起業支援等でやるべきことアイデア

Q.
現在、ココナラでも活動中なのですが、夢が漠然とありまして、
その夢を実現し職業としたくて、自分なりにもがいています。

その夢は、
●人の価値やスキルを発掘し商品にしてあげたい
●起業アイデアで悩んでいる方、実行に移せない方をサポートしたい
というものです。

その上で、
●私の経験をスキル化するためにやるべきこと
(サービス化する方法)
(今すぐココナラやタイムチケットで販売できるようなもの)
●人様の経験を沢山お聞きしたい(勉強したい)のでそれを可能にする方法
●各種業界の裏、リアルな現実の勉強の仕方
についてアイデアを下さい。

A.
お答えする項目が多いので、それぞれから考えてみます。

1.うまくいったことといかなかったことの共通点を洗い出す
スキル化するためにやるべきことですが、これは正直なところをいえば、
今自分が何をしていいか分からない状態だとスキル化はちょっと遠い気がします。

ですが、そもそも、色々やられた結果でうまくいったことといかなかったことの整理もされているので、
足元にヒントがあるような気がします。

具体的には、
うまくいったリストを見て共通点をあげてみる、
うまくいかなかったリストをみて共通点をあげてみる。
当然ですが、うまくいったリストには成功した何か要因があります。
ただうまくいったことってなかなか見えづらいので注意ですね。

うまくいかなかったリストはおそらく失敗の原因が3つくらいはある気がします。

これらから、うまくいった共通点を伸ばし、うまくいかないことはやらない。
それで大分やるべきことが見えてくる気がします。

2.スキル化のコツ
うまくできたものも、何をもってうまくいったかの指標はある程度必須です。
例えば商売において、仕入れが1万円で頑張って売って8000円だったとします。
当たり前ですが2000円の赤字です。赤字がどうということはないのですが、
ここで言いたいのはこの赤字に気づくかどうかです。

人は夢中になると見えなくなるものです。悪い意味で使えば、
売れば売るほど赤字です。この場合の売上の意味がどこまであるかですが、
売っているのに儲からないなあということは避けたいところです。

色々な要素がありますが、うまくいったものをスキル化するというよりも、
その成功要因を、客観的に見て(誰かに見てもらう)ことで、こんなスキルに見えますよという
指摘ありきでやったほうが良さそうです。自身で客観的に見えるなら早いですが。

例えば飲食店メニューのPOP作成であれば、
どう評価されたか、売上が上がったか、成功例やサンプルを出す、
当然どういう人に提供できるか、飲食店は何でもOKなのか・・・
ココナラでもサービス化すると色々と設定することは多くなりそうです。

よって、スキル化のコツとしては、
客観的にこんなものが使えるし他にはないかもという部分を、
より具体的に見せていくというところでしょうか。

なお、無理にスキル化しても継続が難しいので無理はしないほうがいいと思います。
例えば、POP作成ができるから本屋のPOPもやれる!としても、おそらく読書などが好きでないと
商品のPOPはしんどいと思います。

3.売れているものを真似してみる
既にリサーチをされているということで、売れているものを売っても良さそうです。
ただ真似とはいえ全くコピーでは単に株を下げるだけですので、アレンジは必須です。
問題は、売れている人は売れ続けるので、単純に同じ切り口では差別化できずに消えていくことです。

すぐ販売したいものがあるなら、単純に何をやるべきかではなく、
完成度は低くてもリリースするほうが早いです。
そして改善していくのがいいです。ただ、このやり方も万全でなく、
単に質が低いという人もいることは想定したやり方になっていくかなと思います。

蛇足ですが、私のこのアイデアブレストサービスは決して価値がないと思って、0円ではなく、
価値があると思っての0円です。またギブを提供するということでやっています。
負担感としては、私はアイデアを出すことで他の企画やヒントになるし、
様々な課題をもらうことでヒントになる(マーケティング)になるので、そこが学びになります。
また、アイデアは至るところから生まれるので楽しいというところです。

よって、ご自身にとって、
うまくいったもので、かつ好きでしょうがないとか苦にならないことのほうが
継続する確率は相当高まります。あとはお客さんが付けば面白いようなサイクルになります。
もちろんこれが最初から出来ることはないとは思いますが、このポイントは大事だと思います。

4.人の経験を学ぶ
ベターですが、書籍などが効率的かと思います。
あとはセミナー等でしょうか。

個人的には、例えばココナラ、またはタイムチケットでもなんでもいいので、
ご自身が気になるサイトや興味あるブログなどの作者や作家、人物のブログ、書籍があればそれを
片っ端から読むことでしょうか。

