ハンドメイドアクセサリーの販売支援アイデア24

質問

Q.ネット副業でなんとかキャッシュポイントを作れないかと試行錯誤しております。

現在、うちの奥さんがオーダーメイドのアクセサリーを道楽程度ではありますが受注販売しております。

使っているメディアはFACEBOOK、インスタなどです。利益はほとんどなく、道楽のようなもんですが、なんだかんだで2年ほど経ち、それなりに受注はいただいているようです。

相談は、2つ。
①売れていない商品の販売方法
②奥さんのやっていることを私が広げて何か他のキャッシュポイントが作れないか(別ブログをたちあげてアドセンスをはるなど)

いかがでしょうか?

回答

A.以下で回答致します。

1)売れてないものランキングを作り逆にアピールする

昔どこかのECサイトで売れてないランキングを出して逆に「気になる」を創りだして売ったという事例を見たことがあります。多くのサイトは、売れているものを出して他の人が買っているからより買うということを促します。

もちろんそれはそれでいいのですが、売れてないものは「注目」される機会が極端に減ったり、売れてないので「作り手」も売れるようにしづらいものです。例えば売れるものを売るほうが楽なわけで、売れてないものを少しでも売れるようにしても労力がかかるからですね。

売れないランキングを出す場合は、売れてません!ということを清々しく出していくか、それとも、お客さんが欲しいよランキングみたいに、売れてない商品を擬人化するような「懇願」的な表現が面白いかもしれません。このあたりは色々表現によって変わりそうです。

2)端切れのように束ねて売る

ある雑貨屋さんでは、ボタン、布の端切れがレジ前に不揃いなので束ねて売ってありました。このように、端切れなどはそれだけでは価値が見出しづらいですがある程度まとめることで価値がでることがあります。

売れてない商品を断裁するという意味ではありませんが、束ねて売ることで違う価値を出せないかを考えてみるのはいいかもしれません。

3)量り売りで売る

ものの価値を、ハンドメイド商品、価格、特徴などとするとなかなか他の視点がなく、売れてないものはただ売れてない、人気がない、売れないという負の連鎖になります。そこで、売れてない商品をまとめて、量り売りという視点、つまり重さで売るという切り口です。

1g=1円とすると、100gの小物が100円で厳しいかもしれませんのでそのあたりは適宜単価を調整していきます。

量り売りといえば、アートミーターという今は東急ハンズのサービスがあります。
これは絵画を面積、つまり絵の大きさで値付けしているもので、なかなかの発想だと思います。
http://www.art-meter.com/

リサイクルショップなども、量り売り的なものがあったと思います。

4)わけあり品で売る

一級の味なのに、形が悪いからということで値下げされるものがあります。
わけありとして理由を明記し、売れないだけでなくこういう理由でなかなか・・・というコメントを書きます。
売れてないので放置でなくそこにコメントや手をいれることで、わけありとして、普通よりお安くするという理屈を、あまりブランド価値を下げるに提供することが出来そうです。

5)組み合わせコーデ提案

既にやられているかもしれませんが、ハンドメイド品を単体でなく、組み合わせで売ります。例えば、ネックレス、ブレスレットなどという組み合わせやおすすめコーディネートを提案します。

シチュエーション的なものいいと思います。家具店などもそうですし、ツタヤなどもそうですが、ライフスタイルを提案するというところへ高めることがどこまで出来るかでしょうか。商品単体でなくつけるとどうなるか、こういう楽しい生活になる、こういうときめきがある、こういうハッピーがあるというところを入れていきます。

6)男性向けアクセサリーとしてリ・デザインする

推測では女性向けのハンドメイド品だと想定しているのですが、男性向けのアクセサリーなどパイが小さいかもしれませんが、ニッチな部分で売るというのもありだと思います。小柄な男性やアクセサリー好きの男性向けのものとしてデザインし直します。

7)ハンドメイド品を写真でとって売る

snapmartという写真素材の販売サイトがあります。
こちらなどにハンドメイド、小物、グッズというカテゴリ等で他にも提案のシーンを増やして売るというアイデアです。

プロ向けのマーケットではないので、素人が写真を撮っていくということでは試しやすいです。既に人物写真が売れるなどの傾向も出ているようなので、そのあたりは調べたほうが売れやすいと思います。
https://snapmart.jp/

8)レンタルサービスをする

レンタル管理が大変ですが、例えば知り合いなどに限定的に試しにレンタルするなどがいいかもしれません。服やシチュエーションにあったものを貸し借りする感覚でしょうか。
最近では月額制のレンタル服サービスも少しずつ認知されてきており、市場があるかもしれません。
https://www.air-closet.com/

9)アート作品として見せる

買えるものでなく買えない、観るだけのものという形で昇華させます。
アート品を身につけるというよりも、身につけられないアート品、飾る品というイメージです。ここまでくると売る=お金を得るのではなく、それ自体で「アピール」するという形です。

例えば、点描的な田んぼアートは、もはや田植えではありません。
http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000739.html

例えば売れてない商品も仏像に身につけると全く違うアイテムに見えるでしょう。

ペットに身につける品には出来ないか?
アートとして昇華するなら、「アクセサリ」を身に着けてないのに身に着けている、エアー的なものが出来ないかなど、ターゲットとアートというところで発想を広げられそうです。

10)売れるノウハウをブログで売る

ご指摘にあるような形で、ネタとして2年売れ続けるハンドメイド品の続け方などとしてノウハウを売る形です。この場合、売る値段やノウハウの質などで大きな売上をあげるのが難しいかもしれません。ですので、ある程度数を売ることに注力して、そこからセミナーやワークショップ等につなげていく実績や動線とするのがいいかもしれません。

