話すということも脳内将棋盤のように脳内マップがあるかも

脳内将棋盤っていいですよね、ってことを言いたいだけなんですが、本題は別です。脳内将棋盤よろしく、話す場合も全然そういう脳内マップ、会話マップみたいなのがあるんじゃないか説です。

話す前の状態

話す前のイメージって相手の前情報がなければこんな感じです。または話をした直後では何が出てくるか分からないですよね。

ちなみにこれは雑談などを想定しています。商談とか、会議とか、打ち合わせとか、プレゼンとかではない、ということですね。フリーテーマといっていい。

当然、その相手の関係性によるのですが、一応ここでは雑談ができる程度の関係性がある、知らない人ではない、という感じで受け取ってください。

ここで大事なのは、こういう色々出てくるけど、全部大事というわけでもないだろうし、また全部大事ではない(価値もない話というのは存在しなくて、何かあったから伝えたい。これって肯定的意図って言葉で理解してもいいかなと)こともないんじゃないかってくらいですね。

話が始まると時に、重み付けが行われる

話が始まって少し立つと、別に「天気」の話は、軽い前振りで、スタンバイというか慣らしな感じです。車もいきなり吹かさず徐々に温めるみたいな感じで。ストレッチも少しずつやりますよね。多分ですが。

そういう感じで会話もいきなりでなく、少しずつ温めていく感じはあります。そうやって、話が進んでいくと、色々なテーマが出た時に、とくにテーマを絞っていない想定なので、散らかっていくわけです。

ですが、全部大事とか全部重要ではない、とかはないのかなと。ここでは、この話は要らないとかでなく、これ大事だよね、「ごめん、また戻るけどこっちの話で」というように、大事な話は何度も繰り返されるか、キーワードか、または違う視点で結局伝えたいことが強調されるとかが起こるかなと思います。

この中で、重み付けとは、自分からみて「相手はこういうことを伝えたいのかな」とか「今回はこっちの視点で語っているのだな」とか、そういうことを得ていくわけですね。これは自動的にされるのですが、確かに慣れてないと、自動も何も作動しない感はあります。このあたり言語化は結構むずいです・・・。

思考を深める、気になった点を深堀りしていく

雑談のコツも何もないんですが、この場合、いくつかのテーマが出てきたとします。「ラーメン屋の行列がやばい」とか「今日あった嬉しい話」とか。別にどれでもいいんですよ。自分が面白いと思うのはこの2つだったな。それでいいというか。

こじらせるというか、ここで相手が「オレの話は面白いだろう、なんで映画館の話を採用しないのだ」では、会話というか、対話というか、なんていえばいいか分かりませんが、トークハラスメントじゃないかなと思われます(笑)トーハラですね。まあ初めて言ってみましたが。

ここで、会話でありコミュニケーションであるので、ここで自分と相手が面白いとか、そこを話したいよね、というところが、上のラーメン屋と嬉しい話となるとき、そこを深堀りしていく感じです。

これも自動的に、反射で行われます。反射ですべて見えるわけではないです。僕はできません。なので、嬉しいってなんでだろうとか、あーそれは分かるなあとか、自分には経験がないから想像で補えるかなとか、そうやって色々と思い出しつつ、または深堀りして、もっと映像化、ビジュアル化というか、そういう絵を描く感じで聴いてます。または話す側なら逆に相手の絵が浮かぶようにします。そのやり方やパスや伝え方の粒度によって、どうするかが会話の肝なんでしょうね。これも結構難しいですが、踏ん張って説明していますよ、今まさに(笑)

ここで、ラーメン屋の行列というとき、ラーメン屋に行かない人は良くわからないはずです。一方で、バレンタインチョコの売り場は戦場のようなものといわれてますが(?)そこで分からなくても自分の経験から想像できる。補完ってやつですよね、それができるんですよね。または逆でもいいですよね、ラーメン屋は分かるが売り場はわからないとかでも。そこで感じたところで、面白いところとか、気になったところを話して深めていく、または深すぎるなら浅めでいいとする。

ってのが雑談の面白さかなと思ってます。

話の終わりは、伝えたいことがある程度伝わった状態

雑談において話の終わりってないんですよね。キリをつけるのは、伝わったとか、会話の情報として出し切ったとか、それこそ他の用事があるとか。

前も書いたのですが、時間を決めて話すことで雑談もできますが、慣れてないと10分プレゼンみたいになるのでまあ難しいはずです。ちょっと雑談で、10分になるならいいけれど、10分雑談だと結構難しい。時間が決められて伝えるとかではないので、ここは面白いところです。

会話なので、相手の伝えたいことはこうだろうとか、違うかなとか、そこである程度確認しつつ共有しつつ、ある程度ですが共通の絵とか何か見えれば終わりかなと思います。そこが全く見えないと、多分共感度が低いので次の雑談がないか、苦手な人となるかもしれません。このあたり色々ありますが、無理に雑談しようとかではないので、そこは直観を大事にしたいですよね。

脳内将棋盤ここにて登場。会話の脳内マップと似てる?

