シゴトクリエイターのシゴトづくり5箇条

友人にアウトプットを軽くしたものを再度まとめて行こうと思います。シゴトづくりの方針というかやり方についてです。

1.無駄なコストをかけない(市場を調べる)

お金をかけない前提でいくと、時間をかけて調べたり、市場があるかは調べたほうがいいです。ただこれもやりすぎて結局机上で終わるのは避けたほうがいいですね。ある程度調べたら行動へ移りたいですね。

どれくらい調べたりすればいいかはこれも設定次第です。釣りをして魚が欲しいのに、魚がいない湖で釣りをするのはやめようということです。

その場合、釣り人がいればおそらく魚はいるといえますし、釣り禁止の看板があれば「魚がいる」ことが予測できます。そういうヒントがないかを調べるクセはつけたほうがいいですね。

市場の調べ方ですが、わりと調べる時間を割くだけでも一定の理解が進みます。例えば商売をしようとしている業界についてやその市場規模などです。それは定量的ですが、知り合いなどに近い業界関係者がいればヒアリングするだけでも全然違ってきます。

この作業が面倒でやる気が出ないけど、新しいものを作りたいとかビジネスをしたいという人はわりと突破型、ニーズに当てていくのがあまりうまくないかもしれません。それが駄目ってことではないですが、あとで魚がいない湖だったケースの場合に挽回というか、違う切り口でいけるだけの気合いや度胸は必要かなと思います。

2.仕組みを作る

自分が動いた分稼げればいいならそれはそれでオッケーです。ただシステムや仕組みを作らないと多くは大きく儲けるとか、一定の稼ぎにはなりづらいです。

自分が動くだけ稼ぐはある種正しいのですが、仮に自分でなく人に任せられないか、または誰でもできる形にできないかとか、他のことを自分はやりたいという志向が強い人はぜひここは手抜かずにやるべきです。

仕組み化ができるかどうかというよりも、仕組み化したいかどうかが大事な気がします。なんとなくですが、仕組み化するのはいいやという職人気質、クリエイター気質の人は仕組み化とかあまり向いてない気がします。

逆にクリエイターだけど、仕組み化したいとかっていう人はプロデューサーとかそういう感覚でシゴトができそうです。このあたり本当に色々なパターンがありそうです。

例えばマニュアル化とか、自分でない人でもやってもらえるようにする「気持ち悪さ」(笑)とか、言語化、見える化、コミュニケーション、人を育てる、プログラミング等のスキルなど色々な仕掛け方があります。

マニュアル化なんていえば、「俺のシゴトはマニュアルではできない」という自分との戦いのような気もします。もちろんそうではない部分とそうである部分があるのかなというところです。

3.戦わない

どこかを打ち負かしていくというスタイルを好む人もいるかもしれませんが、名もない人であればまず負けます(笑)僕も普通に戦ったら普通に負けます。

よって戦う場所にいたら負けるということで、戦わないところでいきましょう。出来れば平和な場所で仮に誰かが真似しようとしても出来ないものがいいでしょう。継続出来ないでもいいですし、ニッチすぎてしんどいとか、色々な障害を設けるのが筋が良さそうです。

ただこれも障壁を作るのは、ビジネスとして回るところが見えてからでもいいかなと思います。悲しいパターンとしては、しっかりと釣り堀の周りに塀を作ったのはいいが、釣り堀の魚が何もいなかった場合ですよね(笑)

戦いたくないのに戦っているのはつらいですね。戦いたくて戦っているのはそうだからしょうがないかなと。

戦いたくないので戦わない。これってどちらかというとマイペースや貫く感じがありますね。戦う場所でないと湖に魚はいないよねというのもありますが、人の行かない道にこそ新しい湖があるかもしれません。

このあたり、かなり市場を調べると矛盾していますが、市場があるっぽいけど、戦いがない場所もあるかなというところですね。

4.仲間にして巻き込む

チームづくりとか色々ありますが、結局一人でやりたいかどうかはわりと早い段階で決めたほうがいいでしょう。一人だとリソースが一人なのでなんでもやれないわけですね。徒党を組むみたいにフリーランスのネットワークを作ってもいいし、どこかに提案して動かすのもいいですよね。そのあたりは色々なやり方が考えられます。

クリエイター的な人だと仲間って結構微妙かもしれません。仕事仲間はいてもいいけど、チームとかはちょっとという感じでしょうか。

一方で、チームでやりたいとか、色々な人と一緒になってやりたい場合は仲間を巻き込んだ方がいいですね。

ちなみに、僕は一人でやりたい意思はほぼありません。一人がいいというのは、自分の意思が邪魔されづらいからという意味であって、尊重すべき仲間やチームであればむしろそこがいいなあと思います。