私もそうですが、参考になるものもあれば違うなあというのもあるので、
参考になるものを貪欲に吸収する形がいいと思います。

忘れてはいけないのは、これらを読みっぱなしとか聞きっぱなしでは消化不良になるので、
ブログをやられてないのであれば、書いたりまとめたりして、アウトプットをすることをオススメします。
もちろんブログでなくてもいいですが、TwitterやFacebookでは関係性の調整が難しいかなというところです。
もちろんそれらがやりやすいのであればそれらでOKです。

アウトプットすることが知識や学びの定着となり、かつ自身のブランディングとなるからです。

5.業界の裏とかリアルについて

これについては足で稼ぐしかないかなと思います。
おすすめしないのは、高額な教材みたいな類のものを買うことです。

信頼が出来る人の話を聞くこと、または自分で批判的に考えることが必須です。
それらが出来ないとまず、何でも信じてしまうことになります。疑えというよりも、
どういう経路や形で来るかそれらを自分で考えることでしょうか。

とはいえ、業界の裏話とか、裏系のネタはゴシップ的であり、ややネタであり盛られたことも
多いと想像します。問題はそれらを知ってどうするかですので、単に雑学知識が多いとか、
裏話に詳しい人になりたいなら別ですが、あまり効果的な勉強であるとは思えません。

分かりやすいのは、何か誰かがやってることを試すでもいいですが、
自身で考えたものを検証することでしょうか。これはビジネスと言わなくても何でもですが、
それらは自分が発想の主体であり、検証もできるので誰かにコントロールされません。
よって、検証された価値は売上が小さいとかは関係なく、意味がある経験となり、
次に生かせると思います。

6.夢の細分化
夢について漠然と大きく持たれているので、それらがただの思いつきでないのであれば、
真面目に分解したほうがいいと思います。思いつきというのは、まあいいやで忘れることができる程度ということです。
本物の夢というのは表現がおかしいですが、自身で本当にやりたいならそれに動くと思いますので。

「人の価値やスキルを発掘し商品にしてあげたい」
については、ご自身の書く力や企画の力、対人スキルで十分に形に出来ると思います。
では、ここでいう価値とは何か、スキルとは何かをある程度決めることが必要です。
結果的に商品にするわけですから、お客さんが気づかない部分を掘り下げる必要があります。

これをやればいいわけではないですが、接客はどちらかといえば対応に近いです。
またテレアポも営業で、提案ですが、発掘する、掘り起こすとはちょっと異なります。
もちろん、違う見方もあるのですが。

例えば、傾聴みたいなことがあります。相手の話を聞けるかです。
別に聞いていたら終わりではないのですが、コーチング、心理学等などに興味があれば、
これらは学んでおいて損はありません。例えば、お客さんでも色々な人がいるでしょうから、
価値が見える人に提案する言葉と、スキルが全然見えない人に話しかけるのとでは
そもそも全く違ってくるからです。これらの違いがなんとなく見えればGoodです。

見えないのであれば、提案が平ぺったい感じになるので相手も価値を感じにくいと思います。
(例えばプレゼントに高いものが欲しい人は別ですが、一生懸命選んだものを受け取らない人は
あまりいないでしょう。相手のために選ぶということ、考えることが価値となるわけです。
もちろん一生懸命やればいいということでなく、相手のためにという感覚が価値ということです)

もちろんそれを演じるのでなく、どうすればいいか提案するということになります。

商品は様々です。
端的にいっても、まずビジネスモデルを知るのは良い材料となります。
例えば、物を仕入れて売るのと、自分で作って売るのは違うビジネスモデルと考えられますが、
同じと捉えてもいいと思います。つまり正解はないのですが、ある程度世の中にある、
ビジネスや商品に関心がなくては提案価値が低くなります。

私でいえば、アイデアの価値とは、アイデアについて知っていること、商売やビジネスについて
知っていること、当然それらの試行錯誤や経験があること、相手が相談レベルで何を求めているか、
なんとなく見えることが求められます。

仮にこれを見誤ると、バッド評価(笑)であったり、もちろん単なるミスマッチもありますが、
アイデアがある程度出てこないと私の場合は話にならないということです。

銀行なども商品開発のプロといえます。金融ですね。
保険だったり、色々な商品があります。世の中の全ては誰かの仕事という言葉がありますが、
そうみれば全て学びになりえます。こういう考えは私は好きです。

例えば、コンビニのように新規で売れる品を売るビジネスを大量に、というものと、
丁寧にお客さんに一点ものを売るビジネスは売り方で差異が出ますし、また価格も異なります。