脳内将棋盤がでてきたのはたまたまプロ棋士が脳内で将棋ができるというネタを見たからです。プロでなくても強い人ならできそうだと。

脳内というのは頭の中ということで、物理的な将棋盤が要らないわけです。すごいですよね。

棋士に対抗だ!という話ではなくて、ただ会話でも色々なパターンがあって、「あ、これは似ているな」とか「いくつか思い出したぞ、話として面白いかもな」とか、そういう選択肢といってもいいし(将棋なら打ち手や筋みたいなもの)、「情報としてあまりないけど感情は伝わってくるな」とか(粗い手だけど迷わず打ち込んでくるとか)そういうことが出てくるんじゃないかなと。将棋の例えがはまっているかはおいておいて。

この将棋盤よろしく、会話マップ、会話図解みたいなものが「上の通り」あるわけではないです。ただ結果的にまとめるとそうなるので、それっぽい原型が、もっと地図になる前の手前のものがあってというところです。上のイメージを保持すると疲れるので、例えば論理的に言えるなら、筋道をたどればある程度話はまとめられるとか、自動で言えることが出てくるとかはある。

または会話の流れとして明らかに今は情報がないのに「今日ラーメン屋行ったんですけど、」「はい」「どう思いますか?」というときに、「どう思うといわれても」とか、「行きたくて行ったんじゃないですか?疲れてます?(笑)」みたいな返しにしかならないわけです。ここから、会話マップなり、上の会話イメージマップなりが出来ていくし、出来ているのではないか。

ただ脳内でどう僕がアクセスしているかは結構難しくて、そこで処理されているので、全部逐一処理して考えているわけではないかなと思います。かなり手抜いているというかそういう感じもしますが、概ねつかめると。これは僕のというよりも、人間の脳の機能なんだろうなと思います。

最後です。上の脳内イメージがないと迷子になるか?ですが、そこまで迷子にはならないかもです。

ただ、示した話が相手もイメージできないとか、伝わってこないというなら、工夫する必要があります。僕の言葉で言えばプロトコルとか、レイヤーが揃ってないとか、そういう感じです。または相手が経験が著しく不足していると、「転職経験がない人に転職イメージをリアルに描いてください」みたいな問いかけであり、状況によっては嫌がらせというか、相手に配慮がないということになります。こういうのはうっかりやるので気をつけたいですよね。意図的にやるのも悪意ですけど(笑)やっちゃ駄目ですし、良い大人はやらないかと。

ここでは直観なのですが、こういうイメージマップがある程度できたり、整理されていると、例えば上の図はわりとスッキリしていると思っていますが、ごちゃごちゃになっていると「えーと、あなたがいいたいことはこれですか?それともこれですか?」というように、相手から突っ込まれる感じになります。まあ整理されてない話をするならそれが正しい形ですが、「自分がはっきりと伝えることや思ったことがあるのに、伝わってない、パケットロスが激しいなら何か見直したほうが良い」という感じもします。

こっちが伝えられてないことが殆どですが、相手からアクセスできていないこともあります。またはアクセススピードもあるので、速いとついていけない、遅いとイライラするというのでスピード感もありますよね。あと「知っていることを永遠と説明されても」イラッとするのかなと。このあたり、もう正解はないので、自分を信じてその場のライブというか、相手との関係性、あらゆる変数があるのでまあやっちゃうのがいいというか。場を楽しむのがいいかなと。

それで、こうやって書いているわけですが、雑談や会話は僕は好きです。正しく言えば実りある会話や学びのある雑談が多いと思っていて、そういうのが好きですね。学びになることがあれば、こちらも提供すると。または相手からも聴いたら返すというか。その連鎖って面白いですよね。

というわけで、今回は話しているところで、脳内で何が起きているか、非科学的な主観満載で書いてみました。そう間違っていないと思いますが、結局これもアイデアの話と似通っているので、都度相手の話や振りで色々思い出されたり、または新しいアイデアが生まれたりが楽しいんでしょうね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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