新しい学習塾のビジネスアイデア6つ

今回は軽いアイデアネタです。

新しい学習塾ってどんなの?に対する、アイデア出しです。とくに革新的ということはないのですが、アイデアをぱぱっと出したらこうなったというところで、何かのヒントになれば幸いです。

新しい学習塾のアイデア

1.外国人向けで公文式

実は公文式は海外で普及しているはずで、目新しさはありません。ですが、国内で公文式を外国人向けに行うことで、日本語学習をより効果的に出来るかもというところです。

2.オンライン塾のリアル教師サポート

動画で学習が出来るなどのサービスが多いですが、一方でやはりそばでリアルに講師がいることも根強いわけです。この比率がどうなるかは分かりませんが、オンラインだからこそオフライン教育が刺さるかもしれません。

何回動画見ても、インターネット上で解決出来ないなら、それこそリアル会話で解決する。最も会話などは動画チャットや動画通話などでカバーできるかもしれませんが、実際に合う強みってまだまだ他にないものですから。

効率的なのは分からないレベルに応じて、メール対応、動画対応、チャット対応、オフライン対応など分けておくことで最もコストがかかるオフライン対応は少数だけでもそれで効果を出せる仕組みが面白そうですね。

3.一問課金型

多くの塾は、教材の科目や月謝制等の組み合わせでしょう。そうではなく、問題1問に対して課金しそこからお金が発生する。つまり課金単位が1問ごとというアイデアです。

時間を費やして問題をたくさん解いて、先生を確保し、より資源を使ってもそうでなくても定額である。というところからの解放です。ただこういうシステムに似たもので、例えばいつ来てもいいし、いつでもどの講義や先生からも教えてもらえるフリーパスみたいなものもあるかと思います。

課金の計算が大変ですが、スマホやデジタル教材なら簡単で、欲しいものだけ買って解いて学ぶ。一教材をやることで得られるものというやり方もありますが、一方で全部要らないけど欲しい曲だけあるみたいな買い方。iTunesの1曲買いということで、アルバム的な問題集がどんどん消えていくかもしれないし、保守性があるからそれはほとんど変わらず残り続けるかもしれません。

4.レンタルスペースの自習室化

自習室などは塾や予備校にあるわけですが、図書室やカフェ等で勉強している学生を見かけます。レンタルスペースなどは割高なため、そういう施設利用料を払ってまでという学生もいますが、一方で単価は安くてもスペースが埋まらないならそこを使って欲しい。しかも、勉強を静かにするだけなので客層も悪くない。

というところで、レンタルスペースを塾補完施設と捉え、例えばパートナー提携して自習室パートナーとします。そうすることで、学生が近場のレンタルスペースを安く使える(例えば社会人等より料金を下げる、その代わりレンタルスペースが当然利益になるくらいにする。例えば塾側が自習室スペース利用料として支払い、それを塾生が使うイメージ)ようにします。

今後、学校の減少、塾の減少、自習室スペースの減少となる時、既存でもそうですが、カフェと自習室やレンタルスペースが競合ということにもなってきそうですね。

5.朝勉、もくもく会スタイル

朝活としての朝勉強。レンタルスペースなどで遊休時間となりやすい、朝や平日の夜などを有効に使ってもらいます。とくに朝は時間帯として使う人がいないため、空いてます。朝時間帯を安く貸すスペースもあるため、そういうところで朝勉として学生が集ったり、または借りておいて勉強をもくもくやる、もくもく会スタイルがはまりそうです。

こうなると学生だけでなく、社会人などで自習したい人を集めることもできるため、年齢問わず勉強したい人達が気軽にスペースを借りられることになりそうです。とはいえ、スペース側も不特定多数が集まることに懸念することもあるため、そのあたりは実績や知り合い等から始めるのがいいかもしれません。

メリットとしては、勉強する学生や社会人は朝時間という訳ありな時間帯になるが安く借りられるし何より自分たちで予約したりする手間はなくなる。主催者はそれらリスクを取って予約し開催。その分、自習室利用料が手に入る。レンタルスペース側は朝時間帯を埋めてくれるので嬉しい。

ただ問題はビジネスとして考えると、イベント収益では辛いので、学生向けサービスを宣伝する広告であったり、または社会人向けに何か使ってもらうなどサービスを考えたりする必要はありそうですね。または塾から自習室提供という形でお金を取るのも面白いかもしれません。

6.みんなが勉強している環境を作る

オンラインでリアルタイムでコメントがされていたり、ライブ学習みたいにみんながやっている感を出します。これによって、家にいても「刺激としてみんなやってるから僕もやろう」という状態に追い込みます。多くの塾や勉強をする環境づくりとはそういうことだと思うので。

時にはそういう環境づくりが疲れを生み出すわけですが、とはいえ刺激がなければだらけてしまう人は多いため、一定の打ち手にはなると考えられます。

みんながやっているとは、ゴール共有型の話(なんとか大学に受かる!など)でなく、実際に目標等でなく、勉強をしているところをシェアしていく感じですね。それは解いている問題集やチャットでの問いかけや応答など勉強に関する状況を視覚化、またはデータ化していくことでやる気を出す仕掛けです。

おわりに

学習塾というよりも学習スタイルみたいなアイデアになったかもしれません。個人的には一問課金が気に入っています。よりお金をかけずに学べるし、またお金をかければそこはより早く学べる。でも、掛けなくてもしっかり自分で考えればその定着率は高いはず。

まるでソーシャルゲームの課金みたいですが、勉強に課金するほうが得していると考える人ならばより課金するのかもしれません。ですが、課金をするくらいなら勉強を自分でするわという人が増えれば課金サービスとしてはやっていけないため、ジレンマに陥りそうです(笑)

このあたりの詰めは甘いですが、課金の形態を変えるだけでも新しいビジネスになりえます。例えばドローンも日数などでなく、ドローンを回転させたり飛ばした時間で課金などもわりと出来そうです。この場合、提供者は「日数で課金しないととてもレンタルで割が合わない」と考えるのでなく、「どうすれば時間課金でも元が取れるだろうか」という視点で考えるのが良いと思います。

例えば、ドローンレンタルビジネスを手がけていればドローンの種類があり、あまり使われないドローンがあったり、届けるのでなく取りに来てくれるなら貸せるとか、経費や寝ているドローンをそういった時間課金対象にするなどです。これはアイデアというか考え方と見せ方かなと感じます。

以上、今回は新しい学習塾のアイデアでした。一つでも参考になれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。