店舗を持たずにカウンセリングサービスを行うアイデア16

質問

Q.生活向上の為に様々なセミナーを受けたことを思い出しました。

店舗を持たずにカウンセリングするアイディアをお願い致します。

回答

A.以下で回答致します。

1)知り合いの家、スペースを借りる

物理的な場所のアイデアはなかなか出てきませんが、知っている人であればある程度融通が聞いたり、仲が良ければ無茶なことも相談にのってくれるケースがあります。

例えば二毛作的な視点は使えるかもしれません。昼にカフェをやっているところは、夜は使わないので、夜に借りるなどです。昼のカフェの宣伝も忘れずにするなどがいいかもしれません。

書店の解決策にはなりませんが、小さな書店は軒並み潰れています。夜遅くまでやる個人書店は少ないので、夜販売員をする留守番をしながら、スペースを借りてそこでカウンセリングというのは留守番を逸脱していますが、可能かもしれません。

例えば、地域の商店街にありそうな書店。潰れないのは、本が売れているのでなく、学校に納入する教科書の指定書店だったからというオチがあったりするようです。

ポイントは貸してくれる人のメリットを考えることです。

2)ココナラなどネットサービスを使って試す

ネットで売れるかどうかは経験値や実績や見せ方など色々なものに左右されます。とはいえ、商材やサービスによりけりですが試したことがないなら試してから見切りをつけたり、合う合わないを検討したほうが筋が良さそうです。

多くの人は簡単に判断してしまいますが、どんなサービスでも使い倒すのが難しいです。理由は継続して使いこなすまで新しいものに慣れないからですね。

ココナラ以外にも、タイムチケットなどもあります。
https://www.timeticket.jp/

また、カウンセリング系のサービス自体はここでは定義していませんが、それぞれのサービスに特化したものが必ずあるはずです。市場が狭すぎるとないわけですが。

例えばクラウドソーシングは総合サービスであれば、ランサーズやクラウドワークスですが、特化型となる、翻訳のコニャック、イラストのみのクラウドソーシングなどと特化するタイプもあるからです。こちらのサイトなどにまとまっているので適宜見てみるといいと思います。
http://list.crowdsourcing-fan.com/

物理的なスペースがそもそも必要かどうかを検討したいところです。例えば、カウンセリングという仕事において、何が必要なのか?究極的には、依頼者と自分がいて、どこでも会話ができるなら良いというなら、会話時のみスペースが要ることになります。

会話前の受注者発掘、当然その後のフォローはネットやメールなどを用いればいいので、そこまで考えると、いかに見込み客を集められるか。集まってからサービスを提供するということも考えられます。もっとも、見込み客がゼロの場合は、まずはサービスを仮に提供していって、テストしていくしかないわけですが。

ネットで全部できるわけではないですが、出来ることも多いという視点は大事ですね。

3)スペースマーケットやストリートアカデミー

2のネットサービスに近いですが、ネットで完結させるのでなく、物理的な場所を使うサービスです。

スペースマーケットで「カウンセリング」で検索すると、それに向いた会議室等が出てきます。
https://spacemarket.com/search?location=&keyword=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0&geocode=

これが安いか高いかですが、単に場所を固定で家賃を支払うよりは当然安いと言えます。当然1時間あたりのカウンセリング料が場所代以上になるひつようがあるわけですが。

ストリートアカデミーは、どちらかというと教室です。講師や主催している人が登録する、先生向けのサービスといったほうがいいでしょうか。ストリートアカデミーで「カウンセリング」で検索した結果は、そこまで意味はありませんが、まあ講座内容がヒットしますね。
https://www.street-academy.com/zenkoku/all?search=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

それよりも、講座教室を開きやすい、例えばカウンセリングを開きやすいというスペースの紹介があるので、こういった情報はうまくつかってそこを借りて行うなどが考えられます。
https://www.street-academy.com/spaces

4)イベント等に出展する

カウンセリング系のイベントがどれくらいあるかですが、親和性が高そうなのは、ターゲットは女性で、占いやメイク、恋愛相談、風水等でしょうか。

各先生、またはクリエイターが一同に集まるようなイベントもあります。ただこれらは最初の一歩としてはちょっと厳しいかもしれません。

例えばクリエイターEXPOのようなものです。
https://www.content-tokyo.jp/ja-jp/about/cr.html

クリエイターというとずれてしまうのですが、例えばカウンセリングでもアウトプットを何にするか。よく路上で自分の書いた詩みたいなメッセージを売っている人をみますが、あの人が「言葉」をリアルタイムで言うなら、なかなか売りづらいんですよね。それを色紙にしているという見方もできます。色紙は見やすいですし、そのまま売れる。1枚1000円くらいでしょうか。

