年収高めの人向けにチラシを配布するアイデア

一歩間違えると下世話なネタですが、丁寧にやるとマーケティングアイデアみたいになるんだろうというところで、少し考えたものを共有します。結局チラシ配布手段は限られるわけですから、それ以前で精度を高めるか、他の思わずチラシを受け取りたくなるものなどアイデアを他で考えるということになりますよね。

課税対象額は市区町村レベルでデータがある

課税対象所得額からその対象額が高いエリアにチラシを撒くというアイデアです。こういったアイデアはありそうですが、実際にe-statで統計データとしてあることを知っているか、たどり着けるかが肝となりそうです。

例えば東京都の区、市町村単位で、課税対象所得が分かるので、課税対象所得と納税者数で割れば、一人あたりの課税対象所得が分かるわけですね。この金額が大きいところから攻めるべきというものです。

ちなみにデータ自体は、e-statで、統計データを活用するの地域を選び、市区町村データでデータ表示を選び、地域選択で東京都とを選び、表示項目では分野で「C 経済基盤」を選ぶと、課税対象所得が出てくるという感じですね。課税対象所得とは、課税対象所得という文字通りものであり、所得ではないです。課税される所得というやつで、このあたりは課税の仕組みを知らないと分からないので勉強してくださいとなります。

乱暴にいえば、課税対象所得は単純に収入500万程度の年収であれば230万の課税対象所得となるので、単純計算で2倍はあると考えてもいいかもしれないですが、まあこれは目安ということ。そもそも所得税自体が所得によって異なるので何を年収高めとするかで違ってくるというわけですね。

よって、この数値が高いところをまずピックアップできるか、している人と出来ない人では大分思考ロジックが異なりそうです。

日経新聞折込を使う

上のアイデアだけでは、確かに世田谷区とか港区は高いんですが、どうやってアプローチするか、チラシなのでどうするかとなります。

そこで例えば、日経新聞折込広告が使えないかというアイデアとなります。

少し公式でもデータが古いですが、日経新聞への折込広告の説明では、7割は600万円以上の年収とあります。

折込広告ページを見ると、枚数表や料金表をみると、ざっくりですが、

・折込チラシ広告料は、都内23区であれば、B4で1枚3.3円。
・配送料が4万部未満で4000円。
・引取料金がB4換算で5万枚以下なら5000円。

エリア配布部数によると、23区全体では、日経は36万部配ることになり、広告料だけでも100万円もかかるので、よって細かいところで出せるかというところになりそうです。

港区の日経新聞部数は26750枚であり、約3万枚。港区にまず10万円程度で配ってみて反応をみると面白いかなというところです。

これらは日経側に問い合わせたわけではないので、この通りに対応できるかは別としてアイデアとしてこういう考え方もあるということですね。

チラシDMの反応率は・・・

とはいえ、0.01%というという感覚です。不動産のチラシがあったりするのは、なぜか?考えた人もいるのではないでしょうか。疑問の方かもしれませんが。

1万人配って一人でも反応とれば成果となる。つまり、広告費を例えば100万掛けても1件取れれば十分というのであれば、良いわけですよね。不動産1物件あたりの広告費は知らないですが、単純に単価が低いものは広告費を使いづらいとなるわけです。

最も多数のリソースや資本があればそんなケチケチで考えなくていいですが、スモールビジネスや予算が限られるならまずこういう思考が「適切」と言えそうです。

よって、DMチラシを出してもいいけれど、見合わないことが多い。けれど、そんな低いことはないだろうと考えがちな新規者がいるのだと思います。反応率を高めるとか地域限定、分野を絞ってなど工夫で改善はできそうですけど、9割反応があるとかってまあまずなくて、世界観はそういうものでしょう。単純にあなたが「受け取った」らそれ見るかですよね。自分の興味を知りすぎても怖いですし(笑)、知らなければまあ見ない、チラシは捨てるという人も多そうです。

そのあたり生活者感覚と売り手目線の感覚をどう融合していって見るか。そこが問われるところですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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