観察ノック12本目:一瞬で空きが分かるディスプレイ

観察内容

気になっていたある商業施設をぶらっとみたところ発見した、店頭前のディスプレイ。リアルタイムで変わっていて各階にあるお店が表示されていることに気づく。

それ以上に気になったのは写真上にある空き状況。当時は夕方前なので全部空いているが、待ち時間が書かれていることで無駄なエレベーター移動や電話をすることなく気軽に選べていけるのは面白い。

なぜ面白いか

客視点での店状況把握

二次会であったり、どこか予約なしでいくときはふらふらと店によって確認をするのが常。もちろん電話であったりやればいいのだけど、ふらふら行くほうがどうも心理的にてっとり早いのだろう、と思う。

当ビルテナントに限られるが店頭に来ることで、一瞬で分かる状況が面白く、客目線になっているなあと感じた。

良くも悪くも分かる

一方でこれは空いている店=売れてないとか、そういうレッテルも貼られてしまいかねないので嫌がる店舗も多いのかなと思ったり。一方でそれを気にする店はそもそもテナント入りしてない可能性もあるので、そのあたりの気持ちを考えると面白い。

空いているから行けるともいえるし、混んでるからそこにいきたいともいえるし、色々な心理の読み合いが始まる。

そういえば、改札前に時計をおかないのはそれで駆け込む人が多いからみたいな話を聞いたことがあるがある種正しいし、ある種急いでいる人には不親切ともいえる。このあたりの兼ね合いは色々ありそう。

アイデア

今の状況を可視化する

なんでも可視化すればいいわけではないが、例えばトイレ状況を可視化するVACANなんてサービスがある。とはいえこれはトイレだけでなく、お店状況もだったりするし、よく見るとこれもVACANだったかも。分からないけれど。

お店の状況のどれが可視化されるといいのだろうかというところでは、例えば喫煙があるかどうかは吸える店が少なくなってきているので、タバコを吸いたい人はそういう情報があればありがたいかもしれない。

切り口

  • 新しい商業施設では新設備や新サービスが導入される可能性が高い。それは新しい人を招く必要があるし、今までと違う何かが元得られるから。新しい店舗やサービスを体験することで気づいたものをメモしてみよう。
  • 自分が良いと思った体験や体感からさらに良くするにはどうするかを考えてみる。
  • VACANはテクノロジーで今までできなかったことを可能にしている。テクノロジーで出来るサービスを考えてみるのも面白いのでは?

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。