「アイデアシェア」を運営してみて2ヶ月。新規事業を作るコツを考えてみた。

シゴトクリエイターの大橋です。
最近報告していませんが、アイデアシェアというサービスを運営しています。ベータ版という形ですね。早いもので2ヶ月が経ちまして、ざっくり振り返りも込めつつ、新規事業の立ち上げのコツを書いてみました。
このサービスを通して、何を考えているかを共有できればと思います。新規事業とか考えている人の参考になればとても嬉しいです。まあお茶でも飲んでぐゆっくり(笑)
目次
なんでアイデアシェアをはじめたの?
構想フェーズを終えて形にするぞフェーズになったから
アイデアシェア自体はなんでやっているのかを簡単にいうと、友人と構想していたサービスを「構想」だけしても仕方ないのでMVPならぬ手を動かしていこうとした結果、Webサイトとりあえず形にしていくかというところで出てきたものです。
なお、MVPについてはMVPアワードというコンテストがあり、応募すると同時にアイデアシェアを作り始めました。そういう意味でMVPアワードはありがたい機会となりました。
当初とはいえ、4月初旬ですが、アイデアを共有していくというのはいいが、では「ただのアイデア」だけではブレブレというかわかりづらすぎる。ひとまず、シゴトクリエイターとも相性が良さそうな「月3万円ビジネス」とするかというところで、テーマを決めました。
別に月3万円ビジネスが良い悪いとかがなくて、僕にとっては週末起業だろうが、副業だろうが、パラレルワークだろうが、名前は違えど一緒というところです。要はビジネスとして小さくても大きくてもその体験、または自分でやることや考える事、その面白さを感じられることそのものが楽しいです。最もこれはそれでお金が要らないということではありません(笑)
想定ターゲットを変更。より幅広く、かつこだわりたいところへ
2ヶ月ほど経つくらいになって、5月末ですね、サービス自体は悪くないと思うのですが、多分何をしていいか分からない人も多いだろうなということかなと思い始めていました。theshareinfoのフォーラムでご意見をそうご意見を頂いたのも、明確に頂いて感謝しています。
確かに自分は創る側なので作ればいいわけですが、それを利用する側からするとゴールや目的が分かりづらい。ビジネスアイデア的なものを投稿してどうするの、どうなるの。わいわいがやがやするとか、分かち合うというのもぬるいっちゃぬるいんですよね(笑)とはいえ、厳しくいくのがいいとも全く思ってなくて、どちらもどっちで、適切なアプローチが人それぞれにあるだろうねって感じているのが素直なところです。ちなみに、僕はぬるいほうでないと死んでしまいそうな派ですが。
実際にはサービスを軌道に載せるんだ!みたいな意気込みはそこまでなく、やる気がないってことではないですよ(笑)少しずつコンテンツを作りながら模索しつつって感じです。ただ一方で、色々なアイデアコンテンスト系や投稿系サービスがうまくいかないのは、この辺りでつまづくんだろうなあとか、事業的にするなら仕組みが構築されない、または無理な仕組み構築だったとかになるんだろうなと思っているところです。
さて、もやっとしている部分は、月3万円ビジネスというワードであり言葉です。そこまで拘ってないのに、そこで通すのは無理があるなというところで、現在スモールビジネスアイデアシェアという形にしました。ごまかしているようにも見えますが、少なくとも言葉やコピーで損をするというか、ハズレ玉を当てていくことはないかなと。
月3万円ビジネスで来てもらってる方には、ミスマッチになるかもしれませんが、月3万円ビジネスだろうが、スモールビジネスだろうが、個人事業だろうが、中小企業の新規事業だろうが、そりゃ規模違えば色々違いますけど、基本は一緒だと。あとゴール的な意味合いが、何を事業とか新しいことを通してやりたいのかってことですよね。そこらへん大体見えればわりと出来るんじゃないかというのがあります。
ひとまず、スモールビジネスという言葉で様子を見ていこうと考えています。それらのこなれた感や違った感、またはそうじゃない感など色々あるのでしょうが、まあひとまず変えましたと。
これによって、自分の中では、ひとまずアイデアを貯めていこう。次の段階はまだ早いけれど、次も考えていきたいというフェーズというか状況を整理する段階に落ち着いています。
アイデアシェアのスペックは?
