オフィス書店から考える本屋・学習系サービスネタ

オフィス書店というサービスを見つけました。発見後見ていたら公式サイトがつながらずで、クローズもしくは立て直しだと想像します。

このサービス非常に面白いので、どうすれば良かったかを考えてみます。

公式にクローズしたとかではないので勝手な想像ということで、そのあたりはよしなに。

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書店をどこでも置けるという世界観

オフィス書店は企業などのオフィスにオフィスグリコよろしく、書棚を設置してそこに本を置いてぐるぐる回すサービスです。お菓子でなく本があるってことですね。購入できるとか細かい話は忘れましたが、基本設置料のサブスク型と言えそうです。

詳しい記事は、

企業の人材育成を軸に起業!『オフィス書店』が会社に0円で本を届ける理由

が詳しいですが、この記事ではマネタイズ自体は設置料は0円で、その後の展開によってというところになっています。

学習や組織でのインプット定着などは色々考えられそうです。ただ英語学習であれば英語に特化したより細かいサービスはありそうなので、本という汎用性があるアイテムでどこを突破口にするかはやりながらという感じかもしれないですし、そこで知見を得ていくしかないところかなあと。

書店の危機という中でも良い視点

地域の書店がガンガン減っています。名古屋エリアでも大手のジュンク堂が一つ閉店するという話題で衝撃が走りました。少なくとも僕は。ジュンク堂書店 ロフト名古屋店 閉店のお知らせ(ページ真ん中あたり)

大型書店ですらという感じを受けます。それくらい紙の書籍を売ることって困難になっているといえます。正確には紙の本を買いたい人が一定数いないわけですが、それって「紙の本」という遊びや学習でなくても出来ることが多くなったからとも言えそうです。例えば図書館で勉強する、参考書や教科書で学ぶ。意識的や状況として本を読み書きする人などはあまり感じてないかもしれないのですが、そうでない人であれば圧倒的に本と接する機会が薄くなるのかなと。

面白いのは、活字離れはややずれていて、実際はSNSなどやネットでより活字なり言葉を見て使っているんですね。そうなると、本の立ち位置がまた再編集、再構築されるのかなと。

僕はほぼ断言出来るのですが、本=人(著者)との出会いです。これは例えばTwitterで名言botみたいなものをフォローしても得られないのかなあと。向き合い方だけなのですけど、そのbotのつぶやきを見て世界に浸れるかどうかなんですよね。もっとも内容がその人が書いた内容でないと駄目なので、それをつぶやきベースで読めるかどうか。読めればいいけれど今度はそのマネタイズになるので、そうなると本って買って読む上では分かりやすいんですよね。

ここで情報の伝播性というか、すぐネットでつながってコピーというか伝えられるのも紙の本は勝てないですよね。

だからこそ、スピードではないところ、出会いをじっくりというところで本は強いと。ここの点は多分揺るがないし、消えないのでそこで勝てるというかどこまで下がるかはおいておいて、一定数で書店の減少は止まると想定しています。逆に言えば本屋がなくて困るという人がいれば本屋が出来る、そこから増えていくことも考えられます。ただ、この場合の本屋は全く別か、今まででないアイデアが求められるということですね。

長くなりましたが、そういう意味では既に本を読むような人達がいるオフィスや従業員であればそこまで意味はないかもしれないのですが、そうでない場合は書店というチャネルが増えるので良い取り組みだなあと思ったわけですね。

サービス構築のコンセプトのあり方

WHATという何をやるかは大事なこともあるのですが、WHYやHOWなど、なぜやるか、どうやるかからいえば、相対的には具体性であり、些末な部分です。もちろん細かいことをやる、具体性があることが適当でいいということではないです。ただなぜやるかを決めてないと脆いってことです。土台がないのに家を建てるというか。相対的な話なので、具体性が求められるところで具体性がないことをいっていてもしょうがないんですけどね。

例えば、オフィス書店は手軽に本屋にいかなくても、オフィスで本があるからという、こちらが行かなくても無効からやってくるコンセプトになります。ビジネスということでは、マネタイズポイントが大事になるのですが、そこはおいておいて、世界観は書店ではないんですね。書店とあるけどそれはキャッチーな分かりやすい言葉であって、書店ではない。むしろ先程書いた本屋の醍醐味であろう、コアなコンセプトである本=人との出会いではないかと。出会いであれば、人と出会える可能性が増える。そこで気付けるということですね。

実際にビジネス書を並べて人と出会えるかは分からないのですけど、ビジネス書の内容はおいておいて、仮に似た内容でも著者の実践や取り組みがあることで印象は異なりますから僕は今でも発想系本は買ったりします。むしろ出会いという意味で面白い人を発掘、開拓する意味で買ってますね。もちろん内容も無視するわけではないのですが。

つまり、本屋でないサービスが客観的にコンセプトを見つけてそこをサービスに落とし込んでくると面白い本屋なり本に関するサービスが出来るかもしれないなあと感じたわけです。

