地元企業の就活支援バスが0円という企画アイデアが素晴らしい

今回は、長野県企業が展開する就活支援企画を紹介します。

簡単にいえば、長野県で就職をして欲しい企業、つまり求人側企業がタッグを組んで、都内就活生向けに地元の企業を知ってもらう企画となります。

バスを走らせてざっと回れるというのが面白いところで、各プレイヤー誰にとってもWINなのが素晴らしいかなと。

細かい説明はこちらの記事をどうぞ。

【信州⇄新宿が0円!?】ウワサの企業見学バス『ぜろバス』について調べてみた

ぜろバスと言われる仕掛け

就活生の帰省タイミングをついたのが良い

まず、就活生はバスに乗って帰省するついでに企業訪問が出来ます。このように「ついで」というのは、ちょっと難しく言えば、カスタマージャーニーっぽい話で、そのユーザーがどういう時に「商品やサービスに最も近づくか」を考えた末かなと思います。

あなたが就活生だとして、色々な企業は知りたいけどどうやって知るべきか、訪問することも限られると。学校の授業もあるし。バイトもせねばと。忙しいですよね。そういう時、帰省したりするのは誰にもあるわけで、そこを突いたわけですね。それがまず素晴らしい。

就活生は負担なしで移動できる

交通費としてバスに乗るのですが、バス代はおそらく新宿→松本などで3000円くらいはすると思います。これらは社会人からすれば大した額ではないでしょうが、学生からすれば移動だけで確実にかかるこの金額は痛い。新幹線とか電車よりは全然安いわけですけどね。

ここで見落としていけないのは学生視点です。学生からするとってことを想像できなければ、やはりそれは顧客志向ではないってことになります。あなたがどう考えるかは大事ですが、顧客視点でも考えるということです。当然そこで「顧客」or「あなた」みたいなどちらかを取るわけでなく、基本顧客が動くのが前提となるので、普通に「あなた」がどう思うかは「ある」けれど、捨てることになります。

ここでたまに「じゃあ自分の考えは捨てて、顧客の奴隷になれ」みたいなことを(笑)言う人もいそうですが、シンプルにその人に役立つという考え方ってそういうものかなと。ここで「自分の考えを捨てる」というのは度合いなのですが、ここで自己負担で自己犠牲でみたいなのがあればまず「成立」しないじゃないですか。このあたり、ピュアに考えすぎるというか、もっと実際はごちゃっとしているので、マイルドに考えるのもありだろうと思います。まあ、とはいえ嫌なことをあえてやる必要もないですよ(笑)

そして、なんで就活生は0円かというと、企業が負担しているからです。だから、学生は当たり前ですが「帰省」だけで使うことはできず、訪問してねとなります。当然ですが、「帰省」だけでフリーライドする人がゼロではないですよね、きっと。あとはその設計になります。そもそも「就活生」で「企業訪問」とか「長野県の地元企業」に興味がない人はバスに乗せるべきではないですよね。これはどちらもそうで、なるべく就活生は興味がある人を選ぶようになると。

そうしないと、企業も単にコストを払うだけで、意味がないからですね。これらは結果的に訪問した際の手応え、その後のエントリーとか面接とか、そのぜろバスを通じて来たかとかで取れるのでわかりやすいですよね。

この就活生の交通費負担がないのも素晴らしいわけです。

丁寧に企画すると誰もが得する企画はできる

ここでは企画としていますが、ビジネスも同様です。誰かの幸せが誰かの不幸みたいなものだと「固定概念」がある、これもフレームですね、そういうのも確かにあるでしょう。ですが、それだけではないわけで、工夫やアイデアでそういった違う企画、こんかいのぜろバスみたいなものって出来るわけですよ。

だからこそアイデアを考えるとか、ビジネスを考えるとかってめっちゃ大事で、考えて試さないとこういった企画は出来ないと。

本当に長野県に良い企業があって認知度だけであれば、ちゃんとそこでアピールすれば求職してくれる学生さんはいるという仮説があるんですよね。多分その通りかなと思います。

もし誰かの負担だけで成り立っているみたいなことがあればですが、それって長く続かないんですよ。ちょっとは動いても。それって誰かとは、企画側でもそうですし、そこにいるユーザーや関わる人でもそうなんですよね。

例えば最近見かけたミシマ社の一冊!取引所は、書店と出版社が本を取引できるサイトです。こうやってやると、問屋や取次を省くみたいな感じがしますけど、図を見るとそうでなくて、あくまでネットで受発注を取引するけど、モノである本は取次を経由するんですよ。ここで直取引=問屋は敵という考えだとこういう施策は出来ないと。とはいえ、この仕組みもまあ色々と課題があったかもしれないですが、やっているのですごいなというところです。

あなたの考えたビジネスや企画がうまくいかんぞとか、なんか違うなって時は実は誰かの負担、自分も含めてですね、そこがネックになっているかもしれません。いきなりキレイにできないので、そのネックを取り外すとか、そこを違う切り口で考えていくとうまくいくかもしれないですね。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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