観察ノック7本目:地下街を移動する人が減っている

観察内容

地下街を歩いていて明らかに人の数が少ないなと感じました。時間や曜日などもありつつも、なんだろうな?と少し考えてみました。

なぜ減ったか?

不便だから

観察内容に上げてないので分かりづらいですが、工事や再開発の影響で人が歩くには不都合となっているからではないかと考えました。

具体的には、地下街を歩いて最終的に南側の通路を行くと便利で使っていたけど、そこが工事中となり封鎖された。北側の通路は開いているので使えるけどそちらは不便だ、みたいなことです。

そんなの大したことないよねと思えればいいのですが、建物工事や再開発など道の工事は時間が少なくても数ヶ月、多いと数年規模です。地下街にお店はかなりあるのでわりと痛手でしょう。

もちろん場所に関係なくその店に行きたいというのがあればいいですが、ついでに通るからこそ選ぶ人、寄る人も多いわけです。

地下街が面白くない

地下街の店舗が代わり映えがしないけれど、例えば今の季節であれば寒さはあれど地上の店舗やイルミネーションは地下街よりも地上の外のほうが映えます。また地下街って通路で溜まるのは待ち合わせ場所を除けば不向きですから、地上のビルの端や隅っこなどのほうが居やすいというのもあるでしょう。

もちろん逆に寒いからこそ地下街に入って温かいところを通りたいニーズもあるのでこれはなんとも言えないです。

1地点からどこまで見通せるかが鍵か

工事をポジティブに捉えてみる

地下街の通路工事における影響を考えるということで、守りでなく攻める事もできます。例えばお客さんを逆に「工事中だから何かサービスを付与する」みたいなことですね。観光地ではありがちですが、北海道の宗谷岬でもらったのですが本州の最北端という証明書がもらえます。日付などをスタンプで入れてもらえたはずでこれはかなり嬉しいです。

つまり、そこだけの体験価値を工事中というネガティブな要素でなく、ポジティブな要素に変えるということですね。

もちろん工事によってキレイになったり、便利になるということを唄うのもありですよね。完成までのワクワク感を動画にとっておいたり、カウントダウンカレンダーを出していくとかもありですよね。

ちゃんとデータを取る

実際は分かりませんが、交通量の激減により店の売上補填をしてもらえないかというやや守りの話です。エビデンスとして根拠がいるので、前の交通量を調べるとか、他の店舗と連携するとかやり方やアイデアはいくらでもあります。

実際に来るお客さんにヒアリングしてもいいわけですし、このあたりはやるかやらないかというところですよね。

こうやってデータを取っておけばまた工事があるとか、違う何かの影響がある時に対策が立てやすくなりそうです。また使えるということですね。

切り口

  • 何気なくやっている工事は何かしら意味があるが、それにより交通量削減がされる場合何がおきるか考えてみる
  • 1つの現象から連想される、未来はこうなることが考えられる時、あなたなら何をするだろうか

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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