颯爽と登場したクラウドツイーティングサービス「GHORUS」を弔う

ghorus

シゴトクリエイターの大橋です。

GHORUSご存知でしょうか?一時期話題になったサービスです。かろうじてサイトトップだけ見えますが、お知らせとあるテキストに、

お知らせ
GHORUSのサービスは2016年1月をもって終了致しました。長らくのご愛用有難うございました。先生の次回作にご期待ください。

http://ghorus.com/より引用)

とあります。

このサービスがなぜうまくいかなかったなど考えていきたいと思います。

颯爽と登場したGHORUS

読み方はゴーラスでいいと思うんですが、サービスはかなり特徴的です。ツイッターやFacebookなどでフォロワーや友達の数が少なくても、応援する人が一定数集まったら指定時刻に同時拡散するというものです。

文章だと若干ややこしいんですが、イメージとしてはクラウドファンディングのサクセス条件が「目標金額」でなく「目標応援人数」であり、リターンが「プロダクトや権利」でなく「同時ツイート」ということです。

早速登録して使ってみたものです。

オリジナルな特徴が滑ったのではないか

ゴーラスは面白いと思ったんですが、サービス自体を使う人はだれか?

フォロワーがあまりいなくても拡散したいなど、そういう人を応援する形で、いわばインフルエンサーなど影響力がある人または少ししかいないけど応援する人が、一斉に拡散することで話題とすることを狙っていたと思います。

相互に応援する相互リンクならぬ相互フォロー、相互応援システムに近い感じがしました。

それで、昔ですが使ってみた感想としては、まあ簡単に「サクセス」しないんですね(笑)当たり前といえばそうなんですが、サイト上で「誰かのホームパーティーの宣伝をしたい!」みたいなのがあっても、見ず知らずの人のそれを応援ってなかなかないですよね。知ってるなら別ですが。

では他に見られるチャネルはあるか?というと当然、サイト、Twitter、Facebookだけしかないはずです。つまり、端的にいえばサイトにアクセスが相当数ないと、そもそも「見られないものは見られない」ですし、「見られても応援することはない」わけです。

このあたりは多分サービス提供者側も課題としてあったんじゃないかと思いますが、ここの解決こそをこのゴーラスという仕組みがやろうとしていたと思うので、うーんとなってしまったんじゃないかと。

マネタイズは?

個人の方がやられていたかもしれませんが、マネタイズ案としては、フリーミアムで有料オプションやプレミアム機能などでしょうか。一定のアクセスがあれば広告などもありだったかもしれません。

当時のプレスリリース等がこちらで確認できます。

日本初のクラウドツイーティング・プラットフォーム『GHORUS(ゴーラス)』リリースのお知らせ

学べる事は何か?

個人サービスであればより会社よりも消えていくことが早いでしょう。僕も他人事ではないわけですし、1年も持たないかもしれません。

ゴーラスから学べることは何か考えてみました。

  • 特徴的なサービスはニーズの有無が見えないにくので、リリース後修正して改善していくやり方などリーン的なやり方が望ましい
  • クラウドツイテ―ィングというコピーは秀逸で分かりやすい。が、徒党を組んで影響力を持たせるというのだと「影響力バトル」になるので、そうではない徒党を組んで違うベクトルを持たせた方が筋が良さそう(例えば、少し違うが、togetterのように小さくまとめが面白く話題になっているのをチェックできるみたいな小サイズ感)
  • 戦うフィールドとして、例えばSNS上だとしても、例えばアニメやマンガのタイトルを含むイベントなどを宣伝したいなら、そのツイート数が多い人をマッチングしたり、宣伝オファーなどをかけたり(こうなると広告宣伝依頼になるのでステマにならないようにPR表記などがいってまた別だが、でも同時拡散も同じような表記があったはず)違う形にもっていっても面白かったかも。それができたかどうかは別ですね。

そんなところでしょうか。個人サービスだとした場合、別にマネタイズは要らないという人もいるかもしれませんが、良くも悪くも放置気味になりそうですね。修正改善は言うほど簡単ではなかったりしますし。

あと、クラウドツイテ―ィングということはわりとコロンブスの卵的な発想でアイデアはいいなあと思います。しかしそれを形にした時にずれるとか、印象や感覚が異なることもあります。

影響力のある人が応援してくれるのはかなりレアでしょうし、そのためにはサイト設計を影響力のある人にメリットがあるような仕掛けは仕組みであり、主に見に来る人が影響力が少ない人だけでは成立しづらいんですよね。ここめちゃくちゃ難しいですが、ここをやり切らないと厳しいというところでしょうか。

 

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