観察ノック17本目:気づくと座りたくなる椅子

名古屋のテレビ塔界隈は久屋大通公園が再開発され、もちの木広場なども大分変わりました。そこの椅子が良さそうなので何気なく掛けたところ思わぬ発見がありました。

観察内容

これがもちの木広場にあった椅子です。なんと、机と椅子が一体型です。いくつも並んでいますが、3人掛けや4人掛けのパターンで並んでいます。

商品タグのような紙がぶら下がっているのが見えたので、調べてみると・・・やはりタグがありました。机の中央にもブランドが入ってますが、机の上にも文字ロゴはちゃんと入っています。

調べてみると、この家具は、extremis(エクストレミス)というブランドです。TISTOUという商社のサイトが分かりやすかったのでよければどうぞ。このタイプはVIRUSという今はあまり好ましくはない名称ですが(笑)とはいえ、なんか人が集まってくる、広がるというブランドコンセプトにピッタリで、素晴らしいなあと。

気づくと広めたくなる

タグも一応は目立たないようにしてあるし、ロゴもあるので気づけば調べるだろうということだと思います。ある種の仕掛学といってもいいですし、アフォードする椅子といってもいいですし、なんかいいなあということで思わず言いたくなる仕掛けでした。こうやって調べていますしね(笑)

ちなみに椅子は一体型だから窮屈そうですが、実はめちゃくちゃ座りやすいです。プロの仕事ってこうなんだなと色々考えさせられました。

このさり気なさはブランドの世界観もですが、ブランドの人々が集うための道具としてというデザインをしっかりと果たしています。ここの広場は人が集まるというコンセプトではピッタリの場所で、今後良い場所として、しかもそれはただの休憩スペースでもない、素晴らしい場所になるかもしれないと感じました。もちろん、この家具だけがあるだけでなく、街の設計や様々なデザインがあって生かされるのも面白いですよね。

切り口

  • なんだか気になるという、座ってみたくなるところはないですか?座ってもいいなら座ってみてはどうでしょうか?座ると色々なものが得られるかもしれません
  • 気づくと面白い、気づいた人が得られる情報や学びは面白いです。自分が気づいてはっとしたこと、面白かったことはないでしょうか?
  • さりげない演出も知られなければ終わりです。とはいえ、主張しすぎても。そのバランスはどこにあるでしょうか?世界観やコンセプトの正解はありません。どうやったら伝えたい人に届けられるかを考えてみるといいでしょう

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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