アイデア系プラットフォームサービスのユーザ数(規模)を調べてみた

シゴトクリエイターの大橋です。

以前、アイデア系サービスのプラットフォームをまとめたことがありますが、それらを活用する人の規模を推定ベースですが調べてみました。以前のまとめ記事はこちらから。

結局僕はアイデア、またはビジネスアイデアというところをどうお金にしていくかについて仮説検証をすることが非常に楽しく、またそれらから逃れられないかなという気持ちが常にあります。ついつい考えてしまうんですね。

別にアイデアという単発にしたいのでなく「すぐれたアイデア」を見たり聴いたりするとやっぱ「すげー!」と思ったり、関心したり、震える(笑)わけですね。

自分のリサーチとして作った感じでもありますが、少しでも参考になれば幸いです。

ブラボー

 

アイデアを手軽に出して遊べるサイトといえばブラボーでしょう。最近使っていませんが、一時期は色々遊んでいたことがあります。

キャッチコピーも昔と変わったような。確かにこんなの欲しいが強い感じになってきたかもしれません。ブラボーがすごいと思えるのは金銭なしでこれを運用している点ですね。1円でもいいから対価が欲しい人には向きません(笑)

同時に利用者はそこを求めてない人、その商品やお題をどう自分に親しいことかで惹きつけられるとか、そういう人が向いていますね。

事業構想の記事「問い」から革新的アイデアを生む 共創プラットフォームBlabo!によれば、「ブラボの登録者は1万3000人」ということ。2015年9月時点なのでもっとユーザは増えているが参考にはなりますね。

コーポレートページblaboの3つの特徴では、ユーザー数13,000以上、総アイデア数50,000超、実現数100以上となっています。2010年開設(ドメイン取得日は2010/4/21となっています。ドメイン年齢より)ということで、今7年位経っているので、年間2,000ユーザーくらいで6,000アイデアを出してきているってことですね。そして実現数アイデアは14個ということになりますね。

実際にアクティブユーザーがどれくらいいるか、また1回のお題あたりのアイデア数とかが注目かもしれません。またそのアイデアの粒度、つまりどの程度それが使えるかは多分かなり問いを考えて出すことでうまく「導く」ファシリテーションに近いことが起きているのだろうと想像できます。そういう意味ではお題やアイデアからコミュニティがゆるく生まれているのかなと思います。

最近はアプリも出来てより身近に使えるにようになったそうです。大手企業や自治体のまちづくりに身近なアイデア出しで関われるというポジションをきちっと作ったのは大きいなあと思います。

Wemake

 

wemakeは商品のコンセプトなどアイデアから、商品化まで一気通貫で実現するプラットフォームです。具体的には、大手企業の新規プロジェクトが登録され、アイデアとはいえ主に商品デザインがアイデアスケッチとして集まります。そこからブラッシュアップしていくつかを最終プレゼンで選び当選という形です。

ユーザ数は、2014年12月で5000人以上、投稿数は1200件程度(1年間で5000人が参加し、1200件のアイデアが集まった。参加者にも収益分配する、ものづくりクラウドソーシングサービス「Wemake(ウィーメイク)」より)となっているが、現時点では当初とは違い「一般投稿」をランダムで受け付けるのではなく、基本クライアントありきのプロジェクトワークがメイン。つまり、クライアント企業の依頼があって初めてスタートし、そのテーマに基づいた投稿を受け付ける仕組み。なので、アイデア数はここでは参考程度。2015年12月のニュースでは、1万人程度となっている(エイス、富士ゼロックスのソリューションコンセプト開発を支援–Wemakeを活用)。現状は1万人以上という推測が出来る。

開始のβ版の前あたり、つまり企業プロジェクトではないユーザがランダムに投稿出来るサービスはいつの間にか消えてしまっていた。ダンボール家具のプロジェクト(2015年5月頃)からわりと参加。これが2番めのプロジェクトとなり、現在、小林製薬のプロジェクトが7つ目となって完了状態(2016年10月頃)。

デザインワークが求められるため、インハウスデザイナーや企業での実務経験者が多い印象。日曜発明家も結構いると思います。

ブラボーとは違い、日常生活のプチアイデアとかではなく、そのアイデアをさらに磨いて資料に落とし込むか、少なくとも「デザインラフ」にしないと戦えない点が大きい。そういう意味ではデザインクリエイティブを普段してないと参加しづらいです。

日本最大級のものづくり分野でかつオープンプラットフォームは正しい。ただし、こういうプラットフォームはわりかしうまくいかないと思っていて、単に投稿する利用者側のメリットが少ないことが多いためですね。今後も注目です。

Skets(スケッツ)

 

Sketsはアイデアやデザインワークなどのクラウドソーシング系のサービス。クラウドソーシングの中でも、アイデアをわりと重視している印象があるので、ここで取り上げてみました。アイデア会議の中のとくに企画アイデアについては、全部で85件の実績あり。

クライアントは大手も多いが中小企業などもあるというところ。運営会社はADDIXというWebマーケティングを手がける会社。

PRTIMESのプレスリリース(企業と生活者を直接結ぶ共創プラットフォームサービス「Skets(スケッツ)」が、10月10日サイトリニューアル)では、2013年10月10日にサイトリニューアルをしている。この時点で、ユーザ数は約1万7000名程度いる。またサービス開始は2011年9月。ユーザー属性は一般生活者から専門家まで幅広いという形。

