文章→パワポ図解化サービスってニーズあります?

ちょっとしたアイデアをメモしつつ揉んでみます(笑)

アイデア概要

分かりやすくいえば、パワポスライド作成です。というとごくありふれているのですが、パワーポイントのスライド自体が良い悪いはおいておいて、ビジュアル、図解、言語だけではない説明が重要なことがあります。

つまり、非言語、イメージでのプレゼン、伝える必要がある場合です。

そういったパワポスライドを、文章メモから作るサービスです。

既存サービスなど

すでにあるのは知っているのですが、ざっくりしらべる限りでは、以下が言えそうです。

  • 作業代行系:スライドを低単価1枚100円とかで作業風に作る。難易度は低い。デザイン=見た目、設計などはそこまで考慮されない。Youtubeのスライド解説みたいなものに使われるイメージ。使用ソフトはパワポ。
  • ビジュアル図解:いわゆる本業デザイナーがつくる。パワーポイントもありだが、どちらかというとアドビのイラレで作る。単価は1枚5000円程度。綺麗なパワポや資料を欲しいとか、言葉を入れてビジュアルをおまかせしたいとかのシーン。デザインセンスを持っていると思われるプロに頼むイメージ。もちろん価格はより高いものもあり。新規事業のパワポ資料やプレゼン資料のブラッシュアップとかのイメージ。
  • SNS、ブログ、アイキャッチ図解:ツイッターの投稿に添付する図解。イラストなどもあったりする。Youtubeならサムネイル画像。アイキャッチとして使う。またはブログのアイキャッチもあり。1枚3000円程度。作業代行ほど雑ではないが、プロみたいなクオリティでもない、間な印象。

って感じです。

松竹梅ではないですが、プロ、セミプロ、アマチュアみたいな感じとすると、デザイナープロがやると高く、セミプロがやるとそこそこでコスパ良さげ、アマチュアだと作業代行が多いのかなと。単価によって変わるイメージが強いですね。

その上で、一部は「文章メモ→図解」というのもありえるのですが、これに特化したサービスもありそれが面白いですね。

最も価値が出せるところ

調べていて気づいたのは、作業代行みたいな感じだと単価が安くなるのと、それも望んでないというか僕がやるならやりたくないです(笑)なんか大量のスライド作って、やっす!みたいな仕事ですよね。

一方で、プロデザイナーではないし、そこで争えるとは思わないので、デザイナーです!バリバリの綺麗なの作りますよではないと。そのスキルもないですから。

よって、セミプロ的な位置付けで、かつ文章を図解できるってところを出すのが最も持ち味、テニスで言えばスイートスポットで、楽に力を入れているが強い球が飛ばせる、ところじゃないかと考えました。

コンセプトでいえば、「思考を図解化する」です。「アイデアを図解化する」といってもいい。

そして対象とするのは、言葉で書かれたメモなどで、それを図解にして整理する、概念を再度まとめてみる。ということですね。

これはまさに、アイデア出しにおいて「アイデアを考える」という、何度も出していますが、そこのフェーズになりますから、そこを見ていくということともリンクします。

アイデアを考えるとは、そこでアイデアを整理したり、顧客から気づきを得て入れてみたり、問いを立てたり、そういえばと思いだしたり、組み合わせたりという「頭のカロリーが動く」状態を指します。

というわけで、実はこちらがそれをやる意味では「代行」的な感じはしますが、実際にそれをやって驚いてもらうのを狙うわけです。

なぜ顧客は驚くのか

驚くというのは言い方がおかしいのですが、例えば僕が感動したのは、ワイヤーフレームというWebサイトのラフ設計図を出したら、それがコーディングとして形になっていることなんですよね。これWebデザイナーなら出来るのですが、純粋に驚きました。これかなり大変で(笑)だから仕事になるってこともありますが、技術が入りますし、経験もいります。文字を中央揃えするなら命令を入れればできるけど、画像をいい感じに中央に揃えてかつ微妙なずれも治すとなると、難しくなります。簡単にいえば。

これと同様に、僕達(ここではアイデアを取り扱う仕事をしている人達という意味合い)は、アイデア→図にするのは当たり前で、というか概念としてある程度ストックがある。

例えば、Aというサービスがあって、これはターゲットはBでビジネスモデルはCで、あーまてよもしかしてこっちかなと。これはフレームワークを持っているとも言えますが、実は「ある程度分類を自動化」しているので、整理されてある程度論理的に理解出来ると。違う見方があると言っていい。