カウンセリングも結果を紙に書くというようなアイデアアウトプットにすれば、ある程度クリエイターといってもいけそうです。

5)ワークショップを開催する

3に関連していますが、そういう場所を借りてワークショップを行います。ワークショップとは、講座というよりも、参加者がやや積極的に参加しないと得られるものがあまりないタイプのものです。言い方がやや乱暴ですが、一方的に話すのではなく、参加者が手や身体を動かすという意味ですね。

カウンセリングを一対一で話すだけでは広がりづらいわけですが、その見込客を集めるために、興味がありそうな人にアクセスする必要性があります。

例えば、「カウンセリングから生活改善しよう」というテーマでやって、内容は例えば、カウンセリングをプロに頼むのものいいけど、簡単なものなら自分でやってみようなど。もちろんカウンセリングは専門的な知識がないと、ある種人が変わっていくわけなので、難しいところではありますね。

内容次第ですが、そうやって見込み客をワークショップで集めていくというアイデアとなります。

6)アクションの分解

カウンセリングに限らずですが、今回何をしたいかのゴール、またはイメージを固めていく必要があります。

例えば、
・カウンセリングをしたいのか?そうであればカウンセリングとは何か。
・カウンセリングを通して人を喜ばせたいのか。
・カウンセリングでお金を稼ぎたいのか
・特定の行動を人に促してみたいのか、または改善してもらいたいのか
などです。

もちろんお金にしたい、仕事にしたいというのは分かるのですが、それ以上に突っ込んで、なんでやるか、どうやるかを考えていないと、空振ります。

例えば、カウンセリングでお金を稼ぎたい場合、お金を稼げれば何でもいいなら、カウンセリングを継続するパワーが落ちます。副業等が続かない人はよくあるパターンでしょうか。ある副業Aをやってみたい=お金を稼ぎたいから、しかしやって1ヶ月経ってもあまり売れないし、稼げない、他の副業Bをやってみようと考えている。副業Bもやってみたら1ヶ月・・・以下繰り返し、というのは、もはや鉄板でしょうか。

この場合副業Aをやってダメだったら、副業Bにいくのでなく、副業Aをどうすればいいかを考える方向に意識を向けないとダメかなと思います。もっとも、本当に売れないものを売ろうとしているケースがありますし、それはまた別問題です。

カウンセリング自体でお金を稼ぐ人があまりいないなあという場合、少なくともそういう情報や雰囲気であれば、実際にそういうイメージが消費者視点であるので、多くのお金を払う人はいない可能性が高いです。そうなると市場=売上がないとなって、商売は難しくなるわけですね。

アクションの分解とは、それぞれ何をしたいか、どうしたいかを考えていくことで、実はカウンセリングでなくても良いということに気づいたり、実はそこまでお金を稼ぎたくなかったとかに気づけます。もちろん、どうすれば稼げるかであれば、自分の認知と、行動と、リアクションなどを少しずつイメージに近づけていく、かなり地味なことになります。

そういう意味で楽な仕事はないというところを踏まえて、カウンセリングにおいて、どういうことをしていけばいいかを深めていくのもいいと思います。

7)メールで行う

ネットで行うことと同義ですが、メールというツールは古いと思われつつも、多くの人が使える数少ない共通のインフラです。メール文章で定期的に文通のようにすることで、ビジネスにできないかを考えます。

8)シナプスのようなサロン運営

https://synapse.am/
カウンセリングのお客を獲得してーというやり方もありますが、例えば会費制のサロンのようなものを運営していくというやり方もあります。ただこれはある程度サロンに来るには、そのための実績が必須です。今は早いですが、こういった仕組み、つまりビジネスモデルを会費制して、課金タイプを変えることでビジネスが違ったものになる、また見た目は同じだけど違うという商売をすることが出来ます。

9)弟子入りや鞄持ちをする

これは!という先生がいたら無償で働かせてくださいといって、1ヶ月くらい密着してノウハウを盗みます。盗めなさそうなら厳しいですが、色々と教えてもらって活かすという形です。

これに近いのが、カウンセリングの仕事を出来るところで経験を積むということです。そういう現場やお客さんが見えるところにまずは足を運ぶのがメリットですね。目的が明確なら、期限を決めていけますし、踏ん張れそうです。

10)Skype等でのカウンセリング

ネットツールとして、Skypeの動画通話で行えばある程度リアルに近い状況で、声のトーンや相手の様子を見ながら話せます。
場所が不要かもしれないというアイデアですね。当然こちらも相手もskypeする場所やインフラは必須です。(カメラやマイク、ネット回線など)

11)営業スキルを上げる

やや遠回りですが、カウンセリングではないですが、何かしらの教材、見えづらいサービスを売るような仕事でスキルをあげます。単に自分で一から作って売るのとは違いますが、そこから営業スキルを上げるという感じです。

12)カウンセリングの代行

心理カウンセラーなどでも、資格を持っているが仕事にしていない人はある程度いると思います。保育士などもそうでしょう。

そこで、カウンセリングをしたい人のために逆に営業代行をします。つまりご自身はカウンセリングをせずに、カウンセラーの先生のためにお客を探して提案する仕事となります。またはカウンセラーのアシスタントという形でもありかもしれません。

