アイデアが浮かんで終わる場合の有効的な方法
先回読者からの質問というか相談において、アイデアが生まれてくるのだけど、うまく形にできなくて消えていくという話を聞きました。
メインの問い合わせは別でこちらに何かできるということはなかったのですが、同じようにアイデアが生まれたりそれを実現したいとか何かやり方を探っている人は結構いるのではないかなと思っています。
実際に行動しましょうという話だけではあれなので、どうするとアイデアを形にできていけるか、そのアドバイスというか分かっていることをちょっとまとめてみました。
目次
既存サービスをうまく使う
既にあるサービスとかを上手く使うというハードルが一番低いものをまずやりましょう。
ブログにアイデアをアップしまくる
例えば、100円ショップが好きなら100円ショップの商品アイデアを考えてTwitterやブログにあげていくとか。そうすると同じ仲間が集ってくる。そこから何かできないだろうかみたいな話です。
思いついたアイデアでもいいですし、なんでもござれです。それをアップしても意味がないという人はいますが、これは「それ自体で意味がある」ことでなく、そうすることで、ストックして「資産」とすること、もっといえば「可視化」して見えるようにすることがポイントです。
僕も千本ノックとか2回はやってるのですが、やれる人は少ないです。やれたらアイデアで食えるわけでもないのですが、少なくとも言えるのはハードにやれとかやれるとかでなくて、「可視化」できるものを持ったほうが後々有利ということです。少なくとも初対面の人に何か信じてもらうために何か説明出来る証拠や根拠が必須です。そのためにはこれらが必須となります。ブログでなくてももちろんいいのですが。
発明プロジェクトをやる
発明コンテストやサービスに応募してみてどうか。発明というのを結構やりたい人でないと続かないのが難点なのと、それを形にするのは発明が呼吸レベルになってないとしんどそう。
これは発明といってますが、特許とか何か商品をつくりたい人でかつわりと胆力があって粘れる人向けです。ただこれも既存で学べるとか同じ志とかがある人が集まるイベントとかにいってみてどうかというくらいです。個人的には日曜発明をし続ける人は向いていますがそうでない人は「発明」自体を楽しんでないのであれば辛い道になると思っています。
僕は日曜発明家ほど発明的なアイデアをしたいと思ってないので向いてないですね。
アイデアサービスで貢献してみる
blaboのようなライトに出来るアイデアサービスがあるので使ってみると良い。そこで少しでも貢献したりすることで、何かヒントが得られるかも。
blaboだと商品開発がメインなので近いかもしれませんね。
こんな感じで、自分で企画してもいいし、既存のものを使ってもいいし、まずはフットワークで行動して、試してみるのが大事となりそうです。
これを完全に頭だけで、机上だけだと、ただの妄想になってしまうので、なんでもいいからやってみてどうかという癖をつけるのがポイントです。
この癖がつけば意外なことから面白いことが生まれるかもしれません。いつまで続くかは分かりませんが、SENSEとか最近のアプリで投稿しまくるのもありだと思います。
ここでいえるのは、現状が現状のままループしているというか変わらないならば、何か変えるにはどこかの行動や思考を変えていく必要があります。全く同じでないなら差異を見つけてそこで突破するという感じですし、まずそこの差異に気づく必要があるかもしれません。
シゴトにしてみる
いわゆるアイデア出しという仕事をしてみます。お客さんの相談に応じて出すので、自発的に出すものとは種類が異なります。この人からの相談が出来れば逆にそこから様々なニーズに対応できるのでより広がります。
例えば本記事は相談から発展させたものですが、同じように困っていたり考える人はいるのではないかとも言えるからです。そういう同様の課題を抱える人に本記事はヒントになっている点で価値となります。まさにブログ記事はそのように書いたほうが価値が増える感じですね。
アイデアの相談仕事はココナラあたりが最適です。タイムチケットとかもあります。めちゃくちゃ売れるわけではないですが、アイデアを出したいのであればまずは低価格で試しつつ、試してくれる人を見つけていくと面白いと思います。
