Vol.21 経験曲線利益モデル

今回は、経験曲線利益モデルです。

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経験曲線利益モデル

経験曲線利益モデルは、製造業でいえば製造経験が2倍になるとコストが削減されることで、利益率が向上するというモデルです。

チャオがスティーブに出した繊維工場の分析という宿題から出てきたテーマとなっています。

スティーブが、先回の相対的市場シェア利益モデルとの違いが分からないというところを考えていて、学習量によってコストを削減して優位に立つのが経験曲線利益モデル。規模によってシェアを確保するのが相対的市場シェア利益モデルということをさらっと説明しています。

フォーカスを当てるところが変わるだけでも、ぐっと見方が変わるのは面白いですよね。

本章から学べること

経験曲線の罠とはなんだろうか

チャオがさらっと「非常に危険なものとなる可能性」ということを言っています。つまり経験曲線の罠があるということだと言えそうです。

実際に、何かを経験すれば学習するのでうまくなるため、より早くなったり、より質があがったりしそうです。

そこで罠とは何かと考えてみると、おそらく、コストが下がるのでそれをやり続けられると考えたり、過剰に経験曲線を信じてしまったり、本章にもある間接費の向上がある場合など例外的なことに対して対応しなかったり、削減されているから起こる利益とそのものの価値とを見間違えたり、極度に固められたビジネスから離脱できず変化できないためそのまま他を開拓しなかったりなど色々とありそうです。

経験曲線効果とは?具体例と習熟率の計算方法:平均生産コストが下がる理由をさらっと読んで思ったのは、このあたりで経営学っぽい話がリンクしてくるのだなあと面白く感じてしまいました。

「累積」作業量の蓄積は抽象化とリンクしそう

累積生産量の累積は同じ作業・・・というのは、実は抽象化という概念とリンクするかもしれません。同じ作業というのは実際には具体的な作業工程が同様ということなのでしょうが、製造業でもですが、サービス業でもそれが異なるということは起こりえます。

その時、どう抽象化するかというところで、ある種の具体的経験を抽象化して、次にまたやるということで「抽象化」されたものを再度行うと、抽象化された経験が累積されます。

つまり、具体的作業Aをやっても抽象作業Bを蓄積し、具体的作業Bをやったら累積にならないのが、抽象作業Bに蓄積可能というイメージです。これが抽象化である程度可能であれば、「多くの物事の効率化」が可能ということまでいえてしまいます。

一方で具体→抽象というところにもっていくのがかなり脳に負荷をかけているかもしれません(笑)

経験量が2倍で、コストが10-25%削減ということは、単純に時間数で考えると1000時間が2000時間になって、4000時間、8000時間と経験値を積めば積むほどその削減までの時間はあがります。これがまさに最初はレベルアップがはやいけどだんだんしんどくなるって話かもしれませんね。ただ、これは単に学習の手応えを得づらいということもあるので、コストとは話は別かもしれません。

ただ、抽象化することで、早く考えやすくなりスピードが上がるのはありそう、くらいな気がしています。

おわりに

経験曲線も経営学を学んだりという人には慣れ親しんだモデルだと思いますが、それを利益モデルとして考えていくのは面白いですね。

メーカーや何かものをつくることがなくなることはなかなかないので、根強い考え方かもしれませんね。

残り2つとなりました!

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