当たり前のことを言っているなと感じるかもしれませんが、本屋に勤めていたり本に普通に触れていると客観性が消える(それが当たり前になる)ので、本屋が潰れていくことに危機意識がない人はいなくても対策となると「伝えていく」とか「一冊でも」とかわりと具体策がなくなっちゃうんですね。それが悪いわけではないんですが、構造や業界や大きな流れのうねりには結構勝てないという感じでしょうか。巻き込まれるという意味合いでです。

そういう意味でも、なぜやるかってまあ明確に落とし込めるかどうかはおいておいて、考えてないと簡単にぶれますし、また考えずにやるとこれもまた一発で終わるのかなと。別にオフィス書店がそうとかではなくて。考え抜いても結局ニーズがないとかもありますし、このあたりは正解はないんですよね。

書店ニーズがないと言えば話は終わりなのですが、多分、他にはない出会いがあるとか何かそのあたりのエンタメ性でも、知的好奇心でもなんでもきちっと見せたり再定義することがいいのかもしれません。ただこれもこれで僕の見方なので、世の中の人が同じようにそうであるとかは全く思いません。励ますプロジェクトとか始めましたけど、人より自分のことが大事みたいな(そうなんですけど、ちょっとずれてるというか)ことも分かるので、なかなかって感じですよね。でも結局自分だけをやりすぎると、何も社会性がないのでどうなのかなとなりそうです(笑)

厳しい見方でもないのですが、必要とされなければ終わるというのもビジネス的な見方です。本が評価しづらいのは教育面も強いのとその構造があるからですよね。書店の売上は漫画や雑誌が主というのも数値ベースであったはずなのでまあ色々ありつつも現実を見ていくと。

本や学び系のサービスがどんなのがあるか

ただ僕が追えてないのもあるのでしょうが、それはおいておいて、ぱっと思いついたのは以下のようなサービスです。

ブンゴウメール

毎日メールは読むという状況を利用して、本がメールで届けられるというものです。断続的に読めるとかで読書とは違う読メールなのかもしれませんが面白いサービスです。

このサービス自体が書店とはならないのですが、切り口から名作や古典の需要を増やすかもしれないですし、本を読むって体力や時間がいるなあという人に向いているかもしれません。そうなると、潜在的なニーズが刺さる可能性もあります。

例えばアイデアとして、本屋さんがこのサービスを使い潜在顧客を開発するということは大いに理に適ってます。直観的にこういうアイデアは求められてかつ受け入れられるのでしょうが、実際に現場でこういう発想であったり、開発や開拓しようということが現場の仕事で終わっちゃうというのは普通にありそうです。本屋に限らずなんでもなんですけどね。

フライヤー

本の要約サービスです。要約により本の売上を下げるのではないかという供給者側の不安を払拭し、逆に伸びるということなんでしょう。むしろ、様々なところで宣伝されたほうが売れやすいと。

要約自体は本ではないのですが、本を扱っていることがポイントです。何を言っているかというと、本があって要約がありますから、本に依存するんですよね。本というアウトプットのフィルタがあってそれを元に要約するということです。

例えば、ある解説記事が面白かったとしてもそれがある読者には伝わらない場合、それを切り口を変えることでより届けられるってことありませんか?これが面白いというか、価値や見せ方の価値ですね。シンプルにいえば書店は小売りで店頭で届けることはできるけど、その店頭に来てもらうことはやはり仕事や学校や何か人の動ける範囲にないと無理なわけです。ネットで告知しても位置が動かせないので近隣の人しか行きづらいわけですしね。

もちろん全ての人が要約を求めていることはないでしょう。ただ要約という切り口で潜在的なニーズに刺さったからこそ成功したといえそうです。

BBTルーティン

アウトプットを主眼にしたカジュアルな学習サービスです。まだ試してないのですが期待を込めつつ書いてみます。

1日10分といえば簡単なようで実は習慣化してないとかなり難しいです。なんでも時間を奪うというか取りに来ますから。意識した10分は長いし、無意識の1時間は短いくらいかもしれません。

アウトプットを定期的に行うことでそこから学ぶのは筋がいい気がしました。これを本と無理に絡めてみて、テーマ本とかにするときついかもしれないですし、おすすめ本もあまり気が進まないと厳しそうですよね。

読書記録サービスのように僕の場合はブクログ使ってますが、こういう読書記録でアウトプットする時にちょっと伸びしろという意味でこんなアウトプットを別のところでしてみたら面白いかも。その本の主張とはずれるけど気づきがあったことこそが学びだと思うので読書記録サービスと相性が良さそうです。

多分学習って学校とかでやるみたいな既成概念があるならばそこがずれてるので、本屋しかり図書館しかり、ではどこで学習するかというと本を読むだけではないところで多数行われているのも大事なところですよね。逆説的に本だけではないことを認めつつ、本で出来ることも多数あるということを考えていくことになりそうです。

