ウルトラニッチ本が面白かった

freeeが出版業を始めたということでオモロそうやんということでチェックしてみました。コンセプトは中小企業やスモールビジネスを応援するって感じですよね。

第一弾がウルトラニッチという本で、著者の川内さんは稀人ハンターを名乗っていてそのラインナップもよく見つけてきたなという人ばかりで楽しめました。

本自体は記事としてあるものの加筆修正がメインですが、2本は新規みたいです。登場人物を知らない人もコンパクトにまとまって読みやすかったです。今回はここから感じたことを書いてみます。

自分を貫くと何か形になる

やはり、自分を貫くというかこれ面白いんじゃないかなと感じました。印象に残っているのは、時計職人さんとか、標本つくる人とかですね。名前まで覚えてないですが、いいなあと。

自分でこれは価値がありそうだと境地開拓していく感じが面白いわけです。で、それを商売としてやると、結果的に安売りとはならずに高めの価格帯になるわけです。そういうのがいいかなと。

逆に個人で安く続けるのって難しい気がします。ある種100円ショップみたいに量を調達できるとなると、量は多分無理でしょうから、ニッチな領域で1人で集められることで特化する、それこそコレクターズアイテムみたいな感じでしかないですよね。

自分で考えて検証したビジネスは強い

それぞれのストーリーで同じものはないですが、やはりどうしていけばいいか、どうしたらいいかを考えて検証して。そして違うなと思ったらやめて、また違う形を模索する。その繰り返しです。

で、それをやってうまくいくかはわからないので、うまくいくかもしれないな、くらいでやってみてどうか。その判断と実行の連続に過ぎないけれど、それをやりきれるか。たまたまニッチになったり、ニッチを目指していたりは人それぞれなんでしょうが、その生き様がいいですよね。

僕がウルトラニッチになりたいとかはないのですが、まあニッチでやったほうが人も相性が良く、かつ自分のペースでやれるので、ビジネスコントロールができる。そこがいいですよね。これはすべての人に共通していると思います。

具体的には、動物専門の義肢装具士、スプーン作家、おやさいクレヨン、時計師、かき氷マシン、骨格標本、手術トレーニングマシン、自転車ビルダー、トランペットマウスピース、コーヒーグラインダー。どれを見ても、その市場は小さい点はあれど、そこでしっかりとポジションを結果的に作りそこで品質と自分の力を注ぎ込める仕組みを作ってコントロールする。しかもそれで客足は絶えない。

例えば佰食屋とかは100食限定の飲食店で話題となりましたが、そういうコントロールして売上至上主義ではないというのはもっと1人ではやりやすしし、正確には上では企業態でスタッフが複数いるところもあるので、完全1人ではないですけど、そういうニッチ感が社会に共有されていくのは良いなあと素直に感じました。

当然どの分野でもいいわけですが、自分が心から打ち込めること、それが欲しかったり望まれることをやること。そういうことって簡単に見つけるとか見つかるものではないと思うのですが、とはいえ何もせず口を開けてぼーっとしていて(笑)も見つからないので、色々やっていくしかないのだろうと月並みですが言えそうです。

自分なりの市場を見極めるには?

これもノウハウなんてないです。結局自分がやりたいことの方向性が近い、具体的でも抽象的でも、かつ人が喜んでくれるお金を出してくれる、またはコントロールして仕組みを作れる、自分の持ち味を出せる、それをやっていっても飽きたりしてもまた楽しめるとか、もっとやりたいと思えたり、飽きない工夫ができる・・・。

まあ一生って考えもなにも、一回限りですから、思い切ってやるのは大事です。ただリスクもあります。リスクはないなんてないので、それで試してどう思われるか。どう見られるか。どんどん試していくことで検証していく。それしかないなと。

だから、こういう話をまとめちゃうと簡単に思えるのですが、それはなくて、やはり、水面下でめちゃくちゃもがいていてその結果が見えただけですよねという理解や認識が妥当です。めちゃくちゃやらないとだめとはいわないけど、少なくとも「優雅にしれっとスマート」になんて感覚ではなく、「泥臭くゴリゴリでやる」くらいで、やっと船は進むのだって感じがいいかなと思います。

それは行動でも思考でもなんでもいいです。試作品でも、サービスでも、人と話しまくるでも、本を読みまくるでも、提案しまくるでも、自分なりの「しまくる」がある人はそこを基準として、色々と視点が形成され、解像度が高くなるので、うまくいくのでしょう。が、これもうまくいく確率が上がるくらいであって、絶対うまくいくものではない、ですよね?

今後のfreee出版に期待

偉そうなわけでもなく、freeeは使ってないですが(笑)この出版はええぞというわけで応援してます。それはいいとして、色々な人が色々な考えをもってどうやとか、こういうの使えると思いませんかね?みたいなノリも大事で、どんどんチャレンジする人が増えていくといいなあというところです。

このブログを見ている人も、ニッチに興味があるはずで、ならば読んでみましょう。で、川内さんの記事とかはサイトからまとめられていて、見られるものも多いのでそこで雰囲気を見てからでもいいかもですね。稀人ハンター 川内イオ氏

というわけで、今回はニッチネタの本の話でした。面白いと思ったらぜひ読んでみてください。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

違和感で発想のやり方が学べます

日常生活で感じる違和感を用いて、アイデアを出すやり方が学べます。「違和感発想法」は誰でも気軽に出来るサービスです。

LINE公式アカウント登録で無料で学べます。気になる方はチェックしてみて下さい。