ここでいうスペックとは、アクセス数などの数値です。
登録者数は約20名で、投稿アイデアは45。5月での一ヶ月のユーザー数は約500で、PVが3000です。
ここからいえることは、推測に過ぎませんが、1ヶ月で多分10名くらいずつは登録者が増えていき、PV等のアクセスは記事数に応じて増えていくであろうということです。ですが、これはそれでオッケーという話ではないですね。課題はでは登録ユーザーがアクションをどれくらいしてくれるか、またはできる仕組みがあるかです。
現在は、アクションとして、投稿、コメント、閲覧しかありません(笑)
多くの人は、閲覧一回、または閲覧たまに。稀にコメント。投稿は最もハードルが高いです。それ自体は自然ですし、自分も使う側ならそんな印象です。あえて使うというところは思ったより少ない。
ではこのスペックがどうかは客観的には何も言えないわけです。これをベースに作っていくしかない。最も100万PV目指すとかそういうところはなくて、ただ人が集まりコンテンツが集まり、一定のサービスが提供できるレベルを目指すというところになります。
まずはある程度やれば出来るのだという話を共有したく、何かサービスを始めるとか、新規事業でMVPなんていわずにプロトタイプとか、実験で何かやるところまでいかない人はそこを意識するといいと思います。
なんて偉そうにいってますが、僕も全然初心者です。ただサービスがあれば、一緒に共有できるし、課題も違う部分が出ることもあるし、これは楽しいところですよね。サービスなど見るものがないと、構想や下手すると妄想でしかありません。行動しか意味が無いというのは言いたくないのですが、アイデアをもって行動するといいというところですよね。
一ついえるのは形にしたからこそ言えることがあるというところでしょうか。これが構想レベルだといつまで経っても前に進めません。次に、月間10ユーザープラスなんて少なすぎるという事も言えるのですが、そもそもその土台があるかないかであるならそれを増やしていくことに集中出来ます。これは0から1にする意味ということでくどいくらい書いていますが、そういう部分ですね。
今後予定する追加機能は?
これはtheshareinfoのサービスによってしまうので、リクエストをいっぱい出すしかないのですが、いいねとかの簡易なアクションや、ポイントを導入できるなどがあれば大体想定している機能は網羅できそうです。機能がないからダメというのは、エンジニアっぽい視点で、多分今あるものをどう使い倒すかがアイデアマン的な発想です。使い倒してないのではないか?ええ、そうです!となるならどんどん使い倒しましょう。イメージは、出汁を取ったやつもちゃんとふりかけにして食べるとか、食べつくす!そんな感じです(笑)
あとはプロジェクトチームとか、クローズドで投稿募集が出来るとかですね。これも多分、Facebookとか手動でやればできます。手間はかかるわけですがそのためにニーズがどうか分からない場合は、人力でやるしかないですね。出来る部分と出来ない部分を切り分けるのも大事ですね。
アイデアシェアのゴールとは?
