Vol.23 デジタル利益モデル

今回は、デジタル利益モデルです。

デジタル利益モデル

いよいよラストです。

本モデルは、従来型からデジタル型に移行することで、生産性が10倍になり、顧客が選べることで高い利益を産み出すモデルです。

デジタル化というのも単なるITを入れてシステムがーという話を現在では超えている気がします。もちろん限界もあります。

本章にもあるのは、シスコがFAQのデータベースをつくりそれを顧客自身で探して回答を見つけることで85%のコストを削減して、かつ顧客満足度が25%上昇したという話があります。

デジタル利益モデルとは今でこそ普通であり当たり前の考えかもしれませんが、一方で旧態依然としたり古くからあるビジネスはこの初期投資や扱える人がいないことで出来ないところもまだまだあるのかなと感じました。

本章から学べること

自分の利益モデルノートを作る

チャオがスティーブに言っていることですが、チャオから学んだ利益モデルはそれはそれでいいとして、ではスティーブ自身が考えて作り上げたこれというモデルが大事だと。それは事例の収集でもいいし、考えた結果としてこんなモデルがあるかもというものでもいいはずです。

僕自身は利益モデルを集めたいとかはそこまでないのですが、ビジネスモデルやビジネスの仕組みという興味から本書を読み終えた後も、何度も読み返してなんだろうかと考えることがあったわけです。本企画もそんなゆるい流れでやってきました。

自身のメモで、自身の語り口で、自分の書き方やしっくり来る書き方で自分なりの利益モデルをまとめるのは理解が試されるし、アンテナや感度を上げるのでものすごく良いかと思いました。

パターンは大事でかつ、それにとらわれないこと

勉強や学習において初学者であればあるほど、その話が絶対的な立ち位置になりがちです。覚えたことを考える以前に、覚えたことが脳内で闊歩するからです。典型的には「受け売り」という言葉でしょう。

利益モデルというパターンは面白く、当てはめてみて楽しむというところから、そもそもパターン外のものもあるでしょうし、パターンに当てはめたことで見えなくなることもあるはずです。

つまり、利益モデルを学んだから利益の仕組みが分かった!とはならないはずで、では自分の頭で考えてみてどうだろうか。あのお気に入りのお店のビジネスはどうだろうか、個人、大企業など規模に変わらず見通すツールを手に入れたものではないかと僕は思います。具体的事象を抽象化することでより親密感や近くで学べるみたいな感覚ですね。また解像度も高くなるので、より細かく見えます。

それこそがパターンを学びつつ、でもそれに囚われないという話になるかと思います。

おわりに

以上をもって本企画を終えたいと思います。

最後はデジタル利益モデルという今っぽいものですが、一方で当たり前感もあります。しかし本書が2002年というところからすると、色あせてない、なんと17年前の本ですから、そこは素晴らしいなと感じました。

同時に利益モデルは社会が変化する中で変わるわけですが、劇的に変わるものもあればそうでないものもある。そんな不思議さや面白さがビジネスにはあるのだなとも感じました。

また面白そうな深堀りしたい本やネタがあれば企画してみたいと思います。

ぜひあなただけの利益モデルやビジネスモデルの考え方を読み通しつつ学んで、教えてもらえると嬉しいです(笑)

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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