アイデアカタログをつくろう

アイデアカタログとは

一言で言えば、アイデアを思いつたら保存しようってことです。

アイデアは先達の知見でも何度も書かれているように、すぐ忘れてしまいます。人の記憶力なんてたかがしれているので、記憶するのでなく、記憶はメモで代替するという感じですね。

「オリジナル」といってますが、これは最初から意識しなくていいので、勝手にあなたが保存したものを見返すとオリジナルになります。

僕がメモしたアイデアカタログと同じカタログの人はいないはずです。というか同じなのは怖いですね(笑)

そうやっていいなと思ったものはすぐアイデアをメモする、保存することをやるというのが今回のポイントです。

既にやっている人は続けていけばいいですし、やってないならやってみましょうということですね。

ちなみに、人によっては「思い出せないアイデアは大したことがない」というフィルタリングとして使うケースもありますが、メモすることと反しないのでフィルタリングは別にしてひとまずメモするが安定行動かなと思います。ここはもう趣味の世界って感じだと思いますので。メモ術とかノート術とかそういうのは全然好きにやればいい話ですから。

ワークしよう!

ワーク1

好きなものを1つあげて、どの点が好きかを具体的に挙げてみようというものでした。

このワークの意味はシンプルで、好きなものなら色々と知見があるはずです。それをアイデアの刺激に使うもよし、アイデア自体として使うわけですね。例えば筋トレが好きな人は苦手な人よりは多分筋肉やトレーニングについて詳しい。だからこそ筋トレのアイデアや筋トレを活用したビジネスは多分思いつけるはずです。自分が困ったことがあればその改善が実体験として物語ることができますからね。

ワーク2

自分が欲しいサービスなどを考えてみるというワークでした。

自分のテーマや考えていること、最近のことに引っ張られるはずですけど、ここで出てくるものを素直に受け止めるのはありですね。

ワーク3

最後はアイデアのカタログをどんなものにするかという問いかけでした。

これも結構面白そうです。自分が困っていたり課題を感じたり楽しいというところだったりなんでもいいのですが、例えば炭酸水に関して気になるから調べていたとします。

すると炭酸水とはいえ無糖炭酸水から果汁が入ったものまで様々でシチュエーションが異なります。料理向けなのか、お酒向けなのか。そういうのも調べるというよりも、「集めた」メモとして持っておくといいわけですね。勝手にカタログとなるので、あとで使えると。

解説

今回は3つほど書いていました。

1つ目は、文字通り思いついたアイデアはメモしましょうねということです。アイデアを思いついたらメモする。思いつかないからメモしない。そういう感じでメモがないケースもありえるのですが、好きなことややっていることからはじめていって脳をごまかす感じでやると良さそうです。

具体的には炭酸水調べるの面白い→調べたらメモする。みたいな感じで好きなことなら多少面倒なこともやれることが多いからです。ただ10回中10回やれるかは最初はきつい。だから3回調べて1回メモできたらいいよねくらいにしておくと。

うまく出来るようになったら何でもメモしていけばいい。そうやって慣らしていくのは王道ですが、結構いける感じですね。

くどいですが、スクラップブックみたいな新聞切り抜きがいいとか悪いとかは言えないです。僕は面倒なのでやらないですね。ただ面白いネタがあれば都度調べています。当然面白いなあというところでそこで考えたことをメモしています。ポイントは記事の内容をメモするのでなく、突っ込みや思考をメモすることです。実際はネタ=事実ということでその羅列でもオリジナルにはなります。ただ思考として突っ込みや気づきを書かないとそこのネタに紐づくものが弱いです。つまり忘れます。

炭酸水であれば、色々あるんだなーと思っても弱いので、果汁炭酸水はこういうのがあったけど、無糖炭酸水の方が人気があるのはなんでだろう?とかそういう問いかけがあるとなおよいですね。それが出てこないなら出てこないでいいかと思います。なのですが、次第に知識や経験が貯まってくるとその突っ込みが出来るようになるというわけですね。当然なんでだろ?ということを考えるマインドセットや思考があって出来ることなので、勝手にそうなるというわけではないと思います。ただ練習でできるようになるということですね。

2つ目は、カタログの使い方です。アイデアネタ帳は秘密で取っておくわけでなく、別に公開はしなくてもいいので、使うってことですね。炭酸水のアイデアを考えたんだけど聴いてくれる?という感じで人と話したり、炭酸水市場をまとめてみるとかですね。もちろんあなたの興味や関心レベルで変わるのですが、こういうアクションや行動が多ければ多いほど深く残ります。紐付けるラベルやタグを多くするというイメージです。先の「突っ込み」「思考」「問いかけ」もそれです。これらの問いかけはコストは多分高くて、その分脳に残ります。なんでだっけ?と考えて少しでも考えてればそこからセーブされていて続きから考えられます。考えたものがあまりないなら事実ベースで再度考えられるので当然収集する手間が省けますのでどっちに転んでも悪いことはないわけですね。