では、アイデアシェアが目指すのは何かですが、わりとシンプルでして、中小企業などの企業がアイデアマンにアイデアを求められるサービスです。調整次第ですが、中小企業は個人事業、零細、中小企業という感じの枠で、ユーザーとして答える人はアイデアマンでもいいし、これから発想していきたい、アイデアを出せるようになりたいという人ですね。
それらのマッチングは以前書いたようなスナップマートのようなターゲットイメージからすれば、そこまでマスではないんですが、「アイデアを出したいなあ」みたいな人たちを育てる狙いってことになります。またはサイト使ってみたら自分でもできるじゃん!という発見をしてもらいたい。偉そうですが。
企業も低コストで依頼出来る。しかもそこそこ良いアイデアや企画になってくる。えーじゃん。というところを狙うわけです。
運営側、アイデアシェアは一定の手数料、または広告収入または企業側からの依頼フィーをコンテストやランキング形式で分配。これらはポイントで分配するとかがベターでしょうか。
最後に難しいのは、楽しんでもらえばいいとかっていうのはぬるいので、基本的にお題を出す側の企業の満足を持って、また同時にアイデアマンらがためになったとか、勉強になるしお金にもなるし、ありがと!くらいの満足度は欲しいというか、そこを狙っています。それがゴールとなるでしょうか。
その前に先達のサービスがバタバタというと失礼ですが、うまくいかないとか、成立しているかもしれないけど違うんだよねというのもあるわけで、同じもの出したら使う意味はないので、そこがポイントですね。
一言でいえば、アイデアなどのプラットフォームで使う人に満足してもらいたいってことですね。やっぱそういう意味で僕は何度も思ってるのですが、アイデア好きだし、アイデアでもっと色々できるし、月並みというか嘘くさいって思うかもしれませんが、ハッピーになってもらえるんじゃないかって青臭い感じで思っています。
そう本気で思ってないとこんなことやらないですよって感じで。あとは形にどこまで出来るかですね!
あなたの力も貸してください!
僕は一人で事業化できるとかあんまそういう考えはありません。一人でサービスを作れるスキルがないからだけってのもありますが、一人で黙々と出来る人間ではないんですね。やっぱり話し相手とか、誰か一緒にやらないとすぐサボります(笑)
そういう寂しいから話し相手ってことではなく、一緒に楽しみポイントを共有したり、切磋琢磨出来る仲間を常に求めつつ、そしてありがたいことにそういった人たちが周りにたくさんいて、これはこれで大変幸せなことなんですが、アイデアシェアでも同じように切り込み的にやるからうまいところ盛り上げていきませんか?というかやりましょう!というワンピース風に誘ってみるわけです。
インスタントチームというサービスを用いて、少しずつですが興味をもってもらう方が出てきました。自分のサービスにお付き合い頂けて大変感謝です。Skypeを通じて色々と話しをしていき、うまく形にしたり、盛り上げたり、ファンとなってもらったり、当然関わる人のメリットになる、金銭的なものはお出しできませんが、なんかそこはアイデアで良い形をつくれるはずだと思っています。もちろん、事業的に少なくてもお支払いするのがベターですけどね。
アイデア共有系サービスを作ろう!という形でやっていますので、もし関わってもいいよとか、何が出来るかわからないけど話だけでも聞いてみたいという人がいればぜひご協力ください!一緒に楽しいもの作りましょう!あなたがアイデアマンでなくても全く構いません。大事なのは好奇心とやってみなはれ精神です(笑)
新規事業、新規サービスの構築のコツってなんだ?
