「半径50メートルのセカイ 超日常的アイデア発見法」を読む

デザイナーの佐藤オオキさんの本です。面白かった。

この本あたりから、結構メモを意識して書いています。意識とは、本を読んで気づいたら都度メモしてみたいなことですね。深い思考はまた別ということで、こういたレビュー時に再度やっていくイメージですかね。二段階メモ?みたいな。

買った理由

本屋でパラパラやって見つけたというのが大きい。その時、隣に著者の別本があったが、プロダクトデザインというか仕事術っぽいので違うかなと。確か。

その人の思考や考える世界を知りたいということで、こちらの本を手に取った。パラパラ見てみて、直観では、第一章の頭の中の思考が面白そうだと思った。

読んでみて感じたこと

やりたいこととできることのバランス

Willというやりたいと、Canというやりたい。このバランスの話があると。やりたいだけでも、やれることとかできることのCanがないと話が進まないですよね。でも、Canでできることばかりでは成長もしないだろうと。そういう解釈です。

なんで、手堅くというかやれることを増やすために、CanでもWillでもまずはやって、固めていって、そこで探していくと。探索活動はめちゃ大事だなとここでも痛感ですね。

勝手に成長とか、勝手にってまあないんだろうなと。

思考を出すのは磨かれるのでやっていこう

とくに第一章では著者の頭の中で考えていることがでているのでおもしかった。同時に対抗意識ではなく(笑)自分も考えていることをだしているのでこういうのは悪くないのだろうとも思った。それが商品として売れるとかは別なのは当然というところで。

つまり、習慣としての思考であり、それをだしていくことはしっかりやっていくし、大事だなと。でないと、考えを示すこともできないし、色々と出来ないことが多いなあと。

概念としての「中途半端」感

これは意外だったのですが、著者的に色々手を出すしやっているから中途半端って感じがあると。器用貧乏みたいな。でも、これってマルチポテンシャライトといってもいいし、あとマルチでできるってことじゃないですか。ってことは著者も分かっていて、ここで気になったのは「言葉」として、「器用貧乏」と言おうがですね、どんな言葉であり、自分の感覚を示す、例えば「良い器用貧乏」みたいなのがあるといいんだろうなと。著者はそういう感覚なんだろうと。

逆にいえば「マルチポテンシャライト」といってポジティブに捉えてもそれが「強制的」だったり、腹落ちしてないと使えない言葉なんだろうと。言葉は強力ですけど、言わされたり思ってないと弱いなと。当然繰り返すことで思い込めるのもあるんで、このあたり面白いなあと。

ただ一つ言えるのは言葉を変えただけで何か起きるのはちょっともりすぎってことにもなるんだろうと。

クライアントへの提示感

これはまあ向き合って話すというよりも、一緒に横並びイメージでということですね。一緒に考えるというか。心理的にもそっちがいいと。仲間ですよ(笑)と。

仕事術っぽいですが、僕も全く同感で、そうやってお客さんを味方というか(そもそも敵とかって概念もないので違うんですが)、そうやってやれないと続かないというか、うまくいかない感じはしますよね。

どちらでもないの価値

アンケートネタで、どちらでもないってなんだろうねという話。こういうネタが一章多くてなるほどなと思えるというか、著者の思考が出てきて面白いんですよね。雰囲気伝われば。

カヤックの柳沢さんも同じようなことをいっていて、興味があるなしとかってあるけど、そういうのではなく「どちらでもない」というものって、そこから興味になる、ことが多いと。そういうのがいいんだろうと。

つまり、多くの人、僕もですが、興味はたかが知れていて、またないこともしれていると。ごく一部ってことです。でないものが一杯あるので、そこから好きになるならチャンスが増えるってわけですね。

どうでもいいことを考える

アイデア出しの切り口ですかね。これなんだろうと。アイデアをそのまま真正面に向かっていくとなんか切り口がしょぼい、既視感があって詰まるんですよね。でなくて、全然関係ないところからアタックすると、実は遠回りのようで近道だったりする。

この感じって多分やった経験がないと見えないわけですが、だから経験しないとわからないのではなく体験してもらいたいなあと思ったりしました(笑)

「どうでもいいことをよく知ってる」は最高の褒め言葉。嶋浩一郎さんが説くムダから生まれる企画術など、嶋さんの指摘もその通りだなと。

課題を全然知って追求しても多分論理としては皆同じ答えになるというか。でなくて、違う切り口とかとなると、他の視点がいるって話です。これを踏まえてなお、論理だけとか、課題を深堀り、とくに業界の話とか事例とかだとまあ駄目だろうなあと。

やはりデザイナーなど思考が面白い

振り返るとやはり佐藤さんの考え面白いなってことですね。プロダクトも触れているものが多いですが、brenとか結構使っています。ぶれないのがいいですね!

で、そういう著名なデザイナーであってもなくても、思考が面白いなと。まあ著者は著名デザイナーですよね。それはいいとして。

そこを差っ引いて、では著者はどう考えるか、どう思考するか、何を日常で考えているかというのがとくに第一章が一番おもしろかったです。ちょいちょいやったプロダクトやサービスの事例もあって、ほぼ全部調べたりして(そうするとnendoの公式ポートフォリオが出てくるのは流石かなと、残してるんですよね)、学びになりました。サッカーボールのやつとか良いなあと。

エッセイとしてオチをつけるみたいな狙いは正直どちらもでいいので、そこはいいとして(笑)学びになったと。

逆にいえば、ここで色々なクリエイティブな人が、何を普段考えているか、日常で得ている世界や景色はもっと見てみたいなと。そこから色々世界が広がったり、学びになりそうな気がしたので、そこを今後も考えていきたいなと感じました。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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