自動化できているので「それが他の人も出来る」と思い込んでしまっているわけです。実はそうではなく、「え、そんな簡単にまとまるの!」ってことがビフォー・アフターってことですね。実際に、簡単にやっているのですが、簡単なことでなくて(手前味噌ですが)、訓練やら今までの経験が生きるわけです。

このイメージを持っていくと、いいのかなと考えています。

アイデアに特化すると面白いかも

顧客のニーズに応じたものではありますが、とはいえそれは想定する顧客くらいであって、ある程度絞り込んでおく必要があります。そうでないと対応はしづらいので。

僕であれば、新規事業やサービスなどの0→1的なもの、ふわっとしたものが強いと思います。そこに特化するといいので、そういうメモをざっと書いてもらうと、まとまってなくていいので。それが図解化されると。そういうイメージを出して反応があるかどうか。

あとここに「アイデア」を入れられるかですかね。ブラッシュアップとまではいかないですが、元原稿にしれっとアイデアを入れるのは、作業中にありかなと。まあそこに価値を感じてくれるかどうかも検証したいですね。

サンプル

文章で書いてもこれは伝わらないので、サンプル図解として作ってみました。お題は、今回のパワーポイント図解化サービスです。

手書きの原稿イメージ

まずは元の原稿をもらいます。手書きとかのほうがあるかなーと思っています。これは僕の書いたものですが。

それをパワポでこんな感じで作ります。これがアウトプットイメージです。

テイストはある程度は対応するくらいで、概ねこっちで決めた感じで整形する形となります。これで20分くらいです。

これあったら使ってみたいですか?それともそうでもない?気になれば教えて下さい。

本アイデアの留意事項

実際にやるとして、パワポ自体のストック画像のアイコンをそのまま使えるかですが、多分微妙というかアウトな気がしました。実際に代行している人がどこまで調べているかですが、代行という切り口でも、制作物としてアウトプットを商用するイメージが強いです。

そうなると、ある種、その作ったクリエイティブがどうなのかとなります。具体的に画像やイメージの著作権、あと忘れがちなのはフォントですかね。

多分パワーポイント自体を作ってパワーポイントで納品しても、再現性として、顧客が「パワーポイントの最新版」とか持ってないと、アウトプットが担保出来ないんですよね。

実際のシーンでは、パワポないとか、またはあってもバージョン古い。あとは、画像のアウトプットでしょうか。画像のアウトプットとしては、例えばjpgとかですよね。こうなると、その画像で使われることになるのでってことですよね。

一旦クリアとするため、上のアウトプットイメージでは、著作権フリーのアイコン、フォントを使っています。

仮説

本サービスはおそらくニーズはある程度あるんだと思います。ですが、わりと当たり前だと思っていたりで見過ごしている人もいるのかなと。つまり、「そんなスキルだとやれない」とか「もっとすごいものをつくらないと」とか。これはありがちです。

ですが顧客が求めるジョブみたいなものは、結構色々あるわけで、そこに最適化したり、思わぬ点を見つけていくこと。これが顧客解像度を上げるところで、面白さと言えそうです。

一方で、課題としては、集客として仕組みを作れるかですよね。まあこれは何でもそうですが、とはいえあれば対応できるし、コストもほぼ掛からないですからね。時間はかかりますが。

とりあえずやってみる

というわけで、あーだこーだ書きつつ、ニーズ確認も込めてココナラでリリースしておきます。気になればお気軽にご依頼くださいませ。

アイデアをパワポで「即」図解します 書かれた言葉を図解で分かりやすく!

反応が全くなかったら静かに消えると思いますが、こういうのはやってみてナンボですからね。

おわりに

ざっと軽めのアイデアですが、検証はそこそこ調べて、サンプル作ってというところで作っていったわけですね。

こうやって少しでも手を動かすと次が見えてきます。課題は色々ありますが、やって損はないので、今回試しにやってみることにしました。

多分、普通にデザインとかで戦うと勝てないので、僕らしい「アイデアを入れる」とか「アイデアをガンガン出している人」がまとめるというところで、持ち味が作れればグッドですね。多くはそこまで粘れずやりきれないのですが、そこはもうやっていってどうかですよね。

というわけで、何かアイデアを思いついたらやってみることをオススメしますよということもお伝えしつつ。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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