グループコミュニケーションの際のアイデア

Q.私が相談したいのはグループコミュニケーションの際の嫌いな人間への対応です。

初対面、顔見知りに関わらず弄られるのが嫌いなのですが、弄り返したくなります。
ですが、1度イラっとすると表情が固くなり人が複数いる場合、場の空気が悪くなります。
そのための対策として、①弱く見られない②応酬する③先手を打つ
という事が挙げられますが、②と③に関してはトレーニングが必要だと思うのですが、何か良い学び方を見つけたいと思っています。

A.以下で回答致します。

1)漫才等で学ぶ
例えば、テレビやDVDなどなんでもいいのですが、それらでお笑いのコント等を見て、ボケツッコミなどをどのようにしているか、またはいじり方でもどのようないじり方だと不快になるか、または不快にならないいじり方はあるのかを考えます。

とくにこの人からということもなく、たくさんの芸人がいるわけで、ライブ等はハードルが高いかもしれませんが、たまに見に行くのもありかもしれません。

2)なぜいじられたくないのかを考える
いじるも色々あると思いますが、からかうのか、冷やかしなのか、ある種のコミュニケーションと相手が考えているのか、悪意ではないならばいいのではないかとも考えられます。

対応方法として、メンタルを高めるというベクトルもあります。
ここでのメンタルはいじりをいじりではないと捉えるとか、などです。
全ての会話をいじっているかどうかで捉えてしまうのもナンセンスというところで、それ以外の認識をするという視点です。

いじられるということをお笑い芸人ではおいしい、という表現をしますが、
少なくとも美味しくないのはなぜかを突き詰めていくのがいいかもしれません。
ここではいじられることが嫌いとありますが、なぜ相手がいじってくるのかも考えてもいいかもしれません。悪意があれば別ですが、悪意がない人もわりといそうです。

3)嫌いな人を考える
例えば、個人的に嫌いな人がいない人はいないと思います。つまり誰でも嫌いな人はいます。そこで、いじる人が嫌いなのか、いじるという行為が嫌いなのかは、わりとご自身の経験や体験や価値観次第になりそうです。例えば私はシモネタなどがあまり好きではないですし、話すこともないのですが、シモネタが大好きな人もいます。

ここでのポイントはシモネタ以外も話せる人なのか、シモネタにしないと駄目なのかというところで、判断することになりますが、それを話さないと生きてられない人は特殊なので、多くの人はシモネタなしでも、またいじるということも抜きにして生きられる気がします。

よってそれらは習慣に近く気付かずに話している人も多そうです。あと思い込みがあり、世の男性はシモネタが好きだとか、そういうレッテルに近いこともありそうですね。

また、高度かもしれませんが、ノリツッコミというのは応酬に近いです。
ただ、あえていじりを跳ね返すのではなく、ということは・・・と乗せて返す感じです。
いじり自体を何にしているかで、いわゆるいじめであるとか、陰湿なこともあります。
それはいじるから嫌いというよりも、ご自身のコンプレックスだったりするところを推測に過ぎませんが突いてくるからなのではないでしょうか。そういうのはだれでも嫌いになるのだと思いますが。

4)ずらして考える
いじるorいじられないというところは、
特定の集団やグループが想定されます。そもそも知らない人に何かいじる人というのは、
相当考えにくいです。限定的な場だと想定しています。

そこで、いじるかどうかは抜きにした会話が出来ないかを考えます。
先手を打つというのは、単にいじりが遅くなるだけであって、いじりあう関係?があるならばそのような関係性でしかないような気がします。

よって、そもそもいじるとは一線を画した関係性がなければならないのと、
同時にそれらをずらして、いじるとは関係ないところで話ができるかどうかを鍛えるほうがいいような気がします。

5)対応方法を変える
例えば、ここではグループコミュニケーションが何かは分からないのですが、ぐ
グループ同士なのか、個人対グループなのか、グループ対個人なのかで話が異なってきます。
個人ではいじらないのに、グループになるといじるなどというのもありそうですが、
それらをTPOに応じて変えるというのもありそうです。

6)戦略的に考えない
戦略または戦術的ないわば理屈的な考えが得意ならいいのですが、
もし苦手ならあまり選択肢を考えて対応するということは、お客さん商売でクレームがーという場面でないならばおすすめできません。
お客さんとの会話でーというのであれば全く話が異なりそうです。

自然に返すということが難しいという話であれば、それをどう自然にしていくかのトレーニングとなりますが、それらは後述します。

ここでは理屈さでない自然とか感情に基づいたやり方もあるという程度の話です。
例えば、あいさつを考えて挨拶する人もそこまでおらず、反射に近いと。
そうであればいじってきたら叩くということがおすすめできるわけではないですが、
一回キレてしまって怒りを出すというのもありですね。ただ、それもレベルによるような気がします。

7)アサーションを学ぶ
アサーションというのが一時期流行りました。できるかどうかはおいておいて、それらを学ぶことで有意義になるヒントがあるかもしれません。
一言でいえば、相手を不快にさせずにこちらの言いたいことを主張するやり方みたいなものだったはずです。

http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/assertion1.htm

8)心理学を学ぶ
心理学というと難しそうですが、巷には色々な本もありますし、専門的にでなくても学び方は色々とありそうです。関係性においては、社会心理学などがそれに近い領域です。ポイ
ントとしては人は皆そうなのだというよりも、色々な傾向があるということを把握しておくと、妙な人とかにも対応しやすいというのは一理ありえます。

http://www8.plala.or.jp/psychology/sankousho/shakai.htm

9)親しい人でトレーニングする
例えば対応や対策を考えたり、反応を試すなどで、
あまり関係性にヒビが入らない程度に、親しい人と話したり
トレーニングするという考え方です。

10)なぜ嫌いかを考える
怒りというのは持続するのは難しいと思っています。嫌いなどもです。
なんとなくのイメージでは、嫌いな人がいる、いじられるとイラッとする。
その時に一気に沸点が高くなって反応してしまうというところです。

ただ、それらを持続することは難しく、つまり持続できないと考えられます。
常に怒っているというのも大変なエネルギーを使います。

そこで嫌いな人にフォーカスを当てるよりも、
嬉しいとか好きな人にフォーカスをあてたほうがいいような気がします。
それらの嫌いがあるから悩みや課題になるのだ、というよりも、
多くは嬉しいことをやったほうがプラスに転じやすいという見方です。

こんな記事もあります。ご参考まで。
http://ayaemo.skr.jp/blog/?p=4663

11)いくつかのパターンを考える
学ぶというところでいくと、
単純に心理学などもそうですが、会話パターンや漫才もそうですが、
それらのパターンを学ぶのも良さそうです。

例えば、
小説、カフェでの人との会話、ドラマなどの会話、
マンガなどの会話など、人との交流では会話があるわけで、
そこから学べることは多そうです。

仮にネガティブな考えがある場合は嬉しさや楽しさを共有するのが
難しいかもしれませんが、それらも環境+トレーニングである程度克服出来ると思っています。

12)まとめ
学びのヒントとなるものが出せれば良かったですが、一つでも参考になれば幸いです。
なお、グループというところに特化するならば、集団心理や社会心理、グループのダイナミズムなど色々と研究があります。そういったところも学ぶと少し視点が広がり、もしかしたらいじる人も可愛いという領域に達することができるかもしれませんね。

以上失礼致します。


筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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