スロット依存から抜け出すアイデア

質問

私は社会人になってまだ二年ほどしかたっていないのですが、もらった給料のほとんどをスロットにつぎ込み、生活するうえでお金が不足すると友達などに毎月借りてしまいます。正直こんな自分がいやでギャンブルから抜け出したいと自分なりに方法を探してみましたが、どれも二週間と持ちませんでした。

ですのでなにか効果的なやめ方をよろしければ教えてください。よろしくお願いします。

回答

1)より興味があることを見つける

一概に言えませんが、ギャンブルが好きというよりも習慣になっている、またはあらゆる生活スタイルでスロットの気配があるということなのだと思います。例えば仕事終わったらスロットできるから仕事を頑張るのようなこととか、ストレスが原因かどうかはおいておいてそういった反動はありそうです。

興味を他に持つというアイデアです。スロット以外というとやや失礼ですが、他に面白いことは世の中はたくさんあり、これはアイデア次第です。

例えば、仮にスロットというゲームが好きならお金をかけずに、ゲームでスロットをやればいいだけとなりますがどうでしょうか。おそらくお金をかけたスロットでないと駄目なのだと思いますが、なぜお金をかけてそのスロットをやりたいかは、診断まではなかなか難しいところです。

ただ、例えば運動が好きなら運動をするとか、汗をかいてリフレッシュみたいなことは月並みですが大事です。

2)専門医の診療を受ける

依存症というと語弊があるかもしれませんが、一応個人的なラインを提示すると、
日常生活に支障をきたすとそれは病気という判断で良いと思います。もちろん病気であれば治しながら生活を営むことはできるので病気=駄目ということではありません。

その上で、禁煙患者向けの禁煙外来などはどこまで効果を出しているか分かりませんが、タバコへの依存症向けのプログラムかなと思っております。もちろん中毒性がある嗜好品は全てやめるのは大変だと思います。

ここでの専門医は、心理カウンセラーや依存症等の克服プログラムや実績がある人を探して軽く相談してみるなどです。

私のような素人ではなくプロの意見を聞くのも良いと思います。

3)決意をしない:付き合う人を変える

依存的な行為を変えることに効くとは思ってないのですが、そもそも人の決意など全く無意味というと怒られますが、効果はありません。

ここでの決意は「よしスロットをやめて他のことをするぞ」というような宣言です。

付き合う人を変える。例えばスロット仲間がいる場合はそういう人と距離を取ります。距離を取れたら苦労しないかもしれませんが、まずスロット以前にスロットの周りにいる人との関係を遠ざける、あるいは連絡しない、適当な理由(他にやることができたんだ、など)をつけていきます。

付き合う人を変える意味は、そもそも人は他人と影響しあい生きています。自分が思っているから行動できる部分もありますが、例えば周りにスロットでなくて、パチンコをやる人がいればパチンコに転じている可能性があります。同様に、スロットをしない人達で周りの人を構成できれば、それはそれで成功といえるでしょう。

4)決意をしない:引っ越す

住んでいる場所を変えてみます。引っ越し慣れをしていないなら、相当生活が変わるので新しいリズムを作りやすいです。例えば、ゴミ出しルール、朝起きる時間、買い物の店、通勤路などです。

ただ、これも人間の適応能力があるので1ヶ月もすれば慣れてしまいます。そこで、慣れたのでそろそろスロットとなると駄目ですが、その1ヶ月の間で1に該当する、面白いことに着手するイメージです。

5)決意をしない:行動を変える

行動を変えるとは、そのままですが、自分の決意などは全く関係なく、それらをブラックボックス(考えない、見ない)にして、行動することです。結果的にスロットをしなければOKであるという目標に向かうわけです。

例えば、早起きをしたい人はテレビを夜見ない、早くお風呂にはいって布団に入る、
など早起きをするのでなく、夜早く寝るという当たり前のルールに気づきづらいです。もっといえば、逆算をするのが面倒なわけですが、例えば、ということは家には遅くとも21時にはいないと成立しないなとか、もし遅くなったら早起きしなくてもOKというルールなどです。

スロットでいえば、給料は振込でしょうか。その給与口座からどう引き出す感じでしょうか?ATM等であればその時点で引き出した時点で終わりですので、強制的にお金が見えない状態を作ります。

例えば、口座を別に作り、給料日またはその翌日くらいに自動的に振込をして、メインの口座からお金をなくすというものです。

当然その別口座から取り出しやすいのであれば意味はありませんが、遠ざけること、引き出しにくくするなどは心理的に面倒になることもあります。

6)お金の管理を他人に任せる

それだけでは弱いと思うなら、親、信頼できる友人、恋人、など身内にお金を預けます。リスクはありますが、そこからお小遣い制のような形にします。これを格好わるい、自己管理ができないなんてというのは、あまり意味がありません。

やや個人的すぎますが、自己管理が出来ない人はクレジットカードは持たないほうがいいという持論があります。管理出来ないならどれだけということもないですが、自制できずにキャッシングしてしまうからですね。

なお、これは実際のお金を預けるということもありですが、それが万一のリスクであれば、お金管理を株のように管理してもらって、週次レポートなどのようにして何をどう使ったかを管理してもらうことです。

ネットを使い簡単な仕事としてクラウドソーシングで人を探しても面白いかもしれません。もちろんその場合はレポートや管理報告をしてもらうことで、空いている時間でやってもらいます。その代わり、全部の消費をレシートをとって報告する必要があります。その行動の代わりに、全部ガラス張りになり、スロットの余地がなくなるというところです。またはレコーディングダイエットのようにどれだけ使っているかを可視化することで、大いに無駄と分かる可能性もあります(可視化されないとお金を溶かした程度で分かりづらいので)

