リアル本屋の価値は体に訴えかける感覚にあり

本屋さんにいって棚を眺めてたんですが、やはりリアルの肌感って面白いと思っていて、たまにこのリアル感のネタを上げてる気がしますが書いてみます。

人によってはこういうネタがめっちゃアイデアのネタになることもあるので、アイデアネタとして上げておきます。メモ代わりですね(笑)

リアル本屋の価値は、体感覚にあり

EC本屋で例えばhontoとかありますけど、本の表紙画像を見て、クリックして概要見たり、おすすめコメント見たり、レビュー見たりって買い方というか探し方をするんですよね。色々違う使い方があれどまあそうやって「規定」されているのですけど、直感では対話みたいな時間感覚というか、体感覚みたいなのが薄いなあと。

リアル本屋でお気に入りの棚があるのですが、新刊日つまり発売日で並んでいるだけなんですよね。一週間ざっと見ると、まあジャンルが雑多で面白いことこの上ないと(笑)

この本棚の表紙を見て、中身を見てみたいなことを再現するのが価値になるとは思わないのですが、UIUXからしてやはりリアルの価値ってこれだなあと感じたんですよね。

動作でいえばなんというか合理性からするとあまり違いはないんですよ。

例えばですけど、ざっくり以下で違いというか書き出してみました。全部ではないですが。

トピックネット本屋リアル本屋
本の探し方トップページなどページにある表紙画像を眺める本棚にある平積み、面陳、背表紙を眺める
中身の見方なかみ検索があればそれクリック。なければ概要で推測手に取ってパラパラめくる
吟味の仕方該当本のレビューや他検索などをして考える。どちらかといえば比較検索やリサーチに近い一部読んだり目次見たり、本自体を読んで検討する
本との関係性一つのインターネット情報、データに触れた感じが近い没入感があるので、対話に近い
身体の動き基本座り状態で、マウスやキーボード操作。手のみの動き基本立って読む。手足を使っている
偶発性データの海で出会うこともあるが、文脈性が作りづらい本棚で意図性を持った文脈が作れるので偶発感がある
ネットとリアルの本屋の感覚違い(N=1=僕)

これ書いていて思ったのは、ネットはデジタルで身体使わないなあと。リアルはアナログで身体使っていますよね。というそのままの意味で、体感覚が使う方が「発想」「知的な刺激」ってなるんじゃないかと思っていて、それ科学的にどうかはおいておいてですね、わりとしっくりきました。

で、別にネットでリアルを再現ってあまり筋がよくないので、長所を生かしていけばいいんじゃないかって。だから、どっちも良いんですよね。どっちかだけも辛いし。例えば目的本があればネットが速いですよね。でも、寄り道オッケーなら思わぬ出会いをリアル本屋に求めても良いと。こういう使い方している人多いんじゃないかと思ってます。

リアル本屋の感覚がいいなあと思っているのですが、それって例えば偶発性というか偶然であえる面白さ。古本屋さんで本を漁る感覚に近いんですけど、Twitterのタイムラインとかも近いかもしれないですね。そういうのを意図的に求めてないなら微妙な話なんですが、求めていればそこはめっちゃニーズというか掘り起こせるなあと感じたと。

ひとまずそんなネタです。

アイデアや発想を刺激するルーチンみたいなものは多分使える

ただし、それはある程度試してみて自分なりにカスタマイズしたものに限るという但し書き付きです(笑)

例えば先書いたような「リアル本屋に週1でいって棚を眺める」がルーチンとしましょう。これって真似したところでどうなんだってことですよね。なんかビジネス書っぽいですよね。別にそれやってるんだ、良さそうならやるけどみたいな。それ以下でも以上でもないというか。

でもですね、具体的なことはまあスルーできても、抽象化すると「何かしら刺激となる情報や動作をすること」であったり、「自分なりに発想スタイルがある」みたいなことが多分超大事なんですね。これはアイデアが大事と考えられる仕事や人であればまずやっているんだと思います。自分の飯の種だから教えない人もいるとは思いますが、それはおいておいて、結局真似しても意味がなかったりするんですよね。くどいですが、僕がこれでめっちゃアイデアを出しているから「本棚眺めに行こ!」ってしますか?しないですよね、多分(笑)

なんでだろうと思ったら、多分それはあなたがカスタマイズできてないし、やり方や環境で差異があるし、そもそも「本棚を眺める」ことについて手順、それで得られること、もっといえばあなたが何か有益だと思える学びがなければやらないってことです。それが勝手に伝わるなら話が速いですけど、多分そういうことじゃない。少なくとも伝わってないからやらない方が多いはずです。

めちゃくちゃ遠回りな説明をしていそうですが、多分これは本質で、具体的なものの意味が低いってそういうことです。なぜなら具体性が僕のそれと、あなたのそれが違うからですね。僕が具体的だ!といっても、あなたが具体的じゃないといえばそれまですし、ずれていれば抽象的だとすら思われるわけですね。

でも、やはりこういうルーチンは残るというか、やはりたまに刺激的な人というか、面白いと自分が思っている人と話す、やり取りするのってやっぱ面白いんですよ。あ、そういう意味で僕に質問とか、アドバイスとか欲しいみたいな人がいれば、お気軽に問い合わせからメッセージしてみてください。相当変な人じゃない限り対応しますが、時間もあるので返信は保証できないのと、あとレスをブログでやるかもしれないのでそこだけご了承を。