仲間にするとかはわりと積極的なコミュニケーションがないと出来ないと思いつつも、受け身であれ、うまく紹介されたり、繋いでくれる人がいれば成立します。このあたりも工夫なので、自分はプレゼンしたり人に話しかける力、ましてや仲間になって!という度胸もスキルもないという人でも大丈夫です。

5.自分がやりたいことを最初にしない

これは自分がやりたいことをやらないとか好きなことをしないという話ではありません。自分を殺すとかではなく、自分がやりたいことでなく、ニーズがあること、つまりお客さんや誰かが望んでいることをまず叶えていくということです。

ここを外すとただ自分がやりたいことをやっているだけなので、なかなかお客さんがつかないです。もちろんやりたいことをやってもいいのですが、アートになってはいけないということですね。自己表現ではないということです。

問題解決として誰かのためになるということで、それがビジネスであり価値です。

自己表現とは、自分がやりたいことをやるというだけです。分かりやすく言えば俺の歌を聴けであり、俺の絵を見ろです。アートといっていいでしょう。アートが駄目とはいってなくて、ビジネスという意味ではアート的なものはビジネスになりづらい、しづらいという話です。

一方、ビジネスとは、人があったらいいなとか、やってほしかったことを解決するということです。もちろん、スタートはどこでもよくて、例えば自分が困ったことは他の人も困っているだろうからというのも当然ありです。また、人が困っていることを解決だと、自分の自己表現性は全くないか?というとそうではありません。

例えば21時以降でご飯を食べたいけど食べる店がない。だから、食べられるお店マップを作れば売れるのではないかと考えたとします。それはおそらく他の人で一定の人数がいれば売れます。もちろん営業をするとかそういうことも必要ですが。ビジネスとして成立するとは、手がけた投資が回収されてかつさらに儲けられるということでしかなさそうです。もちろん、シンプルにいえばそうですが、実際は儲けようとしても儲けられないなど謎の壁がたくさん出てくるわけですね。

では、自分からでなく、友人から21時以降食べるお店がないのって困るよねという話を聞いたらどうしますか?それをニーズと捉えて提供してビジネスとしていくのもありです。しかし、多くは「そうはいったけどお金を出すほどでもない」という人が多いでしょう(笑)

僕の仮説ですが、アートや自己表現からかなり直観ベースで入っても、デザインやビジネスから理論やロジックベースで入っても、結局それぞれ相互に向かうので、結果的には統合されると思っています。ビジネスや商売だけでなく、何かしら社会に出す、作品を作る、仕事をするとはそういうことではないかと思っています。

よって、正確に言えば、自分のやりたいことを最初にやってもいいのは、それを後からビジネス的にロジカルに修正していく方向があれば別にオッケーだと思います。

逆に自分のやりたいことでなく、人の課題を解決することを最初にやる場合はそれだけでは、自己表現性が薄くて辛い場合は、自己表現やアート性を入れていけばいいと。つまり自分がやりたいことにしたり、自分がやりたいことをそこに入れていけばオッケーということになります。

これはサイクルの問題というか期間の話が大事だと思います。つまり、1年くらいかけて自分がやりたいことをしたとして、それが誰かに評価されるとか、何か仕事の種になればそこから種を育てていけばいいわけです。逆に1年くらいは自分でなく他の人が困っていることを解決していこうということをして、そこからその解決をどう自分が楽しめる状態にできるかを考えていけばいいかなと思います。

この項だけ長くなりましたが、また実際例を通して説明出来ればと思っています。

おわりに

この5つを抑えるだけでも全然シゴトづくりの精度が変わってくると思います。これらを抑えるアイデアがないならば、それは押さえてないポイントをどこかで補うか、そもそも早すぎるかもしれません。

もちろん、コストをかければ成功する可能性があるものもあるでしょう。一人でやりたい人でも自分が動きたいのか、仕組みを作りたいかは別ですよね。ここは仕事の価値観で分かれそうです。戦うことが好きな人もいるので戦いを否定できませんが、つらそうですよね。仲間とか要らないという人もいますが、やっぱ共に考える人は欲しいかなと思います。自分がやりたいことをやるのはいいのですが、それが同時に誰かの価値になっていることがグッドです。

何かしらこの5箇条と相性が悪い、例えばコストが掛かりすぎたり、仲間が生まれにくいとか、戦いが起きまくるとか、仕組みになりづらく単発に終わるとか、自分がやりたいことからの発展性がないとか、そんな形のものはスルーというか、縁が無いということで明らめることになります。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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