個人との取引リスクには気をつけたい
今回はビジネス的な話を書いてみます。
個人との取引って何かというと、一般個人です。実際には個人事業主も個人でもいいと思ったりしますが、実際は法人(会社)でもリスクがあったりしますし、一概に「形態」では判断できないです。
ただ、傾向として言えることはあるのではないか、みたいなことで、今回特に個人との取引、仕事ですよね、気をつけたいことを書いてみます。
目次
個人とは文字通り弱い存在な印象
個人でも、個人事業主でも、まあ弱いわけですね。どんな話かと思われるかもしれませんが、僕も弱い存在です。人も一人ということですし、チームを組んでいてもそれらは一人の集まりで、組織とはいい難いはずです。個の集まりというか。
お金もそうでしょう。資金が豊富とは言えないし、知識や情報的なことも組織にはかなわないわけです。比較することが間違っているのですが、比較しがちなので挙げています。
それで、個人って、とくに仕事やビジネスをしたことがなければ、その不安定ささえ把握できないものです。
例えば、あなたがビジネスをするとして、個人と法人どっちと仕事をしたいですか?あなたのことをちゃんと分かってくれればどちらでもいい?まあそうなんですけど、責任感が異なったり、連絡の精度が違ったり、まあ色々あると言えます。
当然全ての個人がとは言えないのですが、そういうところから感じた個人の弱みというか、リスクというか、それらを挙げつつ、どう対応していけばいいかを書いてみます。
個人との取引リスク
粒度が不安定
粒度とは、その人によって違うという意味です。あるAさんだったらうまくいったことが、Bさんになると全く違うことになる。あなたがライターだとして、文章を提供するという仕事をしたとします。テーマがあって、Aさんはこうやって指示をくれたのだけど、Bさんでは全く指示がない。またはコミュニケーションがうまくいかない。
これが会社単位で駄目なら駄目なんですけど、組織はそれらを均等化しやすいです。つまり、組織XにいるAさんもBさんもまあ実際は担当者の違いはありますけど、XにいるというところでAもBも安定性があると言えるわけです。例えば、X社とのやりとりで、Aさんのやり方とBさんのやり方で激しく違うとまあ提供やサービスの質が違うとなりますし、そもそも依頼ならディレクション的といいますか、ルールや手順が決められるはずだからです。そもそもそういう手順書があるはずで、それは再現性を高めるのと社内で効率化するためにあると。まあこれはライターの話であるというよりも、仕事の話としてはわりと普通のことだと思います。
つまり、会社はわりと安定するが、個人はその人それぞれでバラバラということです。これネガティブにいえば、毎回違う人を相手にする怖さがありますよね(笑)それを楽しめないと結構きついなあということで、個人とのやり取りを嫌がる人がいるのはなるほどと思っています(個人とは仕事をしたくない、またはできない会社があるのもそういう理屈で分かったりしますね)。
コミュニケーションの問題がある
これ何を言っているか分からない人もいるかもしれません。
ただ本当に文字通り色々な人と話をしている人なら別ですが、僕も含めて多くの人は慣れていません。つまり、そこまで経験がないということです。
よって、くどいですが僕も含めて、「そんなコミュニケーションはないでしょ」みたいなことって普通にあります。端的に社会人経験みたいなものが少なければやはり厳しくなります。
あと発注する側だから偉いみたいな人もいますが(個人問わず)それも論外ですよね。
コミュニケーションとして、法人だから良いとは言えないですが、個人であればその人が問われます。その粒度がバラバラということで、コミュニケーションが手間になることもありえます。
仕事への意識が低い
意識なんて言葉は超曖昧ですけど、総じて個人であればそういう意識の低さともぶつかるわけですね。
例えば「勝手にこっちの意図をくんでくれる人」なんてまあいないわけですが、これやってしまいがちなんですね。とくに、今までの環境が良ければ良いほど、そういう「え、これを言わなきゃいけないの」というギャップに苦しみます(笑)
それも限度がありますけど、結局仕事をどのレベルで高めていけるかは、ぶっちゃけその人と仕事をするということはそこを引き受けることになります。発注側であろうが受注側であろうが、個人でのリスクはこういった意識レベルが高めるとか、高い人に当たればいいですが、それも運に近い印象を受けます。
運ていうとまあ言い過ぎではありますが、期待値に見合うかなんてまあ結構な期待値コントロールを自分も相手にもするのでレベルは高いと考えています。
法人はどうなのか?
これも法人だから個人のリスクっぽいものが全部消えるかというとそうでもないですよね。法人でもやばいケースもあると。
そうなると、下記に書く見極めは必須なんですけど、それでも会社足り得るお作法というか、色々抜けていればもう個人と一緒です。というか個人以下ですよね。
とはいえ、やはり法人でやっていると信頼は高くなるし、仕事に特化した組織になるわけですから、やはりそういう価値って後から感じるんですよね(笑)
まあこのあたりは一概に言えるものではないので、さらっとですね。
最終的には実績と人柄、相性とかで見極める
結局結論はリスクはあるけど、そのリスクはまあ回避できるとしてどうやるか。手段やメソッドでは言い尽くされている気がしますが、あえて書いてみます。
まず、その人の実績があるかどうかです。よく未経験だとできない問題がありますが、どちらかといえば「未経験者を排除したい」という積極的な意味ではなく、それをあえてするリスクが高いってことです。「経験者」であるほうが確率的に質が高いです。もちろんポテンシャルが高い未経験者もいるはずですが、あえてそれをあなたなら選ぶかって話です。僕も選びません。例外はあるかもしれませんが。
実績としては、さらに自分が期待する分野ややっている仕事との関連性です。ドンピシャはないでしょうが、近しいところでの知見を期待するならば、ストレートにぶつけたほうがいいです。これはどちらにとっても不幸にならないためで、ここがフラットでやりあえるとまあ仕事がとてもスムーズです。楽とは言ってなくて、コミュニケーションが楽であっても求められるレベルは高いことはザラにありますよね。
人柄とかってもうその人の人格の問題ですから、出会ってからどうとかはないです。その時点でどうかを見るしかないですよね。さらに相性はもうこればかり運とか縁とかって話ですよね。
これ就職とかと一緒ですよね。結局、なんかこの人いいなーとか働きたいとか思ったらやっぱその人に依頼したり、一緒にやりたいとこっちがいったりがベターです。そんなもんですね。言っていることが違ったり、論理や情報だけで見てしまうとまあミスんじゃないかなあと思ったりします。
ざっくりですが以上です。
もし個人であろうが発注側視点つまり企業側が多いですがその視点を得たいなら発注側で仕事を振ってみれば理解が深まります。逆に働く側なら受注側でやれば解像度が上がります。このあたりは意識してやると、リスクも下がり、リターンが高まるのではないかなーと思いますね。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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