観察ノック29本目:ブルーシールがどんどん展開している

観察事象

ブルーシールって知ってますか?沖縄のアイスクリーム屋さんですが、アメリカ生まれ沖縄育ち(公式)なので、アメリカのアイスクリーム企業と言えそうです(笑)

沖縄に行った時に食べたことがありますが、本州等(沖縄的には内地)では食べられないと思っていました。しかし、最近は店舗がガンガン増えているようで、ある店舗で開店行列を目の当りにしたのもあり、少し調べてみたいと思ったところでした。

興味深い点

ブルーシールが内地に攻めてきている点

「観光客は“おまけ”」沖縄ブルーシールが密かに進めていた「ウチナーンチュシフト」の真相という記事が面白かったのですが、この記事は一言でいえば、沖縄を地盤にするブルーシールがコロナ禍もあり観光客依存が強く売上激減した。その対策として地元で売っていくという話です。気になれば読んでみてください。

地域とは沖縄のことで、沖縄県民にとって入りづらいといういわば地元は見てなかったわけですね。なので、地元は大事にするとはいえ、記事後半では県外ということで、内地に攻めていくということになります。

その一貫で名古屋にもお店が出来たということでしょう。僕はそれをたまたま観察したに過ぎません。

ブルーシールは、フォーモストブルーシール株式会社が運営していますが、これはサッポロHDの完全子会社といえそうです。沿革では2013年となっています。

直近の売上は官報データベースなどしか分かりませんが、確かに純利益が一気にマイナス2億となっていて凹んでいますね。

ローソンでブルーシールアイスバーを発見!

7月27日より沖縄県産素材使用「紅イモ&黒糖」アイスバー発売!で確認できますが、ローソンで見かけたんですよね。ブルーシール。アイスバーになっていました。

まだ食べてませんがそのうち食べるかもしれません(笑)

それはさておき、商品開発してコンビニに流通させるのが簡単かというとまあそれはないはず。ブルーシールを知っている人も知らない人もコンビニアイスという枠でみてくれるのでそこから盛り上がっていくかもしれませんよね。

やっぱりステーキでもブルーシールが売っている

やっぱりステーキとは、沖縄のステーキ屋さんです。株式会社ディーズプランニングが運営しています。沖縄というと、オリオンビールもありますし、色々コラボして攻めてくると面白いですよね。やっぱりというといきなりステーキとかを思い出すかもしれませんが、全く関係ないと思います(笑)

ただこのやっぱりステーキは5年前から始めて現在50店舗なのでなかなかのやり手ですよね。面白そうです。「やっぱりステーキ」社長に聞く、店名の由来と東京進出での勝算

飽きられないかは要注目

個人的にブルーシールは好きなのですが、とはいえそれも沖縄で食べられるある種沖縄感があるからというところでした。例えば今は東京ばな奈がコンビニで買えちゃうわけですけど(東京でなくても)、それってまあお土産屋メーカーなどからすればロジックとしてはありです。ありなのですが、では買うかというとあとは売れるかどうかだけですよね。応援も限界がありますしね。

そういう観点でみると、ブルーシールが沢山目につくようになって食べられるようになる。そこまではいいのですが、どこまで食べられるかというところと、飽きないかというところに注目しています。

アイスを僕はそこまで食べるわけでもないのですが、一番良いのは飽きられないかつ、そこそこ行列が出来ている、そこでしか食べられない、いわゆる限定感があるというところですね。サーティワンなどが競合とするとこれらのデータと合わせてみていくと面白そうですね。サーティワンは、コロナ前の2019年は193億くらいあったのが、2020年では174億となっています。このあたりも店舗数が1210もあるので、ブルーシールと比較するのは難しいものの面白いかもしれません。

切り口

  • アイスクリーム屋さんのビジネスモデルを考えてみよう
  • 地域限定や限られた場所でしか買えない企業が他エリアに進出する場合どのようなビジネス手法があるだろうか
  • 事象を1つでなく複数(2つ以上)みつけて、それらを連結統合させてより傾向が見えることを確認してみよう(今回はブルーシールの新規店舗、コンビニ商品、ステーキ屋さんでの販売の3つだった)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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