使うというのはもっといえばアウトプットと同義です。そのネタをそのまま使うかはおいておいて、問いかけをヒントに別のことに活かしたり、もしかして課題解決にも課題発見にも使えるかもしれません。その意識でいると炭酸水を飲んでいる人を見かけると「なぜそのブランドを?」って聴いたりがすぐにできたり、または話が弾むかもしれませんよね。

3つ目は、オリジナルを目指そうというところでした。これもオリジナルには勝手になるので、基本的に「オリジナルでなくちゃ」みたいなのはおいておいて、まずはアイデアをメモする、ネタを集めるそこからですよね。次にそれに対して色々と突っ込みをする。突っ込みは問いかけ、なぜ、疑問、仮説なんでもいいのですけど、思考など一度揉んだものがあればより紐づきます。紐づくとは、記憶や意識が強化されるってことです。忘れても結構思い出せるし、その問いがヒントになるって感じです。

その上で、そういうことをやっていくことがオリジナルに勝手になっていきます。あとオリジナルなネタ帳を見せるとかはどうでもいいわけで、トレーニングとしてそれをやっていくこと、そうやって意識してやっていくことであなたの資産(お金的な意味ではないですが)になるんですね。思考の資産といってもいいし、学びの資産、仮説の資産、問いかけの資産といってもいい。

それは裏切らないです。僕が断言しておきます(笑)そこは信じてください。そうやって集めていったこと、考えていったことはあなたのためになると。ほらやってみたくなりませんか?

振り返ってみて

アイデアの保存という切り口が結構意識としてあった時に書いたネタでした。実際にアイデア自体は消えます。思いついても消える。だから風呂場でメモれるようなメモも買ってみたり(笑)そのアイデア自体をやはりまずキープすると。

素人であればあるほど、このアイデア自体の収束、判断をその場、つまりキープする前にしがちです。くだらない、意味がない、できない、これはまず無理というのは判断です。

何度も書いてもおそらく誤解ということで広がっていそうですが、まずアイデアを出すことと、そのアイデアがどう使えるか判断は別です。つまり、アイデア出しのメモがあって、それは純粋に増えるしかない。増えるアイデアネタ帳です(笑)減らないんですね。

次に収束です。収束はそのアイデア帳でやるんではなく、アイデア帳にこれだけアイデアがあるからこれ使えるかな?といって判断する。その脳は別です。まあ同じ人がやるのも普通ですけど、ただ発散状態でやらないほうがいいというかやらないですね。そうしないと、いわゆる穴を掘って、その穴を埋めるだけという作業になって(笑)発狂します。冗談ですけど、多分それに近い苦行ですね。精神面も危ない。

くどいですが、まずここでいうアイデアカタログは純粋なメモです。もちろん突っ込みとか使えるのはこれではってメモは当然オッケーです。ただそこに「これは駄目だからメモらない」「使えないなあ、書かなくていいや」はなしってことです。そうするとアイデア帳が増えません。もちろん、あるプロは一軍二軍みたいにしている、つまりアイデアのレベル分けがあったのですが、これは二軍というアイデア群があってこそです。それがないのに一軍はないと。じゃあ一軍だけのアイデア帳でいいじゃないってなるんですけど、それを出すには二軍がないとまあ無理なんですね。ここでいう「いいじゃない」っていうのは、メモ帳か紙かペンのインクか分からないですがそれをケチるってことでは?あとは、時間ですよね。メモの時間。

でも、こういうのをケチる人がアイデアメモ帳が書けるというか貯まるのを聴いたことがないので、その時点でアウトです。だから、まずアイデアをメモする。その後にレベル分けなり色々は趣味だと思うので自由にやってくださいと。ここでいうアイデアカタログはまずはバッファみたいなものです。ひとまずあなたの思いついたアイデアやネタを一時保管するということで、保存という切り口でも考えたりしました。

その上で、使えるかどうかは次に考えましょう。何かないかなという時に検索する、探してみる、そういえばというところで思い出す。その時にこのアイデアカタログを使えばいいってことです。では、このアイデアカタログがないとどうなるか?まあ一からインプットするので、きついわけです。ショートカットできないですしね。

だから、アイデアマンは常にアイデアを探すし考えるしメモするし、ストックしておく(アイデアカタログを持っている)んですね。アイデアメモを持っていそうにないがアイデアマンっぽい人がいる?その人は多分人をデータベース代わりにしているか、アウトプットへのスピードが早く例えば広告なら広告としてしまうとか、ラフスケッチを描いているとか、違う「保存」の仕方をしているだけでしょう。それに気づけるならいいのですが、気づけないのに「アイデアメモがない」というのはおそらく見えてないだけなので、玄人になりたいかどうかはおいておいて、まずはアイデアをメモすることからはじめてみようということでした。

長くなりましたが、久しぶりに「アイデアカタログ」という自分で使った言葉ですけど、悪くないなと感じましたね。実際に僕もメモを書き続けていてそれを辞めることはないですね。アイデアを考えるという記事が人気なんですが、アイデアってやはり思考だなというところがしっくりきますね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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