ポイントはカウンセリングを提供せずに、自分が仕組みをつくって、カウンセリングを先生にしてもらうことです。そうすればカウンセリングサービスは提供でき、かつお客さんは自分で探した分を報酬からもらえばいいわけですね。仕組みを作ることで、目の前のカウンセリングだけをしなくてはというところから外して、幅を広げて考えることが出来ます。これは何にでも応用ができる視点です。

13)外国人向けの相談

ソーシャルワーカー等、つまり社会福祉的な相談者は、日々そういう相談にのっているようです。例えばブラジルから出稼ぎにきたけど、あまりお金がなくて子どもたちに学校を行かせてあげられないとか。

カウンセリングとはずれますが、そういう社会や弱者(障がい者、外国人、高齢者等)向けのサービスは、実は直接お金を取るのではなく、自治体や行政などから間接的にもらうケースがほとんどです。これを受益者(メリットを得る人は外国人等)からお金を取らないモデルという理解が可能です。

社会起業的な視点ですが、カウンセリングをすることで社会を変えなくても、何か役立てるのではないか、社会課題に対して解決できる部分はあるのではないかと思われるなら試してみたいところですね。

14)勉強会を主催する

ワークショップ等も近いのですが、カウンセリングの知識が仮にあまりない場合、逆に一緒に勉強する仲間を作りながら、相手が色々知っているなら質問をどんどんして、お互い刺激をしあっていきます。

お客さんになることはないかもしれませんが、一緒に相談出来る仲間はかなり価値があります。一人で全部考えないといけないとなると大変ですから、そういう仲間を作るのも一つの大事な要素です。

こちらは手軽にネットでイベント作成して募集していく形ですし、先ほど提示したクラウドソーシングまとめサイトにもありますが、
ご近所さんとかエリア限定をして探すとかもありですね。Wishscopeがいいかはわかりませんが、そういうお探し掲示板的なもの多いですね。

15)メタカウンセリング

12に近いです。要はカウンセリングする前に、カウンセリングをして、どういうカウンセリングをしたらいいかをアドバイスするものです。

例えば、怪我をしたらどこへいけばいいか。結構悩むわけで、病気や医者の仕事やまたはクリニックの専門性を知らないとお互いに不幸です。歯医者であれば矯正歯科と一般の歯科は異なります。

虫歯であれば矯正歯科でなく、一般の歯科にいくべきです。もちろん虫歯を直せないわけではないでしょうが、普段やったり実績が高い人のほうが安くて上手いというわけですね。

カウンセリングを受けたい人をどう探すかにもよりますが、まずカウンセリング前のカウンセリング、というところがポイントです。

16)継続するポイント

カウンセリングに限らずですが、シゴトをつくりだして継続するポイントというのは、好きだとか、やりたいとか、そういうパワーが付き物です。それがないと、カウンセリングに限らずすぐに諦めてしまいがちです。

もちろん好きでないことを仕事にしてというのもあります。考え方次第ですが、結果的に嫌いな仕事もやっていたら好きになる、という適応性があるからかなと思っています。

焦ってやるべきではないですし、結果を出さないといけないという状態で結果を出せるという人は特殊な訓練を受けてないとまず無理かなというところです。特別な訓練がいらないのは、そういう意味で好きや楽しいと感じることから派生させていくことですね。もちろん趣味を仕事にしない考え方もあるので一例ではあります。

ただどちらにせよ、好きとか関係なくても、継続していく場合、何か理由が生まれたり、行動の説明が情緒的であれ必要です。お金になるからやるのはある種の強力なモチベーションです。ただ一方でお金にならなくなったら辞めてしまいます。

それはジャッジとしては合理的ですが、お金にならなくても、楽しい部分があるからやるほうが続きやすいということですね。2つの継続ポイントで結ばれているからですね。

自分がどうすれば続けられるだろうかはかなり大事なポイントです。起業しても、かりにそれが毎日続くならそれは「わくわく」よりも、毎日同じことを続けることに他ならないからですね。もちろん毎日ワクワクであるほうが楽しいですよね。

17)まとめ

カウンセリングを店舗なしでやるというところで、カウンセリング自体の中身はとくに限定せず、心理的なものというふわっとしたもので仮定して考えてみました。

多分、カウンセリングをやる人は商売でやりたいというのではなく、世の中のためになりたいという人が多そうです。そういうカウンセラーのために、手伝うのが最も筋がいいかなという印象です。

また、ご自身でカウンセリングをするよりも、プロや得意な人が上を見ればゴロゴロいるので、そういう人を仕組み化したり、課金の仕方を変えることで違うビジネスとするのも筋がいいと思います。カウンセリング相談をしてしか稼げない(それも大変ですが)だけでは、どれだけ時間をかけずにクライアントをさばくみたいな仕事の仕方になってしまうからですね。

以上少しでも参考になれば幸いです。
失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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