女性が働きやすい環境づくりの政策アイデア11個

質問

Q.女性が働きやすい環境整備のために区が取り組むべきことは?
私は保育所関係のアイデアしか出てきませんでした。他にアイデアは出そうですか?

回答

A.以下で回答します。

1)シニア女性の雇用拡大

時代的にもシニアの女性が働くことも必須となってきそうです。女性を年齢層を拡大します。また障がい者や外国人女性なども同様に、考えていく制度があれば働きやすい環境にはなりそうです。

これらは既にありそうですが、子育て世代に限定するのはリソースをそこに集めるのはいいですが、そもそもこれらは人口減の中でやるのは従来の発想からでは生むのは難しそうです(基本的に今までは人口増の社会という意味で、誰も経験できてない)

2)男性の育児支援

逆転の発想で、男性側の育児支援をします。すると女性が働きやすいと関係があるかというツッコミが想定されますが、男性も働きやすいことで話題喚起となり、また「男女平等」とはいえ、それらは全く等分されるという考え方ではないと思います。(物理的に差があるため)

なんとなくですが、男性で育児支援を受けた人が、より女性育児支援を打ち出すほうが色々とスマートな感じになるかもしれません。

3)働く障がいを全て洗い出す

保育所だけでなく、他にも様々な課題があります。自分、つまり夫婦や母親だけで孤立するというシーンもありえます。追い詰められた人間は何をするかは分かりません。

そうならないために、カウセリング(相談程度の意)を、子育て中、産後定期的に行うなどです。まずは乳児期間や、初めての出産の女性に絞るというところから始めます。

子育てという視点でいえば、既に社会が育てるという視点が欠落しており、それらを行政が制度でどこまでできるか分かりませんが、専門のカウンセラーをおいて対応できるようにするという施策です。

4)NPO等の支援

これもなかなかうまくいく気配はないのですが、とはいえ、一つのアイデアとして。例えば、女性に関する課題を解決するNPOには助成をします。またはそれらを活発にする条例を作ります。

そうやってNPO活動やボランティア活動を盛り上げることで、より市民が参加しやすいという形を作ります。

多くの自治体の課題はこれらの助成額もわずかです。理由はNPO自体がそれほど事業規模がないですし、草の根的であるというところでしょうか。

5)スーパー公務員

社会問題を解決するという意味で行政の職員である公務員が、まちおこしをしてスター的な存在になる例があります。

公僕という意味ではほぼこれらは意味があるかどうかはおいておいて、それらのスター的な存在を作ります。当然男性が多いので女性でというのが条件です。

6)女性優遇制度を作る

女性専用車両などもそうですが、女性優遇措置を作ります。これらはやりつくされたかもしれませんが、例えばベビーカーに対する配慮を持つなどを条例化するなどです。それらはもっと考えれば3にあげたような課題や悩みがもっとありそうです。

当事者にヒアリングはもちろんですが、意見を集めるのも良いと思います。最もそれらを望むかは別ですが。

7)女性市長

女性市長や役員が多ければいいかどうかは不明ですが、よくある施策としては管理職女性比率をあげるなどがあります。それが効果があるか?は別として、女性市長が女性のためにーというのは発しやすい構図です。

そういうポーズをとることから、様々な女性が過ごしやすい社会を作るということです。最もこれが「単に議席獲得のため」とかであれば意味がありません。

8)広報誌等で働きやすさ改善報告

自治体により注力する施策についてはわりと状況報告があります。そこで女性が働きやすい施策があるとして、それらを広報誌等で定期的に何をしているかを報告。

出来れば行政が何をしているかも大事ですが、どうそれが効果を上げたかをあげていくといいと思います。その場合は予算に応じた、働きやすさ指数みたいなものをつくり評価することでしょうか。

なんとなくですが、女性が働きやすくするためのアイデアが実は効果がないことも多くありそうだからです。

9)行政職員が示す

まずは行政が本気かどうか(行政を毛嫌いする人も多いので)を示します。

例えば行政職員のとくに女性が働きづらいというのがあればそこを改善するところからやります。

10)自営業やフリーランス等の優遇

企業で働く人だけではないので、女性でフリーランスや起業をした人を優遇する制度を作ります。

単純に手当などの金策は微妙なので、コミュニティを形成しやすいような場を作るなどです。これによって女性が働くという時の色々な手段を交換したりすることができます。

11)介護うつなどのフォロー

例えば親を介護することでパートもしんどくなってきたなどがあれば、それらの悩みを相談する専門のフリーダイヤルを作ります。
いのちの電話のような取り組みです。

既にありそうですが、介護や家事、子育てなど見えない負荷がかかるものが多く、そこを担う女性の実態を可視化する、またはフォローすることで負担を減らすのが狙いです。

まとめ)

久しぶりに行政の政策的なことを考えたのですが、なかなか難しいところです。

行政からいえば何か個別の支援ができるよりも、トータルでみて使いやすい制度や法律や条例などの枠組みを作ることでしか出来ません。

それがもどかしいなら、現場の職員が現状の枠組みでどう突破するか。そこで熱血職員などがたくさんいれば面白くなるわけですが、ルーチン的な仕事が多くなればそれはそれで多くは変わらないという感じになるのかなと思っています。

あまりヒントにならないかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

失礼致します。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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