それはいいとして、自分なりのルーチンがあると強いというか、そこへ戻ってきていけるので、クリエイターなら制作工房とか、自分なりの安心して使えるPCとか慣れた環境とか。そういうのってめちゃくちゃ大事じゃないですか。多分それこそが価値なので、ここでいうルーチンとか、つまり何か発想をするためのプロセスややることすべてって、あなたが生み出して使っていればめちゃくちゃ価値がありますよってことですね。

本棚眺めるは僕の一つですけど、色々なことをやったほうがいいし、リサーチとかもそうですね。調べていく方が多分良くて、遮断って全クローズではなくて、意識的に触れないのもありで、とはいえオープンマインドみたいなのを忘れない感じが大事かなと。ここはかなりバランス感がいりますが、そういう感じでルーチン大事じゃないかって話ですね。

ちょっと引いてみると、その人が使えるけど自分には使えないのって意味ないじゃないですかってなりそうですけど、多分話はそういうことでなく、そこで足りないこととか、学びという意味では色々と想像したり試行錯誤することがいいんじゃないかって思ったりしています。

価値を伝えると結果的に戻ってくる

精神的な話ですけど、これって仕事の価値とかも一緒だなと。

要するに、上でいうリアル本屋の本棚がいいって僕が思ったのは価値で、これを本屋側が狙っているかどうか、狙っているとは思うんですけど、意図的であればあるほど企画としては成功しています。さらにこのやり方真似してもいいのですけど、その意味性、つまりあえてジャンル分けしないというのが「偶発性」を生んでいます。

よって、価値が伝わったので、また訪れる。で、本屋いくので何か本買うので、それがマーケティングになっているわけですね。これなかなか出来ることではないですよね。ある種、場所の制約もある中で、そこで表現とあえていうのですが、世界を伝えるってなかなかスリリングですしチャレンジングです。失敗もあるわけですが、そこを客が勝手に見て、勝手に買う。めちゃくちゃ面白いですよね(笑)

抽象的にいえば、この時の本屋さんという仕事は、本棚で価値、編集した情報を提供。それに対して客が価値を感じるので買う、また来る。この繰り返しです。リピートっていいますけど、これ価値が凝縮したり、相手にこの人やこの企業はやるなあと思える何かがないとまあ変えられちゃいますよね。変えられるというか、「ご縁」もありつつも、違ったなあと思えば、代わりがあればそうなると。そうならないような、その人の価値があったり、他では見つからないぞ、または希少だぞと思えば、きっとまた次が来ます。そうリピートですね。

リピートしない価値っていうのもあるんでしょうけど、まあ興味もありますし、変化もします。ただ、本質的に同じ人が何度もということがなくても、違う人が同じようにやはり価値を感じてくれるので、仕事が途切れることがないというわけですね。もっといえば人気になる、それは芸能人とかみたいに有名になるとかではなくて、ということですね。有名にならないと仕事ができないわけではないですし、そこはかなり違う話ですので。

さらにいえば、そういう良い仕事を得た、僕は本を一冊買ったのですけど、そこからさらに別のインプットとなるし、それに基づいて本からアウトプットすることで次につながるかもしれません。結局ぐるぐるとこういうのは循環したり、つながっていくんですよね。それって目に見えないし見えづらいんですが、もっといえば世の中は仕事でできている=人で出来ているとすると、そういう人つながり、仕事つながりがまあ普通にあるわけです。

ここまで理解できれば、簡単で僕の仕事も適当にできるわけがないんですよね(笑)あなたの仕事もそうで、色々あるかもしれませんが、結局その仕事で評価されるし、表現と思われると。だから限度はあれど、手抜きができない。

そんなことを考えていくと、良い仕事を見るとなんかやる気が出てきて、改めて振り返るとやっぱ良い体験だなと。そう本屋ですけど、僕が本屋が好きな理由はそういうことです。結局他で代替できるものがあまりなくて、Twitter眺めてもまあ疲れちゃうのもありますしね。そういう意味で意識的に疲れたら辞めればいいし(ずっといるわけにはいかないですし(笑))、気になったらパラパラめくっても怒られないし、いやあ良い場だなと改めて感じました。

そうやって感動したり、心が動いたら記憶に取っておくというか、僕はエピソード記憶で覚えているんですけど、物事って一つをエイヤで覚えるのでなく、いくつもの構成要素、文脈、印象に残ったことをピンポイントで圧縮しておくと、ばばっと展開していく感じです。本屋の体験も上で説明したとおりで、やはりばばっと良い印象が展開されていつでも説明できるわけですね。

ビジネスにうまく使えるかはおいておいて、一人の人に丁寧に伝えるとかだけでも全然話が違ってきます。少なくともその人は、やり取りした人はあなたのことを覚えているはずです。もちろん印象に残る何かがないと駄目なので、絶対全ての人がなんてことはないんですけど、そこをぐるぐるとやり続けられるか、自分なりのやり方を持っているか、ルールを持っているかが大事って感じですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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