物々交換をやると、価値が再発見できるのでやってみる

おすしカンパニーという活動が面白いなと思いました。

カンパニーとありますが任意団体で、要するに仕事をするんだけど対価は「お金」でなかう、モノやサービスでという活動です。

詳細はサイトなど見てもらえるといいかと。

ところで、物々交換で暮らしを成立させたいとかは急進派すぎますが、いわゆるマネーに頼らないというのは、自立として「依存先が多い」ということでいいんじゃないかと、純粋に思いました。

実際に課題としては、交渉やマッチングなど、あとお金が支払えないがサービスやモノならあるぜという時、結構目利きが問われるのもあるだろうなと。そういう意味ではスマートで、利便性がある取引ではないと。まあ当たり前ですけどね。

そこで、僕の仕事も一部物々交換として、VtoVをやってみようという話です。

昔TOKAというスキルの交換イベントがあった

その前に一つだけ思い出話を。

TOKAというイベントがあって、10年位前ですかね、参加してみて面白かったんですよ。例えば、起業家、フリーランス、様々な人がいて、会社員の人はあまりいない感じですけどね。

スキルとして、Web制作するよとか、動画撮影するよとか。その代わりあなたのやれるスキルを提供してねと。それでスキル交換するみたいなことです。

ほぼこれはVtoVつまり、価値と価値の交換と同じだと考えられます。

何人かと価値交換したのですが、問題はその時欲しいとか、マッチしないとなかなかやりづらいと。あとシステムとして、TOKAは認定講座みたいなFCっぽい仕組みを作っててビジネス感が強くて微妙だったなと。それ一回で参加することはなかったですね。確か。

その場、つまり参加者同士でエンカウントですよね、偶然そこにいた人と三回くらいのマッチング機会で何かやると。決めて後日スキル交換する感じですね。

やることは似ているがHOWとしてやり方は、おすしカンパニーの方が丁寧ですよね。というか比べちゃ怒られるかもですが、そもそも全部依頼を受けるわけでもなく、適したものを、多分ものさしや価値観が近いとか、色々なんでしょうけど、それをやるとまあマッチング率って結構低いのだろうと。

そんなことをふと思い出しました。

物々交換をやるなら?

思い出話はそれくらいで、じゃあ僕がやるならというところですが、アイデア出しや企画作成、リサーチもですがそういうやれることはあると。これらに対して、物々交換的にやるとシンプルに以下ですね。

  • 事業の課題があれば何かアイデアで解決出来るかもを提案。その代わりあなたのモノやサービスを提供してもらう

ということで、わりとおすしカンパニーと近いことをやる感じになりそうです。ただこれ依頼があるかが謎で、無いんじゃないかなと思って書いています(笑)

無料とかボランティアとかだとしんどいので、事業者の事業としてやっているモノやサービスがいいんですね。ただ問題はそれを僕が欲しいかで、ここが最大の課題です。

例えば、僕は化粧品などはそこまでですが、仮に化粧品事業者の方がいたら「試してください」ってことで頂けるかもですよね。でも、化粧品かーとなって人に上げるのも難しく。なんてのが実際起こりそうです。

その場合、提供される物も価値となるので、ここでのマッチングとしてはやはり、提供価値が見合うことが醍醐味です。つまり、こっちが要らないけどでやることはないと(笑)お互いにそれぞれいいかもなというのを探っていく。そこが醍醐味ですね。

逆にいえば、これが面倒だからお金をつかっている面も再確認できそうですね。

物々交換の制限を設ける

当然ですが、これで生計を立てるとかはないので、月に1回も出来るかどうかですよね。年に数回とかでもいいんじゃないかくらいで。ゆるーい枠として設けておくと、中間領域として遊びとして機能しそうです。

というわけで、色々条件はこちらでつけてみますが、例えば、

  • 無理してやらない
  • 月に1回もあれば十分
  • 提供価値がマッチしないのであればやらない
  • そこまで欲しくないもの、サービスなら受けない
  • こちらも、相手もお互いを尊重する
  • この取り組み自体を楽しんでくれる人が良い

というところですね。

あとはなぜやるかってことですかね。

物々交換サービスをやる意味

実は物々交換的なものって、意外にあるんです。ただほぼ全滅してきたところです。とくに、モノの交換はなかなかやらいづらいですね。

多分ITとかオンラインとかと、その設計とマッチしないんですよね。もっと泥臭い感じがするので、スマートじゃない。複雑で合理的じゃない。もっと感覚で「じゃあやるか!」みたいな感じが強いというか(笑)それってシステムでやると、削ぎ落とされるんですよね。

