マイカー広告サービス調べてみた

いわゆる自家用車(マイカー)にステッカー等を貼ってお小遣いを得るようなサービスです。事業者視点では、マイカー利用者を広告媒体にして、広告主からお金を得るというビジネスです。

前から出てきているものの、小粒でなかなか大きくならないだろうなというか・・・広告になり得るか?というところが疑問でした。そのあたり複数社あるからなにか見えてくるかというところで調べてみました。

結論

  • toC向けはチアドライブ一強。
  • WithDriveは法人向けや移動を収益化する軸で今後に期待
  • マイカースポンサーは動きが分からず。

というところでした。

簡単な考察

ドライバー視点では

ポイ活感覚でいけるかは結構疑問でして、多分結構ステッカーで面倒なんですよね。そして、それをやっても得られるのはあまり・・・あと目立つし恥ずかしいとか。それを気にしない人で手間と思わないもの。というアーリー気質な人にありかもですね。まあ推測です。

広告主側では

企業がじゃあ広告したいからこの媒体を選ぶか?ですが、ちょっとリスクというかキャンペーンとか提案や企画がないと「ただステッカー出して掲載しました」では厳しいというか。効果が見込めないならやらないですからね。そこですね。

なので企画ありきでマイカースポンサーとかも最初は動いていたような。それがSNSとかどこかに波及するとか何か動きがないと弱くて、という感じはします。広告したよ!くらいだけで良いクライアントなんてまずいないですからね・・・決裁降りないでしょうと。

というわけで、台数が広がるとか、簡単にできるとか、効果がより明確とか、ターゲティングしやすい(絞り込みとか)とかがあったりしていくと違ってきそうですが、まだまだという感じでしょうか。

あなたが企業クライアント側なら出しますか?って考えるといいかもですね。

CheerDrive(チアドライブ)

日本最大を謳っています。株式会社チアドライブが運営するサービスです。

  • ドライバー登録者数が8.5万人
  • 走行報酬ポイントが「累計」付与額で1500万円
  • 2021年3月サービス開始

マイカー広告サービス「CheerDrive」ドライバー登録者数8.5万人、走行報酬ポイント累計付与総額1,500万円分突破! 〜車に広告を貼って走るだけで報酬がGETできる新時代の副業サービス〜

仕組みとしては、走行距離が1kmで5ポイントなどで、実質5円として換算。ステッカーを貼り付けで宣伝したからということですよね。

広告主側視点では、

  • 総費用10万円(1ヶ月1台万円で、最低10台)から広告可能
  • お申し込みから最短2週間で実施
  • 累計出稿実績は130社以上

以上から、1500万円ではあるけど、シンプルに1社10万円だと、130社で1300万円。あとは別途キャンペーンなどであると妥当な配布額となりそうですね。

ただこれだとチアドライブの利益がないので、広告主支払額ードライバー支払い額=チアドライブの儲けのはずなのでそれがどれくらいかですよね。手数料率が2-3割とすると、10万円で2-3万円。これだけではもっと規模がないと成り立ちづらいところですが、他の売上を作れるかどうかかもしれないですね。

WithDrive

WithDriveは、株式会社Essenが運営するサービスです。

  • 2021年8月開始(会社設立?)で、サービスインは2021年12月
  • 3年間(実際は2.5年?)で11業種16社の出稿
  • 広告台数は400台、走行報酬額付与100万円以上
  • 現在は新規登録(利用者)が一時停止(ユーザー数は1000人以上)

株式会社Essen、モビリティ広告プラットフォーム「WithDrive」の事業拡大に向けた資金調達を実施

マイカーで走るだけで副収入に 屋外広告の課題に挑むWithDrive

車で広告収入を受け取れる「WithDrive」4月の広告キャンペーンを公開

【重要】アプリ新規登録の一時停止に関しまして

利用者は十分いるけどというところでしょうか。サービスというところでは、チアドライブのほうが先行していたんですね。知らなかったです!

広告主視点では

  • 最短で4週間で出稿可能
  • 実施後レポートあり

などでちょっと情報が少ないですね。広告主向けLPより

最近では1.2億円調達しておりスタートアップとして、マイカーを集めるところで始めたけど、それだと限界があるのではないかと。なので、それこそカーシェア事業者と組めばそこで宣伝できますよね?なので、提供台数=マイカー台数ではない、のかもなとリリース読んでいて思いました。

移動の収益化を実現するEssen、1.2億円を調達。更なるサービス拡充と連携を加速

ここで概念として「移動の収益化」とあるので、会社の営業社でも使えますよと。そう謳っているわけですね。できるかどうかはおいておいて、ラッピング広告をするのは手間なら、それを簡単にできるとか。それで使いたい人もいるかもしれませんよね。面白いですよね。

という意味で、チアドライブと比べて規模が小さいと感じるのですが、方向性やベクトルが大分違っていくのかなと感じました。

マイカースポンサー

マイカースポンサーは、株式会社マイクロウェーブが運営するサービスです。

以前調べてましたね。2019年大分古いですが。

確かモノクス社が最初はやっていた気がしますね。譲渡したかなと。事業譲受に関するお知らせ

更にその前は、モノクス社はオートプラス社から譲受しているような。複雑ですね。運営会社の変更について

日本初!マイカーを使った交通広告・権利収入サービスをスタート〜特許申請済!クルマに乗る人も企業もハッピーに〜

というわけで変遷だけまとめると、

年月会社名
2018年10月株式会社オートプラス(愛知県名古屋市)
2019年9月株式会社モノクス(東京都渋谷区)
2020年7月株式会社マイクロウェーブ(東京都渋谷区)
簡易まとめ

こう見ると見事に1年くらいで変わっているのが興味深いですね・・・。

現在のマイカースポンサーは今どうなっているかほとんど分からずですが、GooglePlayアプリも確認できずで、サイト更新もあまりされてない(iPhoneアプリでユーザー向けには動いている?)ところでした。

AI検索も使えるが・・・

今回はPerplexityとかのProSearchとかも試しつつですが、表にしてくれるのは便利ですしありがたいですね。ソースも。ただ欲しい情報がないなら更にしらべるか、突っ込んでもないのはないので、どうやって情報をまとめていくか、穴埋めしていくか?

ここでは掲載していませんが、自分で検索しないと出てこないのもありますし、面白いですよね。まあ、いずれにせようまく使えばAIでリサーチもかなり使えます。一方で情報は数多あるので、リサーチにおいて何を得たいか、仮説がないと情報やAIの海に流されて終わる感じはしますよね(笑)

調べてみて得たこと

Essen社の方向性が変わる感じは知らなくて面白かったです。今後伸びそうな気がします。

チアドライブはtoCをどこまでやるかだと思っていて、6000万台っていう車の数からすると全然なわけですが、これ増えるのかどうか?勝ち筋があればありだしと。僕は全然分からないところなので。

今後いけると思えば他企業も参入しそうですが、結構きついかなと。そこに張っていけるところがやる感じかなと。面白いのでなにかあればまた追加していきたいと思います。

あとは免許証とかってアップするの結構こわいですよね。まあ信頼次第なんですけどね・・・。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター
シゴトクリエイター
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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