単にアイデアを出すだけでは弱い可能性もありますから、自身の強みや得意なことと掛け算するといい感じです。これについては次のスキルを組み合わせるというところで具体的に書きます。
他のスキルと掛け算する
スキルの数として理想は3つです。アイデアは1つとしてカウント出来るので、他の2つがあるといいはず。
アイデア×絵が描けるなら、漫画スケッチでアイデアを伝えられます。これはなかなかいません。またいたとしても、「アイデア」への情熱ややり続けられることは他より優ることが多いはずです。または、漫画のアイデアを考えるのが得意というのもありでしょう。僕なら、アイデア×ビジネスということで、ビジネスに特化したアイデアを考えるのが得意ということです。
ところでアイデアに関して、特段厳しいことを言う人は2つしかないです。実践者でアイデアを出しつつ形にしてきた人はその「アイデアの不安定さ」を知っているので、「アイデアだけでは厳しい」という意見です。これはめちゃくちゃ理解できます。
もう1つは、「アイデアだけでは駄目」といっているだけの人です。これらの人が実は多い気がします。言わんとするのは分かるのですが、これによって「アイデアだけだから意味ない」と潰すほうが弊害と僕は考えています。
それくらいアイデアはフォローして丁寧に育ててあとで厳しくして収束させればよくて、まずは温室環境でアイデアを出す耐性というか、アイデアを出し続ける仕組みを作っていくほうが僕はいいかと思っています。
当然そこで温室が外の世界にあるわけでなく、実践者からはアイデアだけで検証がないのではと突っ込まれるだけですからそこでひるまず踏ん張っていけばいいだけですよね。もちろんそれができるかはまたその人次第になるのですが。
そういう意味で、アイデア×漫画とか、アイデア×美術とか、アイデア×読書とか、アイデア×会話するとかうまく強みを入れてみてください。これだけでも強みが重なることで、より「アイデアが実現する」仕組みに近づきます。
アイデアがあるだけでは弱いのですが、アイデアを漫画で描いているし、描いているので見てくださいだと相手もフィードバックできますよね。またそのままハマれば何か起こるかもしれません。何もないとフォードバックが出来ません。これは「アイデアがあるけどいうと盗まれる」と不安がる人にも同様のパラドックスな気がします。もちろん盗む人はいるのでしょうが、盗んだらそれ以上良いものを出せるくらい前のめりでないと厳しい気がします。その前のめりというのが「アイデアをすぐ漫画にできる」みたいなことになります。
理想をいえば、もう一つほしいです。アイデア×絵を描ける×歴史に詳しいみたいなことです。表現の幅や精度がぐっと高まるのと同時に、あなただけしかいない立ち位置が作りやすいです。例えば、中国の歴史に詳しいなら三国志とか描いてみて、その三国志というストーリーでいえばこのキャラクターが近いみたいな説明が出来ます。知っている人には伝わりやすいピンポイントで伝えられます。知らない人には別の表現をするかターゲットを変えるということになります。
三国志でなくても、日本の戦国時代に詳しいでもいいですし、この詳しさを専門家にする必要はなくても、できれば気づいたら調べるとか、ストックしていたとか、ついつい足が向くくらいのことがいいでしょう。そうすると、歴史の分かりやすい絵が欲しいというニーズに対応できるし、昔にあった道具が実は今の発明につながったという発明の歴史みたいなことも出来ますし、これらはアイデア次第です。感じてもらいたいのは、幅が広がるし、より精度があがるということです。
城を見るのが好きならそのスケッチと歴史を漫画やイラストで描いてみたいなところで「アイデア」をいれれば、アイデアはいくらでも実現できるツールがあるということになります。
3つをいきなり作らなくても丁寧にやれば、必ず突破口は見つかるのではないかというところです。僕の場合は、アイデアはありつつ、ビジネスというところに特化して、もう一つはITやWebというところが好きなのでやはり強みになっています。アイデアも、ビジネスも、ITやWebも僕より優れた人は1分野であればめちゃくちゃいますが、この3つになると相当いません。下手すればNo.1になっているかもしれませんね。