スキル交換も、Web作れるっていっても作って欲しいものはないから、違うデザインやら別のはできないかな?とかになるんですが、これもマッチできるかじゃないですか。昔あったbosyuもそんなキライがありましたが、似てますよね。

ここであえてこういうことをする意味は、先にちらっと書いたように、お金という手段を使わなくてもモノやサービスを得られるということを確認したいのだと思います。まあなかったらなかったでいいのですが(笑)

一方で、これって面倒くさいことなので、間違いというか誤配というか、Web制作できる→デザインもできる→なら、建築設計図とかもいけるんじゃない?みたいなちょっと無茶ぽい話もありえる。それが見合うかどうかとか、クオリティがどうとかよりも、チャレンジが入る。お金を使わないので、時間は使うのでノーリスクではないですが、見合うかどうかですよね。

そこのチャレンジや学び、思わぬ出合い、気づきというところが最も魅力なんじゃないかと。逆にお金が儲かるわけではないので、お金を得たい人には全く向かない仕掛けでありアイデアではありますよね。

出合いや成長は消えることなく

人生をどう生きるかはわりと個人の話ですが、社会的にも決められることも多いですよね、と僕は考えています。

多分、お金だけが欲しい人はこんな面倒なことをやらないし、楽しくはないはずです。でも、僕はお金だけが欲しいとは思わないし、楽しいと思うと(笑)その意味で全く違うんだろうなと感じます、その手の人達とは。

一方で、多くの人は、多くを稼ぎたいって人はあまりいなくて、適したお金、あまり心配したくないとか、家族と平和に暮らしたいってのが普通なんじゃないかと。というか、普通というかごくごくそれでいいじゃないかって思うんですね。僕も同じです。

どのように生きようがですが、人との出合いが面白いことは代わりはないと。そして、そこから成長や気付きになる、つまり学びですよね。この出合いや成長ってどんな状況でも、年齢でも変わらないだろうなと思うのが僕の直感であり、信条です。

本サービスがあることで、思わぬ人から連絡があったり、またはないのも楽しみつつ(笑)、そんな仕事があるんだ、そんな人がいるんだとか、そういうことを気づいていく。ある種再発であり、社会の再認識みたいなものですね。

だからこそ、やってみてどうなるかを考えていく感じでいます。

おわりに

僕が出来ることをざっと挙げておきます。この中になくても、それならコレできない?っていうのはぜひ提案してもらえれば嬉しいです。

  • アイデア出し
  • 事業企画
  • 企画書作成
  • デザイン資料作成
  • 市場調査
  • リサーチ
  • ITに関するお困りごと相談
  • アイデアの可視化、言語化

などです。ブログ書いてよとかでも全然いいですよ!うまくこの枠を使ってもらえれば嬉しいです。

本サービスを試したいという方は、ご自身のやれることを含めて、どんな事業やサービスをやっているか。何をこちらが提供すれば見合いそうか。ざっくばらんでいいので書いてもらえれば嬉しいです。お問い合わせからご連絡頂ければと思います。

最後にふと思ったのは、これってお金が発生しないので、いわゆるクラウドソーシングのような手数料モデルは出来ない領域なんですよね。あと会費とか取ってやるのもありですが、そうするとほぼほぼサークルとか運営費みたいになると。でもこれも参加費みたいなのがペイしづらいと思えば月300円でも参加しないですよね。なので、一般的なサービス化が難しいのだろうと思いました。時間銀行は確かそんな仕組みで面白いですけど、日本だとボランティアバンクとか地域通貨みたいなのが近いですかね。広がる時間経済圏。お互いのスキル、サービス、資源をお金を介さず交換しあう「ECHO」とかが参考になります。

cocanは1.5年ほど運営されてクローズしています。これもコロナ禍における交流や違う出合いというのが「スキル交換」という手段、切り口と考えると妥当な期間だと感じます。

なので、個人の副業みたいなのも全然お金目的でありですけど、スキルなり幅を広げるって非金銭的なものを得たいのであれば、こういう物々交換を個人が自分の範疇でやるというのが、最大のライフハックかもしれないなと感じました。

というわけで、何かピンと来ればお気軽にどうぞ!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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