報酬はAmazonギフトカードや粗品などがもらえるわけですが、最新のアイデア会議は2017年2月で完了というところです。稼働案件自体はざっくりいえば、単純にリニューアル後から今の形だとすると、3,4年ほどなので、年間20件とかですが、そんなになかったかなと思うのでもっと以前つまりサービス開始時からのカウントのほうがあっているかもしれません。そうすると、6年くらいとなるので、年間12件以上になるので毎月アイデア案件が出ていることになります。当初は謝礼などなく、途中から賞品が出てくる形になっていますね。

案件に対するアイデア投稿数は、少なくて4件や15件、ざっくりみると30-50件くらいは集まる形で、多いと100を超えるものの最大で164件という実績となっています。

ざっくり50-100件とすると、1万7000名登録者がいて、アクティブユーザーは分かりませんが、トータルユーザーからすると、100件であっても0.005程度となり、つまり、0.5%のユーザーとなります。1%に満たないんですね。またおそらく投稿者は1アイデアでなく複数投稿するので、コアなファンが熱心に投稿しているということになります。これは大いに参考になる数字ですね。(自分のサービスアイデアシェアは約ユーザが100名なので、一桁の件数しか集まらないというのは集め方もそうですし、登録者への喚起などのアイデアもそうですがここらへんに納得が出来ます)

ちなみに、アイデア会議自体は10万円程度で開催可能。無料申し込みもあるようで、そこには登録者5万にとあるので、上の割合はもっと減るかなというところですね。(アイデア会議利用者企業向け案内)また、こちらのSketsサービスサイトでは、国内会員は約4.5万+海外会員が約5000、登録法人数が207社、累計案件数が約940となっています。参考になりますね。海外会員が1割程度いるのは面白いですね。

ディアゴスティーニ iDeA MAN企画室

これはディアゴスティーニに単独プロジェクトということで、プラットフォームサービスをメインに運営しているわけではないでしょう。ただ、イメージに近いので参考になります。

ディアゴスティーニのプレスリリース(iDeA MAN 企画室オープン!)によれば、2015年の週刊ディアゴスティーニのネタ応募では、約46000件が集まったので、それをさらに意見交換として高めていくために開設されたのが企画室となります。

ちなみに僕も応募していました(笑)

さて46,000件とは数字が万を超えてますがこの数字はマクドナルドの名前なしバーガーの募集は約500万件だそうですが、(総応募数5,016,926件!日本マクドナルド史上初の“名前募集バーガー”祝!正式名称決定!!「北のいいとこ牛(ぎゅ)っとバーガー」2月23日(火)から正式名称で販売開始)これはでかすぎる数字とはいえ、数万集めるだけで相当のバズかキャンペーン予算投下しないと出来ない規模です。

ただ、続編である企画室はなんと、全国で仮に10案程度出したアイデアマンがいたとしても4600人はいると思われるのですが、参加者状況は、東北で12人、関東で163人と総合で、現時点で400人程度となっています。実質その中の1割程度の参加かなと思っています。ちなみに僕は参加していません。

なんとなくですがオープンイノベーションとかオープンプラットフォームというのは、ある程度枠組みがあってそこで主体者、ここではディアゴスティーニががちっと作り込んだほうがいいんだろうと思います。というか、ディアゴスティーニはそれが出来るわけで、そういう企画力がありながらあえて一般参加者との対話という面倒なことをしていると感じます。

ではモチベーションとして、実際に創刊された場合(そもそも創刊できるかが分からない)で、そこで外れた人に電子書籍というのはちょっと・・・というところですかね。

つまりやり方として、テーマに絞ったアイデアを集めることと、それを企画していくことで形にしていくことは似て非なるものということが分かりますね。

ディアゴスティーニの企画はわりとアンテナをはってなくても見つけられたかもしれませんが、こういう数字は見ていて参考になりますね。

おわりに

おそらくですが、一般消費者向けのアンケート系調査会社サービスとか、ポイント獲得出来るサービスなどもうちょっとマスにリーチ出来るのも多いんだろうと思います。が、ここではアイデア系プラットフォームとは思わなかった(少なくともアンケートとアイデアは異なる。もっとも良いアンケートは良いアイデアが集まる気がするけど)ので、挙げていません。これらの定義はキリがないところでもありますね。

調べた結果、アイデア系プラットフォームは1万程度のユーザはいて、それらの規模へのコミュニケーションが出来るということで価値が出ているのではないかと思いました。もちろん、属性や見せ方などの差別化はあるわけですが、結局クライアントの価値になればまたクライアントは使うし、見合わないなら使わない。ただそれだけだなあという原則も確認できました。

また他にも個人や中小企業等で小規模にやってるサービスも多数あります。それらは多くは消えていきますし、うまく回転や稼働がしないことが多数ですね。多数消えていくのを見えています。

こうやって調べることで、自分のやろうとしていることも、概ね全く駄目ではないものの、もっとうまくできるのではないかという良い目安になりました。

今回はたまたまアイデア系プラットフォームですが、もし自分がやりたいシゴトとか作りたいシゴトがあれば、類似がなくても近いものをどんどん調べていってニーズを調べきる癖がつけられると最強だと思います。何か参考になればー。

 

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