Webサービスのアイデアを既存サービスから発想するやり方を考えてみた

ものすごく簡単だけど、3つフェーズでやってみるやり方です。
ポイントはこういうやり方を自分で考えること。とくにあなたがアイデアに悩んでいるならこれを真似できそうならまずやってみること。そのうえでアレンジを加えてみること。とくに持続性についてはあなたが興味や関心を持つ、楽しいところをくすぐらないとやれないのでそこをとくに工夫すること。持続できて再現性があるならあとは試して微修正してアップデートすること。
などですが、アイデア出しが苦手な人がやってみて、詰まるところは正解を求めちゃうところですね。そんなものはないので(笑)思いついたものをまずやれる範囲で試すか、誰かに言うか、メモするかからが始まりですね。
目次
3つのフェーズ
1.みつける
今回はメルカリで考えてみます。フリマサービスですね。
まず、メルカリを考えると、ここから何を見つけるかがポイントです。
見つけるとは、対象を得る、事象から感じるなどその対象をまず見つけることです。だからWebサービスならなんでもOKと言えます。ここではWebサービスから考えるという縛りをあえて設けただけですから。
2.わける
メルカリで何があるか。つまり分解です。
僕はメルカリとは、「フリマ」「スマホ」ということを組み合わせたのではないかと解釈しました。まあ考え方は色々ですが、分けてみましょう。
あなたならどうかを考えればいい話ということです。
スマホというといくらでも同様のアプリはあるので汎用的すぎるのですが、その場合は別のワードでいいと思います。
例えば、「簡単」「フリマ」とかでもいいわけですね。
3.ほりおこす
最後に分けたワードから掘り起こします。
フリマからは、色々な人が売買出来る、二次流通、思わぬ発見、メルカリ的購入などが出てきました。
メルカリ的購入とは、買う時点でメルカリで売るという前提がある購入姿勢のことを言っています。面白いですがそれほど影響を与えたアプリというわけですね。
スマホからは、情報をどこでも簡単に、アプリ、手軽、使えるというのが連想できました。
掘り起こしたものを組み合わせる
やっていることは、抽象→具体→抽象という感じです。
具体的にではどういうアイデアが出てくるかですよね。それを考えてみます。
二次流通を簡単にする
二次流通という言葉を出せるかは掘り起こしレベルによりけりです。他のアイデアから出してもいいし、ここでは正解とかではないです。
二次流通を簡単にというのは、「二次流通」「簡単」というところから組み合わせものです。
例えば、フードロスで消費期限が近いものを販売するなどは、面白いかもしれません。二次流通なので新品ではないけれど、それが売れるということは、期限が長い缶詰が転売できるわけです。それをメルカリでやれるかは僕は知らないのですがそういうサービスがあってもいいのではという切り口になります。
二次だけなのか?三次はどうだ?
新品が一次なら、二次は中古。しかし三次となると見えづらくなります。中古を売買した後に再度売れるのかどうかとかですよね。そこまで流通を考えていくと違うものが見えるかもしれません。
ボロボロの価値がなさそうなものも価値になる?