他にもあるとは思いますが、学習することって多分一生なのですが、そこを手抜くことはないはず=社会的にも、学習フォロー系のサービスもこれからいけると思ってます。

強制的な学習は続かない

まあ辛いので強制的にやれっていわれてやれる人はおいておいて、僕は嫌なので、面白そうとか楽しそうがないと駄目ですよね。

本屋が潰れるから買いに行くはありですが、それだけでは自己犠牲なので、「面白いコンテンツがある」「店主が優しい」「楽しいものがある」「毎回何かいくとワクワクする」「コーヒーが美味い」なんでもいいのですが、お客さん一人ひとりが勝手に理由をつけられればいいわけです。つけられないと来ないですからね。

学習って面白い、学ぶって楽しい、疑問を解決すると楽しい、これはなんだあれはなんだ。未知や知らないことを見たい、そういうのは研究者でノーベル賞取るみたいな人だけの話でなく、今まさにあなた、僕もですが常に起きていることでもあります。

これが楽しくないという環境もわりと簡単に出来ます。そういう離脱や逸脱的な「ところでこれなんだっけ」を今はその時ではないと潰していくことや、「正解は一つでしかないので他のことは考えちゃだめ」とかですよね。これで簡単にワクワクしなくなるんです。

本屋で見かけた一角では、大人になって昔ちゃんと勉強すればよかったということで中学生の教科書ではないですがそれを書籍化して学びやすくという本でした。分かるのですが、そもそも昔僕もですがイヤイヤやっていたわけですよね。だって面白くないから(笑)面白く学習することをおろそかにして、楽しくやることを適当にして、都合が良いなあという印象です。正確には本の出版社や企画者や著者と学校教育とは関係がないのですから意味はないのですけど、面白かったならば今も勉強しているかもしれないし、面白かったという記憶が残るはずですから。

楽しくやろうってこれもシンプルに言えちゃうんですけど、結構分からない人も多いと思ったりします。楽しいとは何かから始めてみますか、という感じですよね。

学び合うって理想だけど、マネタイズはしづらい

ちょっと話がずれてきたので、オフィス書店に戻しつつこういうサービスがつまり、学習とか教育みたいなものを扱うところですよね、どうすればいいかを考えて締めてみます。

僕も学習、成長、学びとか大好きなのでどうすればよかったのかと考えるわけです。多分なんですけど、教育って大事ですと僕が言うけど、僕もなんですがそこまでコスト払ってないんじゃないかっていう気づきです。同時に教育って売上を上げるものでなく、人への投資って感じです。だから、リターンはすぐそこではなくてってのがあるかなと。

つまり教育視点はリターンをすぐ求めない長期視点という設計が込みなんですね。教育=インプットとアウトプットを得てそこから生産するので結局そうなるだけです。

もちろんこの時間を短くするのはありですし悪くないですが、短期にやって短期でアウトプットってものすごく疲れそうですし、定着するかは分からないです(ここでいうアウトプットってリターンを得るための何かってニュアンスです。学習したことを学ぶ意味ではなく)。

そうなると、教育の価値みたいなことをいってくことになって、運動や活動になっちゃうんですね。価値をわかりやすく示しづらいのが難点ですよね。情報などもそうで、その情報の価値って取材や考えたことに価値があるわけで、誰でも得られるものだと価値が薄い。ただ誰でも得られるものでも思考することで全く価値が変わるものも面白いですよね。

こうすればいいはあまりないんですが、多分強制しない、面白い、思わずやっちゃう、固くない、エンタメ要素がある、本質的に出会いや成長など刺さるコアポイントがある。

これくらいですかね。例えば人と出合うのは面白いのであれば、出合う要素をきちんと入れていくといい。オフィス書店的にやるとすれば、例えば本棚の本を読んで面白い、著者と話したいのであればわりとすぐ実現出来るような仕組みとかです。これは別途料金を取って勉強会などにするとかですよね。そこで終わらずさらに著者へのフィードバックから次の作品や別のアウトプットが期待できるし、それによってアウトプットを自発的にすることで従業員等参加者の学習効果も期待出来る。アクティブブックダイアログみたいな感じですかね。

本を静的なものでなく、動的なものとして、そこから生き生きとした人間や生の議論が飛び交うみたいな、もっと動くイメージを出すと、毎回違う学びや気づきとなっていくということが期待でき、これは出合いというコンセプトに合致するかもしれません。体験価値は相対的に高まるので今っぽいかもしれませんね。

そういうマネタイズしづらいなあとはいえ、面白いところなのでやりたいなあというところが常にあります。アイデア発想とかは微妙なんですけど、一方でアイデア発想を学習するコンテンツであるとか何かサービス化できると僕はいいなあと思っていたりします。とはいえこれも、ニーズとどうやれるかというところですが、なぜやるかというところは、面白いのとそういうワクワクして考えられるところ、アイデア自体は裏切らないのでうつむかないというか、前向きな思考のほうがいいと考えるからですね。

そういうなぜをちゃんとおいておくと、些末なWHATにぶれなくて済むので、何を言われても土台がこれなので効かないというバリアがはれるのでおすすめですね。

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