第13話 趣味でもとことんやれば大成功する

本企画は、儲かる発想(鳥井シンゴ著)を1話ずつ読んでいきその気づきを共有していくものです。

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目次情報は講談社ページにあります。

マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」

第13話

本章以降は、読後感としては補講というか先回のアイデアビジネストレーニングを補完する感じな気がします。それぞれが独立している印象です。

この章では、アンティーク時計が趣味だったという著者の話からそれも極めたり詳しくなるとヒントになって発展できるという話になっています。

趣味だからビジネスにできないと考える人はいると思いますがこれも考え方次第です。僕の感覚でも、趣味的に趣味をやりたい人もいれば、仕事的になっても趣味を楽しめる人もいますし、その趣味という概念の定義によりけりだと思います。

象徴的なのは、仕事とは違う領域が良い趣味であれば趣味は仕事にならないはずです。一方で詳しくなったりより極めたい人は趣味=仕事にしたほうが良いです。仕事が趣味っていうのはイメージが大分違うのでここではスルーです。

また、人によって価値基準が異なることや体験の面積がアイデアの面積になるというしびれるメッセージも隠れていますよ(笑)

今回得られた気づき

徹底的にやってみると見えるかも

最近のアウトプットにもあったのですが、徹底的にやると見えるかもねというのは示唆に富んだアドバイスかなと思ったりします。

趣味もレベル感があるわけで、比較する意味はないんですが、調べたくなるとか、気になっちゃうものならどんどんやっていけばいいんですよね。それをやる中で、もしかしてこれ価値があるのかもしれないって気づく。気付けるかどうかは二択でなく、日々の取り組み次第じゃないか、それも楽しんでいるかどうかじゃないかと思っています。

徹底的の基準もありませんから、1日1回アイデアを考えたでもいいし、10回でもなんでもいいんですね。それが自分で趣味だとか、やってるんだとか、気になっちゃうんですというならひとまずなんでもいいから趣味だのなんだの定義しなくても、詳しくなっていくはずですから。

そうやっていくと、とことんやってみて何か見えるまでって感じでやると、何かがきっと見える気がします。というよりも、何も見えないことがまずなくて、何かをやれば何かヒントや刺激や気づきが普通はあるからです。

逆に絶対何も見つからないだろうというのは、興味がないことを永遠にやるとか、ストレスしかない無駄なことをやっているとか、毎日気分が悪くなっている状態のまま浸かっている(笑)というような、なんだか書いていて暗くなるわけですがそれでは確かに駄目ですね。

そうでなければ、大体何か見つかるし、見えてくると。そういう著者からのフォローアップのようなメッセージに感じた話でした。

アンティーク時計でなくても、古本でも、革製品でも、ハンドメイドでなにか作るでも、絵を描くその材料でもなんでもいいんですよね。ぜひ趣味を大事にしつつ、徹底的にやってみる。それだけで世界は変わりそうです。

価値基準は人によって異なるが、使える

アンティーク時計を集める話で著者が価値を感じているのに、人によってはゴミ時計という話が出てきます。これがまさに人にって価値が異なるという分かりやすい話でした。

この手の話はいくらでもありますよね。記念切手が欲しい人はいてもそんなのいらない人は沢山います。コーヒーに拘る人は多少高くても器具を買ったり淹れ方を凝ったりして、美味しいコーヒーを求めたりしますが、インスタントでいいやという人は全く価値が異なります。

食べ物も食べられればいいやという人もいれば、味が美味しくないとやだという人もいるし、ファストフードを店内で食べられないけど持ち帰りならいけるという人もいます。

勉強は多少雑音があったほうが出来る人もいれば静かでないと無理という人もいます。

つまり、人によって価値が異なるその差分、差異こそがどのレベルで見えるか。解像度が高い=より詳しいなら、手に取るように分かるはずです。「このゲームは面白い。なぜなら・・・」というようになり、ゲームが流行るかどうかもある程度分かったりそこからどういう情報をゲーマーが欲しがるか分かるかもしれないですよね。

このズレは客観的に見たりと同時に、より詳しいこと、そしてそれを観察していくことが大事となります。それを逃さず丁寧にやると、ヒントが見えるし、学びになるのだなと再確認できました。

僕のアウトプットやアイデア的視点も、求めてない人には「ゴミ」になってしまいますから、そこを丁寧に検証していくということですね。

体験の面積を増やそう

なんでも体験したほうがいいというと、苦労的体験の話も出てきそうですが、ひとまず何かを考えるための土台は必要だなと思います。それはまず何でもいいと。

一つの仕事よりも複数仕事をしたほうが体験の幅が広がるのでそれこそ著者がいう「アイデアの面積」が広がって、体積になっていくのではないかという形です。二次元が三次元になり次元を増やすと厚みが増しますよね。

趣味でも仕事でも、アルバイトでもボランティアでも、本を読むでもなんでもやっていくことで見えていくことが増えて、面白い出合いも増えるかもしれない。

それこそチャンスが眠っているところに気づけるかなと。体験しないと出来ないわけではないですが、実際の体験は自分の幅を広げて思考の土台やアイデアのひらめきがよくなるし、そもそもインプットがなければアイデアは生まれないですし、体験自体の強力な説得力は他では代え難いものになるんですね。

うまくいかないことも、うまくいった後にということでなく、別の視点で役に立ちます。というか立たせるようにすればいい、立たせるアイデアを考えていけばいいだけかなと。

おわりに

この13話はわりと好きで、趣味を丁寧にビジネスにつなげた著者の視点も素晴らしいですがそうやって抽象化してまとめていることに感心というところです。

趣味をというよりも、なんでもとことんやるというのがポイントな気がします。そこで趣味であればとことんできる。その上で楽しいとか自分が楽しむのでなく、もっと広げたり、客観視するというところを入れると広がっていく感じですね。

たかが趣味といえば終わりですけど、されど趣味でそこからアイデアビジネスを立ち上げるのも面白いですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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