7)効果的な方法はないと考える

おそらく色々試して二週間ももたない、つまり戻るということは、立派な依存症といっても過言ではないと言えそうです。

1つまたは複数の解決策で出来るかどうかを試されていると思うのですが、おそらくそれは「人生の答えは哲学にある」というところで、哲学を勉強しても、結局答えはないというような、答えがないのに答えを求めているパターンかもしれません。

実際に人の心理を、気持ちを変えるのは大変です。ただ、分析するならば、スロットにはまる何か要因はあるわけで、射幸心か、ストレスでの散財か、音楽で麻痺する、お金を消費することで現実感を感じられる、など様々でしょう。

試しても駄目となると逆の考え方も根付きます。例えば、「自分のスロットをやめられる方法はないんじゃないか」という考え方です。それによって、逆転していますが「やめられないことを試す」ことになっていきます。そうなると、心としては「辞められない」「辞めない」のに、それらの「やめるであろうアイデア」を試すことになるわけですが、まあ心から思ってないので辞められることは厳しそうです。

もちろんこれは決意をしろということではありません。ただ、心の動きもゼロならば、辞められないということでしょうか。

よって、効果的な方法はないと考え、

・お金の流れを変えること
・強制力で大元から変えるか、入り込めないようにすること
・スロットに近い要素がある趣味で時間を埋めること(本来は自分が面白いと思うのが趣味なので、スロットが駄目とは全く言えませんが、自制が効かないが心は反しているのは問題です)

となりそうです。

お金の流れは上でも書きましたが、いわゆる封筒に生活費など分割してその封筒分で1ヶ月生活してみるというものです。ここにスロット代を1万円としていれて1万円だけやるというものです。ただ、スロット封筒が0円になっても他の封筒から取ってくるのであれば、それはそうならない仕組みを考えると良いと思います。それらもキリがないですが、貸し金庫とか何か外部に預ける、口座も同じ考えですね、人に預ける、財布等をそもそも持たない(小銭いれのみで生活する)、キャッシュカードやATM利用が出来ないようにカードを破棄する(今の時代ATMを使えないのは相当手間ですが、その手間が誘発するなら窓口利用でお金を引き出します。手数料はかかりますが浪費コストを考えれば相当安いものです)。

8)ライブ等イベントに参加する

音楽などの趣味があればいいのですが、音楽など歌って大声を出したり、みんなで踊るなどそういうイベント参加は体を動かしますし良い刺激になると思います。

これもこういったスロット以外の趣味を作るために、まずそういう仲間を作ったり、
色々な人にどこか連れて行ってよというところから始めるのはどうでしょうか。

当然旅行などでもスロットがきになるかもしれませんが、美味しい食べ物を食べたり、観光地をみたりしてそちらに持っていかないようにします。

9)他の人の経験談を見る

たまたまこちらをネットでみかけました。
http://izondakkyaku.blogspot.jp/2013/02/blog-post_4110.html
これはパチンコですが、スロットもほぼ同様と考えていいと思います。

読むと壮絶な話であり、とても笑えませんが、いわばショック療法であったり、不安を煽るというアイデアです。

私はギャンブル的なことはやらないのですが、そもそも自制ができるとは思ってないので、近づかないということで生きています。ではなぜそのようなビジネスなのか、商売なのか、がなくならないか。当然それらで儲かる人がおりというわけで、また別に無理にやってもらっているわけではありません。

ただある種の射幸心や心理を煽ることは誰もが何かしらやるわけですが、中毒的になってしまった悲しさはそれにより生活に支障が出て、生活が営めない。また生命活動の停止までいくこともあるわけです。

借金取りに追われたい人はいないと思いますが、色々な借金系のマンガは既にあるわけで、楽しむというよりも、どうなるか、マンガで味わって不安を現実化し、こうならないためにもやめようという考え方は学べるかと思います。

10)まとめ

提案できるのは以上ですが、セットメニューとして、引っ越しして生活をリフレッシュして、その上で新しい趣味仲間を見つける。かつ、お金の管理を誰かに任せたり、メイン口座にそもそもお金を入れておかない。自身は小銭入れで過ごす。また封筒で家計簿をつけ(ここがハードル高いかもしれませんが)、自制できるか試してみる。

さらに、経験談やマンガから不安を生成してこれはやばいと思う。当然のことですが、合わせて専門医にも相談されたほうがいいと思います。専門医も当然人ですので、かかれば治るわけではないと思いますが、サポートしてくれる人は心強いでしょう。

余談ですが、貯金が出来る人はそもそも余ったら貯金という人はあまりいなくて、最初に貯金する額を差し引いているから貯金ができます。

また、興味があれば心理学など学んでいただくと、人間の機能というか、いかに決心や決意では変わらないかはお分かり頂けるのではないかと思います。とくに社会心理学などは応用系ですが日常の話もあるのでそういったコラムから勉強されると良い気晴らしと同時に楽しい学びにもなると思います。

ギャンブルの場合、アルコール依存などと比べて暴力であるとか、外的に何か損害を与えることは少ないかもしれませんが、依存の基本的なことは変わりません。

釈迦に説法かもしれませんが、毎日が何かわくわくすることがある、変化がある、自分を必要としてくれる人がいる、やりたいことがある、生きてて楽しいと思う、人のために働きたいと思うなど、そういった要素があれば、ストレスは相当ありません。

それは何か無理な生き方でなく、誰にでも出来るものと思っています。生き方は才能ではなく、単に心構えと視点、見方考え方だけでしかないので、楽しく生きる人はそのように考えて生きているのであって、楽しいセンスがあったからではないのだと思います。

ぜひ快適な生活になりますよう、心からお祈り申し上げます。

少しでも参考になれば幸いです。

失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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