11)消耗品として売る

カミソリの刃のようなイメージです。大事に使って欲しいというのが作り手の心情でしょうが、ある程度使って壊れたり破損する前提で売っていくイメージです。

12)赤ちゃん等乳幼児向けのベビー品として

ベビーグッズとしては喜ばれるものやアレルギー性物質をケアしているとか、さらにターゲットとしては、例えば最近ではイスラム教信者向けのハラール製品等が話題ですが、そういう視点もありかもしれません。

13)xChange等で物々交換する

服アイテムを物々交換するイベントがあります。
http://letsxchange.jp/

物々交換なので売れるわけではないですが、エピソード等を書いて好きな人に使ってもらう。ショップカードなどと配れば少しはアピールになるかもしれませんし、同じ服好きや志向が近い人などの仲間を作ったり出来るかもしれません。

14)エピソードを作る

ハンドメイド品に対してブランドメッセージというよりも、どう作られ、誰が作り、何を込めて、どう使って欲しいか。職人のうんちくやこだわりを語ります。出来ればエピソードや物語という形が自然で人を惹きつけるかなと思います。
そうやってカードを見て買うという見せ方をすることで、より商品の価値を上げます。

15)テタレなどのパーツモデルでより良く見せる

例えばネックレスなら首モデルやブレスレットなら腕のモデルなど、協力してくれるモデルさんを探して、より良く商品を見せるというアイデアです。

16)他作家さんとまとめて更新情報を出す

Facebook等で自分の話や商品だけでなく、他の作家さんなどもまとめて情報を出していきます。こうすることで、なかなか作家さんで自身の作品をアピールする機会がない、またはそういうことが苦手な人向けにビジネスになるかもしれません。
その更新や手間賃やシステム等を売るというイメージです。

17)文字彫り、イニシャル追加

付加サービスです。自分のお気に入りの文字を入れるなどが出来たら面白そうです。

18)作り方を教える

どのように作っているかを動画や写真で教える、そのノウハウを売ります。実際にはノウハウを真似してもその通りにならないことが多いですが、例えばライトなところではお手入れや改造などをコンテンツとして売るなどが考えられます。

19)ワークショップを行う

リアルイベントなどでも販売されているというところで、実際にハンドメイド品を作るとか、手間がかかるなら体験イベント、またはスキルアップやそういうイベントを楽しみたい人向けに行うというものです。ワークショップ自体は大きな売上にならないので、そこから顧客や作品の感想を聞くというところでメリットを得ます。

20)月3万円ビジネスなどでお知らせする

スモールビジネスなどでハンドメイド品などは親和性が高そうです。月3万円ビジネスの説明は省略しますが、例えばこちらのサイトでは宣伝をしても怒られないはずですが、月3万円ビジネス風というところに落としこむ必要性はあります。手作りやエコなどというワードでは親和性が高そうで、マッチする可能性があります。
http://30000yen.biz/

21)メルマガで顧客を掴む

メールマガジンを既にやられているかもしれませんが、HTMLメール等も最近は読みやすくなっているので、より画像を入れたり、ビジュアルに凝るのも良さそうです。売るというよりも、忘れてもらわないために定期的に送ることと、顧客リストを少しずつ増やしていくことがコツとなりそうです。

22)顧客分析を行う

既にやられているかもしれませんが、どういう属性や年代、商品が売れるかを感覚でなく、数値やデータとして検討します。例えば3個買ったお客さんはリピートになりやすいとか、一定金額を落とした人はまた半年後に買ってくれる、口コミが広がる傾向や頻度はこうだ、などでしょうか。これらは色々な仮説を立てて検討することが好きであれば楽しい作業となりそうです。

23)広告付きグッズとする

商品に広告をつけてしまうというアイデアです。名刺の裏とか、ビニール傘に広告とかそういう発想です。ポイントは広告っぽくすると安っぽくなるので、そうならない工夫が必要でしょうか。広告だと思われないコンテンツというところです。

その発想から、例えばモニタープログラムとして、商品を協力してくれるお客さんにお願いして、商品の改善とするほうが今後の価値が出そうです。またshareinfoのようなマッチングサービスを手軽に使うことで、サテライトサイトとして集客の見込みやリーチを増やすというやり方も上げられそうです。
https://theshare.info/

24)供養サービス

ポジティブにとらえて、もう要らなくなったものを供養する、まとめて供養するという発想はどうでしょうか。

アプリ等のゲームを供養するというネタがありました。供養はそれで忘れるのもいいですし、気持ちのキリをつけるという意味合いがあります。他に売れなかった作品を集めて、線香の一つでもあげれば、面白いサービスになりそうです。視点は離婚式のような視点でしょうか。
http://withnews.jp/article/f0160705001qq000000000000000W00810701qq000013650A

25)まとめ

売れてない商品へのアイデアと、広げるアイデアというところで考えてみました。
売れてない商品自体は発想をある程度転換する必要がありそうです。例えば売れてないランキングとか、量り売りとか、供養するとか。ポイントは短期的なもので売上を上げるのでなく、それをもとにして何か話題にしたほうが得だという視点でしょうか。長期的な視点ですね。

広げるやり方は無尽蔵に考えられますが、強みや出来ること、得意なことを、今のリソースを組み合わせていくことで、そこから副業することは十分できると思います。

何かヒントになれば幸いです。
ぜひうまくいったらご報告頂ければ嬉しいです。

以上失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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