経営、マーケティング、様々に勉強することはあると言えます。

商品にしたいという思いは良いので、その方向性をもちつつ、
こんな商品があるからこういうのはどうだろうかという提案をすることになると思います。

夢の細分化とは、設定した夢、目標をどんどん実行できるレベルに細かくしていくことです。
例えば、商品開発について銀行から学ぶ、であれば保険商品の違いを見つけてそれらを調べます。
どうやって銀行は利益を出しているか、お客さんへの営業はどうか、同じような商品だけど、
保険の違いは何か。もちろん保険のプロになるわけではないので、商品開発という視点で、
参考にならないかということです。

この話で、銀行に興味を持てばしめたものです。
他にこういう視点を次々に見つけていけばきっともっと違う夢設定を出来ると思います。

7.起業アイデアで悩んでいる方、実行に移せない方をサポートしたい。について

こちらについては、有効なものがあるか分かりませんが、
なぜ出来ないか、またはやらない理由をあげてもらったりして1つずつ消していくことです。
ただ、やりたくないのにやりたいという人もいますし(自分を低く見せないなど)、
また言い訳にフォーカスが当たったり、ネガティブな感じではちょっとしんどいでしょう。

お客さんとしては、どこまでを対象にするかがあります。
例えば、そこまで真剣に考えてないけどやってみたいなあくらいの人を受け入れるのか、
やりたいんだけど、話す相手がいない、いれば出来るのにという人を受け入れるのか。

話す相手などの場合はビジネスパートナーとなる可能性もあります。
が、サービスである限り一定のラインははっきりしておいたほうがいいでしょう。
(お客さんなのか、ビジネスパートナーなのか、区切れないとおそらくメンタルがやられますし、
お互いにとってよくないことになります)

サポートの仕方もそれぞれです。
いわゆる強み、武器、得意なことをもって、それを提供するので役立ちたい、というのは
一つの分かりやすい例です。

例えばお客さんの強みを文章でプロフィールとしてまとめますよ、などです。
また、営業はやるのであとはお任せしますとか、チーム作りを支援するとか、営業支援などです。

8.ココナラの個人活動などについて

ココナラの活動がマイナスになるとは思えませんが、
市場もスキル単体ではニッチになりすぎてしまい、ボリューム感を出すのは厳しいと言えます。
逆に、どこまで仕事として提供したいかがあればそれを現時点のレベルで明確にしたほうがいいでしょう。
もちろんなければ、やりながら確認するしかないかなと思います。

単に小遣い稼ぎなのか、ライフワークとして趣味的仕事なのか、様々な設定が可能です。

何かを売る、サービスを提供することについてですが、
そこまで難しく考える必要はないと思います。勉強は必須ですが、
無駄に難しいことをしないと何か成功しないというのは脅しに近いので。

例えば小資金開業マニュアル的なものがなぜ人気があるのか。
またそれらの実態はどこまでやれるのか、やれないのか。
マニュアルの限界は何か、これらを考えていくと自ずからヒントが見えてくると思います。

私の意見では、多くの人はマニュアルを読んでもやらないでしょう。
またやっても真似に近いので同じ成果を上げることは稀でしょう。それが売上を上げられるというような
内容の場合です。

また、検証をする(自分の頭を使って考える)人も少ないでしょう。
そういう意味で、基本的にお金を儲ける、稼ぐなどについて書かれていることは
常に怪しさがつきまといます。情報商材などは顕著ですが、売れることをなぜ書くか、
もう売れないノウハウだから書いているのだ、笑えませんが理屈としては納得できます(笑)

もちろんそうではない人もいますし、そうではない情報もありますが、
それらを広く検証することは不可能でしょう。書き手が多すぎるし、商品が多すぎるので。

ではなぜやる人が少ないか。
私の考えでは、やっても思ったより効果がなかった。だから辞めたというのはあります。
これはそもそもですが、自分がそこまでやりたくないことをやっている時点で失敗しています。
儲けるというとかっこいいですが、お金のためだけで継続出来る人は稀でしょう。
とくに現状別で食べれているならなおさらで、より稼ぐというのは言いやすいですが、
なかなか至難の考え方です。なぜなら困ってないからですね。

もちろん困ったら稼げるかは怪しいので追い込んで滅ぶこともあるわけです。
よって、まず好きかどうか、好きになれるか、ワクワクするかで
それらが該当しないものはまずやめたほうがいいと思います。
もちろんやっていくうちに好きになることもありますが、
そもそも自分が考えたことを実現する意味では「マニュアル」はないわけで、
自分で作る「マニュアル」しかないのかなと思います。

9.まとめ
まとまりはよくありませんが、無理やりまとめると、
・勉強すること
・試すこと
を意識して、どちらかだけに偏らずやっていくと、
サイクルが回り始めると思います。

ぜひ勉強をどんどんしていく学びの姿勢で夢を細かくして形にできることをお祈りしております。

以上一つでも参考になれば幸いです。


筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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