地銀が造船融資をしていることが意外。面白い企業が地域にあるのかも。
伊予銀行、選考直結インターンで船舶融資体験 今治造船の工場見学も
今回は地銀ネタです。
地銀だけどグローバル
伊予銀行も四国の地銀なわけですが、造船なども融資対象なので、造船→世界にものを届ける、または受け入れるというわけで、グローバルという解釈です。
記事自体はインターンで学生が興味を持ってということですが、それよりも造船融資が気になりました（笑）
調べてみるとたしかに割合が高め
実際にデータがやや古いですが、統合報告書２０２２からは、
海事産業となってますが、ほぼ造船と解釈すると、１兆円規模の貸出金なんですね。それだけ融資しているわけですねー。
また有価証券報告書２０２２年３月末ですが、
業種別貸出金残高（国内、2022年3月末・金額順）（単位：百万円、構成比％）
株式会社伊予銀行 有価証券報告書より。ChatGPTで読み込ませて作成。
その他：1,012,644（20.96％）
運輸業・郵便業：896,876（18.57％）
製造業：638,834（13.23％）
不動産業・物品賃貸業：529,501（10.96％）
卸売業・小売業：516,543（10.69％）
各種サービス業：483,370（10.01％）
電気・ガス・熱供給・水道業：200,665（4.15％）
地方公共団体：197,777（4.10％）
金融業・保険業：182,719（3.78％）
建設業：135,758（2.81％）
情報通信業：18,010（0.37％）
漁業：8,192（0.17％）
鉱業・採石業・砂利採取業：6,407（0.13％）
農業・林業：3,269（0.07％）
合計：4,830,572（100.00％）
となっていて、その他は不明ですが、運輸や郵便、製造あたりが大きいので、まあ妥当なのだろうと。そう考えると、全体が５兆円規模の貸出金残高があるとすると、１兆円規模だと、20％くらいですよね。
最初の日経記事だと、広島銀や山口FG、福岡銀なども多いようですが、これらはおしなべて大きな港がある、そういう立地なんでしょうね。多分。面白い視点で全然気づかなかったです。
地銀枠だけでは見ない
僕がそうやって「地銀」はローカルビジネスのためのものだーなんて見ていたので、事業者や事業規模によっては、めちゃくちゃ海外とやりとりがあるなんてこともあるわけですね。
そういうことを気付けただけでも面白かったです。
逆に、グローバルで海外に色々支店があるけど、日本企業のやり方そのままとかもありそうですよね。実態は分からないので所在するだけで、「ああグローバルなんだ！」とはいえなくなるわけですね（笑）
というわけで、所在は罠かもしれない、または意外な面白い企業が地域に眠っているのはめちゃくちゃありそうですね。それを発掘するのが大変ですけどね。そこも一つのビジネスやアイデアになりそうですね。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア採択実績数は474件。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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