アイデアが浮かんでは消えるなら上記3つをやってみることをおすすめ
このように、アイデアが出てしまって消えるのが勿体無いと感じる人は、
- 既存サービスを使ってみる
- 自分で仕事にしてみる
- 他のスキルや強みと掛け算してアイデアの実現力をあげる
というあたりが良い気がします。一個ずつやってみてください。
既存サービスが一番やりやすいはずです。特に使ってみてどうかというところです。上手く使えばそのまま使って学んでいって何か変化がないかというところです。具体的には、アイデアを出したら感謝されたら何が良かったかを考えたりコメントしてもらうなどです。
自分で仕事にするはハードルが高そうですが、ココナラ等スキルシェアサービスはやり続ける人は相当少ないのでどちらかというと、アイデアをうまく出し続ける仕組みが既にあれば、あとはそこで丁寧にやるという仕組みを作るだけなので、わりといけるのではないかと思っています。既にアイデアがあるからこそ、負担感はそこまでないはずです。
最後のスキルを組み合わせて実行力をあげるは、自分の強みは呼吸したり自分でその価値に気づいてないことがあるというのもよくあります。だからこそ意識的にやると、商品開発アイデアをしなければということとかでなく、漫画と食べたものをスケッチして、「これこうしたらもっと売れるのではないか」とメモしてアウトプットする。それが実は商品開発の種になるんですね。そのメモをどんどんあげていくか、丁寧にそこで気づきをメモすることが商品開発であるといっても言い過ぎじゃないでしょう。
つまり、何か気づいたアイデアを速攻で自分の出来ることで形にできれば、アイデア→企画→実現で、アイデア→実現ということでプロセスが省けるのと、そこで出来たことを繰り返せば精度が上がってきます。そうすると、質もあがりどんどん循環していくということです。
僕もアイデア相談や起業相談などは全く素人でしたが、慣れていくと「この相談はおそらくこっちのネタだな」とか分かるようになってきます。これはどうやっていきたいかにもよりますが、深く自分が得意なことや極めたいとか、学びたいことに関連していくのかなあという感じですね。結果的にそれが今仕事になるというのはいいことで、同時にそれだけで終わらせずにどう高めていくか、さらにおもしろくできないかという感じでやっています。
商品化自体は商品によりけりですが、アイデア商品みたいなものは常にアイデアを探しているでしょうし、メーカーで新規の商品アイデアは自社でたくさん考えるのが普通でしょう。そういう意味で、むやみにというよりは、自分の強みと勉強したとか経験したとかそういうところで絞ってみてであれば、その確度や精度も見えるはずです。例えば100円ショップのアイテムとアウトドアメーカーとかは全く違うでしょうし、百貨店の営業経験と保険営業は全く違う(似ている部分はあれど)でしょうし、そういう意味で仕事経験はより深い学びをする良いトレーニングとも言えるからです。
そしてそこで精度を高めていけそうなものを提案してみたり、むしろそこで調べていってどこが受付してくれそうかしてくれなさそうかをリサーチしていく。その感度や仕組みをどうあげていくかを考えていくのがポイントになりそうです。それをせずに、アイデアをどこか買ってくれないかとか、「アイデアそのまま」を使ってもらおうと考えるとヒット率が0に近くなります。何かしら相手や企業の欲求があればズレはありますし、そこを修正というか調整していくことで精度をあげていくという感じです。
アイデアがそのまま実現して想定通りで何もかもうまくいった話はなくて、普通に考えて色々と修正調整加工の連続です。原型をどこまで保てるかは確かに考えたほうがいいですが、それも打席に立ってチャレンジをしてその後で何か振り返ることなのかなと感じました。一方で売ることを意識するがあまりに打席に立つことができないのが最も問題なので、打席に立ちつつどうしていくかを考える。つまり試行錯誤してどうしていくかを考える癖を身につけるのが筋がいいかなと感じました。
何か参考になれば幸いです。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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