本棚から創発するサービスアイデア

今回はアイデアとしてあるものを軽く検証している、とはいえちょっとですが、そのメモです。

もし何か始めようという人がいれば、こうやって進めているんだとか、そんなのでいいんだ(笑)といって思ってもらえれば嬉しいです。

本棚ってなんかいいですよね

着想としては、リアル書店の本棚の価値です。実際に僕の体験として、本屋で本棚を見ていると本って買いたくなるのと、その本が想定したものではないものを買っていることがあります。

これ買わされた(笑)とかではなく、色々と本棚を見て本を見てということをやっていると、これは面白いなーという発見で本を買うと。本が好きな人なら多分分かるはずなんですね、この感覚。

で、本好き向けかはおいておいて、この創発というかアイデアが生まれるというか、なんか出会える感じがいいなと思ってまして、それできないかなーと前から思っていました。

一つはバーチャルでそれをやるというアイデアです。VRとかARとかでもいいですけど、なんかもっさいのと、色々ゴーグルも面倒ですし、それほどでもないなと。要するに手間なんですね。コストかけたくない。

じゃあどうするかということで、人の本棚見たらどうなんだろうってアイデアに思い至ります。

人の本棚を見たら何かヒントになるか?

その人のことを知りたいとか、知っている人なら面白いですけど、それって人のお宅に邪魔するとか、然るべきところで会うみたいな。なかなか限られます。あとは、最近読んだ本を紹介するとかですけどこれも結構限られますよね。まあ昔やってたので好きな人ならやれるかもって感じで。

もっと手っ取り早いということで、人の本棚を写真撮って送ってもらうとどうなるか。

いくつか集めた本棚画像達

早速やってみたところ、創発はしませんでした(笑)やっぱ知っているのと情報量が少ないからかなと。

知見として整理すると、

  • ランダム性がない要するに整頓された本棚、ジャンルでまとまっているとかだと何も起きない
  • ある程度の冊数=情報がないと脳に刺激がいかない

リアル書店でも、本棚眺めるって、まあ結構な冊数を見ているはずです。冊数では100冊を超えるはずで、30cmくらいの幅でも15冊くらいですか、もっと少ないかもですが、何段も見て、やっと数冊何か面白いぞという感じです。

しかも、それらは見たことがない本、ジャンルであるということで、創発用途をイメージすると、ジャンル固定ではなく、知らないジャンルや知らない本が求められます。

ちなみにネット書店はこの創発は表紙カバーなのであまりなくて、画像でもいいので「立体の本」がポイントな気がしています。Kindle本の表紙とか見ても情報を見ているだけでなんともって感じなんですよね。面白いものです。立体感が大事かもしれないです。物理性というか。

というわけで仮説1は棄却されました。つまり、人の本棚を見たら創発する、ですがしなかったということです。理由は上に書いたとおりです。

ランダム性があるのは積読では?

次に気づいたのはランダム性って要するに知らずにランダムになっているものだなと。それは積読ではないかと想定しました。ただ、これも本の買い方なので仮説2としてはまあどうかなと思いつつです。

  • 積読であれば、読みたい本ということでジャンルが偏っている可能性はあるが、そこを超えた何かがあるかも
  • 積読という状態は、読みたい、買ったけど読めないということなので、N=1で読みたかった本の欠片ともいえる
  • 積読自体を整理する=ジャンルで並べる人はあまりいないと想定し、乱雑性を期待

というところです。

この結果は今検証しているところなので、また後日ということです。

こうやって、検証の仕方は色々あるわけですが、ここではたまたま協力してもらってやっています。そんな感じで、自分のアイデアや企画を試すことが超大事です。

少し試すだけでいい、そうすると次が見える

色々な人の相談に乗ったり壁打ちしたりしていると、僕の価値が溶けるというか、見えなくなることが実はあります。僕はものすごく「俺は価値があるでー」みたいなことはやっていなくと、「いいんですか?こんなのでいいのかな?」みたいな感じでやっています。そう話しているとか書いているとかでなく心理としてですね。

そこではサポートや整理に近い、心の会話に近いかもしれないですね。

そうやってやっていると、「少し試す」ことが億劫とか、話していたら「なんかやっぱそこが大事だからやります」みたいに背中を押すみたいなことになるんですよ。というのがぽポイントなんじゃないかなと感じています。

つまり、自走できるできないは色々ですが、自分で考えて動けるならそれでやっていけばいいと。そうやって少し試せばいいんですね。

上の本棚ネタも、誰かといっても、友達とか知り合いでいいのでそれを聞いてみると。それだけなんですけど、やらない人も多いわけです。ニーズないからやらないってのもいいんですが、本当だろうか?と少しでも思えば試せばいい。それもこれってリスクなんてなくて、ちょっとの時間だけですからね。

さらに試すとさらに違う視点が見えるし、そこの体験が糧になるので、幅が広がるんですね。

既に見付けたとか思い出したのは、

  • リアル本屋で「本の雑誌」という雑誌を見つけて、本屋さんの本棚を写してその解説なりコメントをしている(マニアックですけど、まあ分かります。それくらい本屋の棚は違うってことですね。解像度低いと全くワケワカメな世界ですが、そんなもんですよね)
  • ある学校では一つの試みとして、本棚を作るということをやっていた。もちろんそれは木材加工で本棚を作るのではない。本を並べて何か意図したり表現するというアートワークだ。というのもあるんですよね。

他にも多分結構転がっているんじゃないかなと。こういう本棚を見るニーズというのが、というのが色々引っ張ってこれるネタとしてあると。

だから試すんですね。間違えたっていいと思います。ほとんどの人は知らないし見てないんですね。

気になったら試す。それで体験の幅を増やす。そこから学んで次に活かす。これをやっていくと多分色々と精度が上がってくるはずです。

ちなみにこの積読サービスなりは、昔考えた電子書籍の積読解消をどうするかとか、積読解消自体にも使えるかもしれないんですよ。どういうことかというと、積読解消したい人が積読を提供、それで創発する人がいて買う?とします。そうやって刺激を受けて積読解消したい人が積読してちゃ駄目だなといって読む。いわゆるリマインドサービスとなるかもというこれも仮説ですが、ありえるかもです。

検証していって面白いサービスが出来たらぜひ教えてくださいね。あ、このアイデア自体もっとこうしたらというのがあればぜひアイデア教えてください(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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