ズッコケ三人組の株式会社がやはり面白かった

久しぶりにズッコケ三人組読みたいなとふと思いまして。紙で買うのも面倒ということで、キンドルで読んでみました。

読後感はハッピーエンドで、商売とか、事業をやる面白さを再確認したという感じです。

感想メモがてら書いてみます。ネタバレありまくりですので、ご注意を(笑)

なんでもチャレンジしないと見えてこない

ハチベエの親は八百屋なのか商売をしている自営業者です。だから、イワシ漁が盛り上がっているという話を夕飯でしたら、親に「じゃあそこで何か売ってみたらどうか」という話を普通にしています。

自営業者の家庭ならこれが普通と感じるわけですが、サラリーマン家庭だと「ちょっと売ってみたら」なんてなかなかなさそうです。

環境自体で決めることはないのですが、環境ってめちゃくちゃ大事だなと。

そして、ハチベエは即実行するため、ハカセ、モーちゃんの友達に声をかけます。この流れが速い。即実行ですよね(笑)

一方でアイデアはいいけれど、詰めは甘かったりするので、そこをやりながら改善していく、営業マンみたいな感じがしますね。それが彼の持ち味でしょう。

ともかく彼がやろうといったから、二人も乗ってきて、この企てに参加することになったと。いいですよね、こういう流れ(笑)

ハカセは研究家

ハカセって学業も良さそうなんですが、彼あまり成績は良くないみたいなんですね(笑)設定上ということかもしれないですが、株式会社を作るために研究して調べてということを小学校6年生でやるかというと?できないですよね、なかなか。

だから彼はめっちゃ調べるし、学ぶのがすごい。ただ興味持ったものでないときつそうな感はありますよね。それがいいのかも。

実際に改めて見て驚いたのは、総会は2回しかないものの、ちゃんと説明をしてるし、あと普通に「売掛金」もひらがな表記ですが、画家のおじさんからの金額を計上しているし、売掛金って概念をよく理解できるなと、ただただすげーって思ったりしました。

大人でも売掛金って概念分からない人はいると思うので。

何事も興味あるとか、やりたいパワーってすごいなと思ったところでした。

意外に儲からない?

イワシ漁での弁当とジュース販売は意外に儲からないと。

ただ、1日1300円くらいにはなって、小学生のお小遣いとしては破格な気がします。ただこれってアルバイトではないし、事業じゃないですか。1日1300円の労働とはいえ、実質時間は昼前の売り込みだけといえばそうなので、家→釣り場の距離もそれほどでもないので、売るためのクーラーボックスを持って売るのは重労働ですが、それをやるといけると。

一方で高校の文化祭のラーメン販売は粗利5割以上はある(ちょっと原価安すぎ無いかと思いますがそれはおいておいて)ので、200円で売ってもかなり儲かったんですね。

とはいえ、ハチベエ達もめっちゃ動いて、お祭りでやりきった感じで、「こんなお金を稼ぐのが大変」なんだってことを気づいた、みたいな話もあった気がします。

事業としては、人が円滑に動くというところですが、晋助という同級生がラーメン屋の息子で、自分でラーメンを作って出すというところにこだわりがあるのがグッドです。これも好きこそものの上手なれですよね。普通に考えてラーメン屋で育つと、ラーメン嫌いになると思うんですが(笑)ラーメンを作りたい、売りたいってなかなかですよね。親と同じ仕事が嫌っていうのはめっちゃ分かるので。

儲けるって言葉はおいておいて、お金を得ることってまあ大変で、それを小学生で感じられるという点で、自分でやって得るのはすごいところだなとこれも感心するわけです。

商売、事業の原点は楽しさ

基本、この物語は、ハチベエがイワシ釣り客への弁当ジュース販売をやる。売ったらそこそこ儲かったわけですが、お金になるから楽しいというところは超えてないです。

ただ、その過程でやはり顧客視点に立っています。

具体的には、1回目で、大人に「ビールはないのか」と言われて、コーヒーかソーダをオススメしているわけですが、次はビールを売り始めています(実際に未成年にビール販売って今できないんですけど、昔はもっと緩かったという気がします。それは野暮なツッコミですが(笑))

また、ラーメンもいけるのではなというところから、カップラーメンを提供。これもいけたけど、オペレーションが大変(受注→お湯を入れる→持っていく。この距離が大変。携帯電話もないので、彼らはトランシーバーを買うわけですが)。その改善もしつつ、さらにラーメンもインスタントラーメン(カップラーメンではない)で作ったほうが安くて美味い、あと単価も上がるというところだったんですね。

冷静に釣り場にいて、お腹へったというところは、実は冒頭に戻りますが、三人でイワシ釣りにいってそこでお昼食べるところがないことに気づいた、という課題発見から始まるわけですね。そこに気づいたからこそ、「うーん、これは同じ課題を抱える人がいるぞ」と感じたわけですね。

全てにおいて、こうすればいいのではないか、こういう声があるのではないか、やってみたらいい、こういうリスクはあるのでそうならないようにとか、試行錯誤という僕はここで「楽しさ」だと思いますが、お金が儲かるのは嬉しいけど、喜んでもらえるというところも純粋にあったのではないかと想像しているわけです。

楽しさがあれば、もっとやりたい。もっと売るには、届けるには、満足してもらうには。ある種文化祭でのラーメン販売はその総まとめというか、仕上げ的な感じもしますよね。オペレーションも回しつつ、友達に手伝ってもらいつつ、しっかり利益を上げる。

最終的にはラーメン処分的な意図が強かったものの、会社は無事成功し、解散というハッピーエンドで終わるんですね。

自分で考えたアイデアを試す重要性

最終的に僕が気づいたのは、やはり自分が気づいた課題を解決できないかというところが大事かと思います。

ハチベエが気づいたお昼ニーズがあるのでは?をやってみたらいいと親が(お金は出さないけどな!)勧めてくれて、自分たちのお金でやってみるということ。下手すれば友達なくしますけど(笑)それはおいておいて、やってみて駄目なら辞めればそれで終わりですからね。

アイデアをそのままにせず、試してどうか。そしてその上でどうすればいいか。ある種のステップを踏みつつ、粘って試行錯誤するということ。

そういう基本なんだけど、とはいえ忘れがちな、とくにアイデアを形にするというところにおいて、そのプロセスですが、めちゃくちゃ面白かったりします。そこを忘れないようにというところですよね。

実際は楽しさだけではないわけですが、自分で考えたアイデアが形になっていくこと。喜ばれること。楽しいですよね。

おわりに

というわけで、久しぶりに読んだズッコケですが、めちゃくちゃ面白かったです。何か商売なり事業なりやりたいなーて人は面白い物語として読めるかなって思いますね。ありがとうズッコケ!

やってみると必ず課題や何か見えてないことが見えたりします。そこでそれをどう調理するか材料にしていくか。そこが起業なり事業の醍醐味だと思います。分からないとか、見えないことって不安ですけど、そこを楽しんでしまって、どうすればいいだろうかと考えるとめちゃくちゃ面白くなるのが不思議ですよね(笑)

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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