので、KDPとか楽天koboとか別に自分で出そうと思えば出せるのに足かせになってしまったというのがもったないところでした。

そういう意味で応援したいサービスでしたが、足かせになってしまったので、サービス開発者でもある田中さんに連絡を取って「すんません。作っておきながら他でリリースします」という連絡をした覚えがありますね。懐かしい思い出です。

ブクリパから学べること

では、何をどうしたら課題を解決できたか、またはサービスが継続できたでしょうか?

いくつか課題があると思います。

1.そもそも個人の電子書籍系はニッチで大きな市場ではない

市場の考え方ですが、まあマイナーなわけです。利用者を増やしていってというのは結構地味です。例えば1年2年で結構大きなサービスにするにはちょっと厳しいというところでしょうか。例えば言い値書店等のサービスをリサーチすれば雰囲気が分かるのかなと思います。要はスケールしづらいのは、ターゲットである「電子書籍作家」が自体が少ないからですね、個人の無名の人という意味でです。

ですから、ニッチ系で攻めるという感覚があればキャンペーンや金銭的インセンティブを押し出すのではなく、あくまでファンがつくとか、一緒にコミュニティが出来るとか、そういう方向が良かったかなと思います。もっともそれをやれば回復できたかは不明ですが。

2.個人の電子書籍出版の応援は難しい

これは個人起業のコンサルとかが成立しづらいのと同様です。最もやり方によっては出来るのでしょうが、普通に考えて個人で起業をする人はお金がないのでその人が「アドバイザー」にお金を出すことは稀です。どれくらい稀かは100人いて1人出してくれればいいほうではないでしょうか?(単に起業したいという人が起業しないというのも含めます)

そういう状況が推測されるので、例えば個人電子書籍作家で「表紙デザイン」にお金をどれくらい使うか・・・1万円も使えばいいほうではないでしょうか。同様に宣伝コストやその他経費をどれくらい算出するか。多くは0円ではないでしょうか。僕の感覚ではこれは大体あってると思っています。

それらのお金を持たない人の支援は厳しいです。そして、ブクリパではそれらと全く同一ではないものの、個人の電子書籍作家を支援するわけですから、結構な露出、つまりPVやサイト自体が見られていることが一定数ないとブクリパからブレークするとか、そういうことができません。

一方で大手がやっている、Eエブリスタのような小説投稿サイトとは圧倒的な資本か、またはノウハウか今までのリストからそれらの閾値を軽く超えるので100,1000では大した作品ではないものの、数万数十万もいれば発掘できたり、何か算段が出来ると感じます。もちろん、これは大手や資本がある場合だったり、結果的にいっているわけであって他にやり方があったかもしれません。

これは支援というのは何でもそうなのですが、かなり限定的にポイントを絞らないと空振りに終わることになるので、その辺りが大事なんですね。例えば電子書籍を書くことであれば、本当に作家として書いてみてここのサポートがないからボトルネックになってるんじゃないか?という説得力があるサービスでしょうか。

3.マネタイズが見えなかった

人様のサービスにケチをつける形で恐縮なのですが、実際にマネタイズはある程度やったら見えるとか、色々なケースがあります。マネタイズというと、なんかそれっぽいんですが、要は収益をどうあげるか、稼ぐ仕組みというところです。収益がないと多くは続けられませんというか普通は続けられませんので、水面下やパトロンとかそれらの仕組みが必須です。

さて、電子書籍を応援して作っていく。それならサロン系サービスとかファンコミュニティとかが相性が良さそうですが、それであれば一定の読者やファンが必要です。または作家からお金を取る場合、またはサロンの手数料を取る場合でもある程度の利用者が必須となってきます。

どちらかというと出版を成功させることで印税を還元するとか、金銭的なインセンティブで動機づけ印象がありましたが、どちらかというとお金を稼ぎたい人もいればお金よりも書籍が売れることとか、レビューがもらえることとかそういう金銭でないリアクションにフォーカスをしたほうがやはり良かったかなと思います。

電子書籍出版サービスであったほうがいいもの

さて、最後に、電子書籍サービスであったほうがいいだろうというものを考えてみました。何かサービスを作る予定の方は参考になるかもしれません。

出版系

KDPもkoboも出版は楽な印象もありますが、概ね文章を書くとか何かIT的に慣れている人にとっては、という条件付きです。代行系サービスは筋が悪いわけではないんですが、手間がかかります。

そこで簡単に、本当に記事を書いて「発行」と押せば電子書籍が出来るというサービスを作ると良さそうです。

EPUBというファイルを作るためにはこのでんでんコンバーターというサービスが便利です。

電書ちゃんのでんでんコンバーター - でんでんコンバーター

電書ちゃんのでんでんコンバーター – でんでんコンバーター

 

でんでんエディターはマークダウン形式で書けるので、多分、でんでんシリーズで、エディターで書いて、コンバーターで変換、それを下記で紹介するでんでんランディングページというセットで使えば結構簡単に電子書籍は出来そうですね。やりますねー。

 

校正、修正系

正直これらは手間です。人によっては楽しくやれる人もいるとは思いますが、クラウドソーシング等を使うのが最も最適かもしれません。そういう意味ではクラウドソーシングサービスをどう個人が使うかという視点、個人が持ちうる仕事をどう振るかということになるのでやはりポイントになりそうです。ココナラとかシュフティとかが良いかもしれませんし、Lancersやクラウドワークスとかのタスクも相性が良いかもしれません。

 

宣伝系

例えば、でんでんランディングページというtumblrを活用してLPを作れるサービスがあります。非常に優れていると思いますが、単にtumblrの個人LPでは集客力はないため、見た目はいいけど実際はなかなかというところかなと思います。もちろんうまく活用されている方もいるだろうと思っています。

 

このサービスは、ランディングページを電子書籍特化型でしかもTumblrというSNSサービスで限定して作ることで、面倒臭さは実際はあるのですが非常にシンプルに電子書籍作家に訴求しています。宣伝ページ作るのにこれを活用した方も結構多いのではないかと思っています。僕も作らせてもらいました。

この手のサービスはもっとあってもいいのですが後続や他のサービスがなかなかありません。このあたりはブルーオーシャンですが、マネタイズの仕組みがーというところでめげてしまうかもしれません。が、何かありそうです。

アイデア系

そもそもアイデアがないとか、書くのはちょっという人はダメですが、まあそれらも今ではインターネットを使えばある程度は補えるのでノリでやるのもありかもしれませんねー。もちろんアイデアにお困りであれば相談にノリますのでお気軽にどうぞ(笑)

おわりに

ブクリパが終わってしまったということは知らない人にとっては全くなんともですが、今後また別サービスや新たな事業が出てこないかと待っております。電子書籍系の支援サービス等で良さげなものがあればぜひタレコミください。検証してみたいと思います!

 

ビジネスって面白い、アイデアの価値ってもっとある。そんなことを自分なりに伝えられないかという思いから、シゴトクリエイターをやっています。一緒に楽しいビジネスを生みだしていきましょう。1記事でも何かヒントになれば嬉しいです。

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