Vol.22 低コスト・ビジネスデザイン利益モデル

今回は、低コスト・ビジネスデザイン利益モデルです。

低コスト・ビジネスデザイン利益モデル

本モデルは、新しいビジネスデザインを早く着手することで低コストで参入し利益を得るモデルです。

内容的にはチャオがスティーブに前回の宿題を説明させるところから出てきます。

ビジネスデザインとはビジネスの寿命のようなもので、例えば一つのビジネスモデルまたはビジネスが30年もった時代は終わり、5年程度で変わっていくのが現在です。とはいえ、その5年で終わるのに、2年もビジネスモデルを考えて構築していればほとんど回収が出来ません。

だからこそ、余力がある段階でつまりメイン事業やドル箱事業がある時に投資として、早く着手することが大事なのではないかというのがスティーブの気付きです。

またチャオはビジネスにおける先見能力は後天的に取得可能と言います。これこそ学習ですね。

本章から学べること

経験曲線の罠の件

これは先回の宿題だった話ですが、簡単にいえば、顕微鏡とレーダーという比喩で例えています。つまり、経験曲線効果のみで何度も同じことをやれば習熟度は上がるのは当然ですがそれこそ顕微鏡の世界です。ミクロになりすぎて、マクロの状態が見えない(レーダーが動かない)なら厳しいということです。

先回のアウトプットでは概ねそんなことを書いたのですが、結局ある種思い込みやそれだけをしていればいいというのが「具体レベル」であればあるほど危険かもしれません。具体から抽象化して、抽象レベルのものでインプットしてそこから指令として具体化される(指令とは自分で考えて細かく出来るということ)ことが大事ですね。

ビジネスデザインのやり方は不明

とくにこうすればいいということは書いてなく、あくまで経験曲線的なビジネスを乗り越える意味で、それこそ新規事業開発という印象もあります。

つまり、何かをやろうとするときに、全く違うこと、それこそイノベーション的なことはすぐ出来ることではなく、仕込みが大事という感じですかね。

5年のビジネス寿命で2年のデザインが必須なら、ビジネスデザイン専門チームが必要であるし、そういった人が今でいう新規事業開発デザイナーという人たちかもしれません。これらの人は非常にレアという印象ですが、ビジネス経験に加えて設計や絵を描くこと、組織づくり等幅広い学びが必要だからですね。

ビジネスデザインを描きたいとかってことは僕にはそこまでないのですが、あるビジネスアイデアをどこまで描ききれるか、つまりアイデアが生み出され、それがどう着地するかは、企画的に見てみたいとは感じました。このあたりはうまく融合すると面白いことになるかもしれませんね。

おわりに

いよいよ、残り1つとなりました。

今回のモデル自体は利益モデルなのだろうかという感じはありつつも、次でラストです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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