成功しているわけでもなんでもないので、進行形という意味でですが、気づきを共有していければと思います。なんとなく掴みつつあるのは、以下のようなことでしょうか。
- MVPとかプロトタイプとか、何でもいいから形に出来そうなもので形にしちゃえ
- 自分が一人でいけるタイプか、仲間作ってやれるタイプか、自己の客観視が大事(適切なのがあるっぽい)
- ビジネスは仕組み。ユーザーの行動、自分のやる気継続、仲間のコミットメント、動くガソリンが切れないかなどを見ていること、またはそこに手を入れられること
- 何はともあれアイデアの種、アイデアは大事。あるならそれを形に意地でもしたいものをやっぱり形にしましょう
- 自分がそれをやりたい!といって言い続けられるか。もちろん止める時はやりたい!以上の熱があるかみたいな
- 仕組みでいえば、マーケティングが入っているか。これはアンケートしろとか、ヒアリングしろってことではなく、形にしたものがリーンスタートアップのごとく、形にして検証して、それをフィードバックして、それらが改善していく流れで、さらに人に価値を与えていけるかみたいな。これ説明もっとこなれてくると思います(笑)
ビジネスの事業計画は要らないとか、はないです。ただ、軽く試して、はいこんな感じですねーって冷静に考えられるかは、結構というか大分大事です。これって例えばサラリーマンでなくても、自分の仕事を否定される=人格を否定される、みたいに思う人もいると思うんですが、アイデアシェアってダメだよねって言われたらやっぱ「そうかー」って思うわけですけど、ナニクソ!と思って改善していくと。否定されたというよりも、そういう印象与えたなあって感じです。アイデアシェアで与えたイメージはアイデアシェアで改善していくと。まあそんなこと言ってられなくなることもあるんでしょうが、当分そんな感じでオッケーでしょう。
新規事業、起業など新しいことをやっている人はこれらをさらっとやっている印象です。すごいことをしているんだっていうよりも、地味に泥臭く、次の手を打ち続けられるか。ぶっちゃけアイデアがなくなったら終わりなわけですが、アイデアが枯渇しそうならアイデアを出せる仕組みを作ればいいわけですよね。無くなる前にそれを打てるかどうか。
もし、仮に今ここでいっていることが、あなたが出来てないなあとか、そこは考えたことがなかったとか、そういうやり方があるのか、そういう部分がもしあればぜひ参考にしてもられば書いた意味があります。なければスルーでオッケーです(笑)
壮大なことをやる!とかでもなく、心は熱く、頭は冷静にでしたっけ、そういう感じでしょうか。壮大なことをいっても、やることは一人のお客さんを満足させられるかどうかです。仮に出来ないなら多分大体は他の人も満足できないです。ターゲット外ならいいですが、ターゲットとなってる限りなく近い人も満足できない場合って普通にあるんですね。これも僕のアイデアシェアに言えることかもしれません。
新しいことをやるのはやっぱり面白い
結局、アイデアシェアのことを考えるのも、その過程で出会う人も、また考えたアイデアも、また面白い影響とかになったことも、他の仕事に活かせたりすることも、全て面白いです。楽しいというよりは面白いっていうのが自分としてはぴったりな言葉です。
なんで新しいことをやるのが面白いか、理由は分かりませんが、想定していることもしないことも「なるほどなー」と思うわけですし、うまくいかないなら違う事ができないかと考えること、考えるだけでなく試すことをしないとダメですが試すことが楽しい。それらが全て学びだし面白さだと思うんですね。
そういう部分が分かる人はぜひ新規事業をやってみてください。企画を作って世を面白くしてください!
そういう人が欲しいならぜひ僕にご相談ください。いい感じでお手伝い出来れば本望です。
ちなみに自分の運営するサービスってこれが最初ではありません。黒歴史ほどではないですが色々やらかしております。そのあたりはわりと書かずにクールにやってる感じなんですが、このブログのファンにはこっそりお届けしていきたいと思います。まあ、こっそりとかいってるけど、みんなに見えちゃうのはご愛嬌で(笑)このあたりはまた今後のお楽しみで。
6月もまだ3分の1頃です。梅雨入りしていますが、梅雨ハックしながらいきましょう!
筆者プロフィール

- ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
最新の投稿
リサーチ2023.06.06一枚企画書で提案して遊ぶ。大好きな麻婆豆腐で考えてみる
思考・考え方・メモ2023.06.06営業をゲーム化して遊んでみよう
思考・考え方・メモ2023.06.051試行あたりの思考量や質が高まる
アイデアネタ2023.06.03犬の散歩代行がビジネスになる話
ビジネスアイデア相談
「もっとアイデアがほしい」「個別に企画の相談に乗って欲しい」「この施策をどう考えるか」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。