ヴィンテージをボロボロといえば終わりですが、味があるといえば価値となります。使い古したものがメルカリで売られたとして価値を見出す人はいるのかもしれませんよね。まあ大事に使われて古くなったものとは違う気がしますけどね(笑)
そういう価値の転換が起こるサービスはありかもしれません。つまり使い込んだもの限定で売買出来ると面白いかもなどです。
ワードから連想できればより広く深く
実際にこういうメモをアウトプットしていくと出てきたのが以下のような既にあるものもありますが、アイデアです。
- 本に特化したら面白いのではないか
- 無料にしてブツブツ交換化できないか
- お金をかけずにやり取りする、いわゆるスキルシェア
- 家具や椅子に特化したらどうか
- 持ち主の想いなどを入れてみてはどうか
というところです。もので特化するのは切り口は一緒ですけど、色々なアイデアがここから出せるかもしれません。
発想のポイント
少しやってみてこのやり方がベストとかはなくて、一つのやり方です。
このやり方でのポイントは2つです。そこが出れば苦労しないわけですけど、というところで考えてみます。
分け方が出てくるか
見つけることは多分WebサービスならWebサービスということで見つかるはずです。後述するネタ元も使ってみてください。知っているものが多ければ有利ですよね。
その上で、分け方はメルカリなら「フリマ」「スマホ」でした。他にもあるわけですが、「個人売買」「売買の面白さ」という捉え方でもいいでしょうし、ここであなたの視点が出てくると思います。
分けて考えることができるかという論理性はここでは不要というか僕は考えてないです。「メルカリってなんだろう」というときに、問えるか、何だろうと考えているか、普段のありかたが問われます。メルカリを使ってなくてもいいんです。僕は使っていませんから(笑)
というわけで、そのサービスがどういうものかを考えてみてどういう要素があるかを考えるってことが分け方のポイントになります。
掘り起こしできるか
分けた後は、その先の掘り起こしです。
メルカリから二次流通という言葉をだすのはわりと面倒くさいというか出てきづらいはずです。中古売買とかは言えどもです。なぜ出せたかというと、IR資料を昔見て、彼らは二次流通と一次流通の融合的なことを言っていました。面白そうですが、それが出来るかはよく分かりませんでした。
という経験があったので出せただけで、これはあなたが別の体験、例えばメルカリを使っていて良い体験があればそれを出せるはずですよね。良い体験が出来るサービスなら印象に残るわけで、それが出てこないわけがないと。
掘り起こすときは、経験や知識や体験として覚えていること、連想できるかです。二次流通ってなんだろうとか、売買ってなんだろう。ここでも考えていくことで出していきます。
なのですが、合理的とか論理的にやっているわけではないので、論理でなく、頭に刺激をワードなりイメージでもいいのであたえてそこからだす感覚が強いですね。
ネタ元
僕のまとめ記事でもいいですけど、Webサービスがまとまっているとかいくつかあるならどこでもいいです(笑)
サービスサファリは先月くらいから見えないので使えないですが、他サイトや記事で代用しましょう。
https://webenu.net/category/monthly-webservice/
更新止まっていますが、
https://findweb.jp/
Goodpatchのようなデザイン会社の記事もいいですね。
https://goodpatch.com/blog/monthly-topic-202105
などを見ていけば、まあ気になったものは1個は見つかるわけです。ここで見つけるはクリアできるでしょう。
分け方や掘り起こし方を鍛えるには
精神論でもないのですが、普段からいろいろ見ること、考えることに尽きます。でないと出せないです。
普段から考えてる人は、考えているので考え方があるのでそのまますぐ考えられます。見ている人は見ているものから出せるわけです。
そういえばこれと同じことがいえるなーとか、こないだ考えたことと似ているかもしれないな、待て待て前も同じこといったぞとか、そういうことが考える、見る、体験する、量が多い人は感じやすいです。僕がそうです。
そうすると、具体的では違えど抽象化するとまとめられるので、統合できます。すると、具体→抽象→具体とか、抽象→具体→抽象とかが起きやすいです。すると別のアイデアや視点が生まれます。
個人タクシーを見つけるということを遊びでやっていたのですが、そうするとカラーバス効果(タクシーですけど)となって、個人タクシーがめちゃくちゃ目に入ってきます。しかしこれらは中部エリアでは法人タクシーの1割くらいしかないはずです。10%程度のものがそんなにあるかというとたまたまそれが印象に残っただけなんですよね。
この経験自体はそれだけですが、タクシーネタや個人事業としてとか、またはカラーバス効果の証明や発想ネタとしても今まさに使っていますから、使えるんですね(笑)
またタクシーといえばという話になればこの話を出来ると思います。正確な台数は統計があるのでそこで確認できる余裕も生まれます。これがより物事をしるコツと言えますが、「遊び」でもなんでもそれをやって考えているか、を普段からやっているかなんですよね。
意識せずやる人もいるのでそれは例外としても、確かに無意識でできるくらいにならないと「しんどい」感じはします。楽しいとか、勝手に出てくるとはそういうある程度出来た時に分かるものですからね。
これをやればいいとかはないので、地道に今日何か面白いことはあったか、これは面白かったとか、一個でもそれが出来れば積もっていきます。そのチリツモを信じていくと良いと思います。
当然ここで出すアイデアや発想の考え方をあなたが使って、何かに役立つとか色々と紐付けるのも良いアイデアです。そうすると廃れず色々と出来て、さらに身について上達するわけですから。発想法は誰でもできるし、上達します。
筆者プロフィール

- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。