シゴクリ本の売上記録32ヶ月間を振り返る

2017年5月発行で、2020年1月で、3年はいってないですが、32ヶ月程度経ったといえます。発行17ヶ月程度で振り返った記録がありますが、ほぼ倍経過したのもあるので、ざっと32ヶ月データを見てみたいと思います。

売上データ

実際には2013年頃から少し始めてたのですがほぼ売上はないので、そこはノーカウントです。またこの32ヶ月間はほぼシゴクリ本だけしかないのでというところです。正式な書籍名は「クラウドソーシングでシゴトづくりを3年以上実践して学んだ19の気付き」です。

  • 期間:32ヶ月間
  • 合計金額:17,289円
  • 月額平均:540円

となりました。17ヶ月間の振り返りでも553円くらいだったので、変わらず売れたといっても良さそうです。とはいえ、平均はその変動が見えないので以下のグラフをどうぞ。

これ見て分かるのは、山と谷?が何度もあって、どちらかというとたまに売れてそれ以外は凪というイメージでしょうか。本自体は100ページちょっとなので1,2冊相当のページが月に読まれることが多いという感じですね。

ここで山が来るのが何が原因かが分かればかっこいいのですがそれは分かりません(笑)ただ感謝しかないですね。

キンドルに馴染みがなければ電子書籍自体の売上と、KENPCというKindle Unlimited等で読まれたページ数売上はあまり気にならないと思いますが、電子書籍売上は22冊(これは他の本も入ってる可能性あり)、無料では166冊(キャンペーン時)、既読KENPCは13,334となっています。売上ロイヤリティとずれがありますけど、まあ数字としてはこんな形です。

ついでに既読KENPC推移というグラフも入れておきます。ほぼロイヤリティと比例する感じでしょうか。とはいえやはり単体で電子書籍が売れるほうが売上は大きいですね。

面白いかどうかはおいておいて、こんな感じのデータが取れたということになります。

個人が電子書籍を出す意味を考える

先回も書いた通りですが売上を期待して出すものではないことが分かります。もっとも戦略があるとか、実績があるとか、著名であるとか、本業としてライターであるとかならもっと違うのかもしれませんが、とはいえ個人でやるとこんな数字ではないかなと。これは個人の可能性を否定しているのでなく、ぶつかっていくとこうなるという感じですね。

マーケティングとして費用的にやれることも少ないため、Kindle流入かこのブログからというところでしょう。そうなると、読者も限られるのでこれは拡大しづらいのですが無理がない設計ともいえそうですので、考え方次第です。

出す意味としては、やはり前も書いた通りで、自分のやってきたことを振り返る、整理する、まとめたので参照がいつでもできる、仮に間違っていたりしょっぱい感じでもそれがその時の記録として残るのはかなり有効だと思います。アウトプットの延長って感じですよね。

月額500円を稼ぐ価値

副業やら色々ブームがあったりしますがそういうのはスルーして、自分で仕事を作るにはということをやってきているわけですが、この場合、楽なことなんてないんですよね。苦労しろってことではなくて。0円だったものが、1円になる感動というか瞬間がある。誰かが買ったり、感謝してくれたり、喜んでくれたりのフィードバックは格別です。とはいえ、食べていくには500円では無理ですからこれだけでは無理ですよね。ただ個人事業として考えるとこういう地味で手がかかったけどリターンが得られないようなギャップ、仕入れ感が強いものこそが価値とも言えます。

例えばこれで僕が何か疲弊することはないですし、むしろポジティブになるだけですから、コンセプトとしてある「おすそ分け」でしかないのですね。思考、アイデア、実践が余ったというとおかしいのですが、それをちょっとどうですかといっている。この感覚があるのでこれで僕が疲れて終わることはない。

逆に500円を1ヶ月でいいので稼ぐとしたらどうするか。アンケートみたいなものに答えても結構大変です。ひどいと1件数円なので、5円で100回答えることになる。これは相当しんどいです。それと比較すれば、今回の取り組みは相当優れているでしょう。一方で、商業出版としての成功ラインはどれくらいか分かりませんが、印税10%として単価1500円として150円が入るとしても、3冊程度月額で売れても出版社は赤字ですから、数万は売れすぎだとしても、数千冊は売れる見込みでないと企画しないから、やはり数冊はもちろん、数十冊では出版社のビジネスにならないんですね。

つまり、個人規模でも可能性はあるとはいえ、0冊では駄目なので、数冊から最低始めつつ、数十冊から数百冊くらいならいけるのではないかと。それが累計でもなんでもいいのかなと。メンテナンス等をしているわけでなく、新作を出していくとかそうなると別ですが、発行してわりとそのままなので楽っちゃ楽です。とはいえ、書くためのインプットや実践はそうですが、当然単価1,000円の価値とは思っていません。そこがポイントですよね。もちろん、単に本として個人が出しているとしては高いのでしょうがそこは分かっていて、それを踏まえた上での価格設定としています。安くすしぎないのは自分を安売りしない意味でも大事です。

Webで本を売る

これは先回の振り返りでありましたが、まあ趣味的にやっていくところで折り合いをつけている感じです。仮に本を読むのに特化したブログを立ち上げて何かをやるのはありっちゃありですがしんどそうで続かないですね。実際に本を読んでそこまでレビューしたいという本に巡り会える確率と本を読める冊数が限られるのでというのが大きいです。WHATありきだと辛いってことですね。

とはいえ、本を沢山売るのは諦めたり置いておいても、本をピンポイントで紹介するとか、個人の面白い本を紹介するのはやはり好きです。だからKindle Unlimitedで面白そうな本ないか探してコメントしてた企画があるんですけど、それも励ます感じでいいなあと。僕がされたら嬉しいからやっている感じです。

取らぬ狸の皮算用的に楽しむ

これは単なる妄想です。一方で真面目にこれをセールストークなりにしているときついと思います。という前提の上で、どこかで見かけるのは、個人で無名でも1冊月額500円ですから、2冊なら1,000円(笑)10冊なら5,000円という感じで増やすことです。まあこれがきついのは言うまでもないですが、ポコポコ生み出せるものではないのと、その質が問われるというか。同じ内容を変えただけでも価値があるのはありますが、編集やらアイデアがないとまあ駄目でしょうね。一番問題なのは、質よりも読者の信頼を失うことで、二度と見てもらえないということです。

そのリスクがあるのもありますが、WHATとして冊数を増やすのが目的になると、これもできちゃうのですけど、まあ薄いものでも量産しちゃうんですね。これを良しとする人もいそうですが、辞めたほうがいいです。むなしさが残り、信頼を失うだけですね。それを回収出来る目算があればいいですが、少なくとも僕のような個人や素人がやるものではないと言えそうです。

本でなくても順序が逆なんです。なんでこれを書きたいか、楽しいからでもいいんですけど、届けたい何かがある。そこがあれば変なものはできないです。あとはそれが本って形になっただけだからです。たまたまそれがKindleであったという流れですね。

だからブログでやってもいいわけで、それはもうアイデアとかやり方次第ってことになります。楽しんでいくということが入っていればまずWHATだけにとらわれないはずです。

今後どうするか

次の展開ですが、前も書いた通りで観察ノックなどアイデアに寄った新作をまとめていきたいなあというところです。実際このやり方が変わることもありますが、生活の仕方が激減しない限り変わらないのと、人のアイデアの出し方が変わればそれも変えていけばいいので、そこらへん出しても別に真似されて終わるみたいな話ではないので。むしろアウトプットしないと次へ進めない感じのほうが強いですね。例えば、説明できること、伝えられることは価値とかそっちですね。

また本のネタもたまにぶっこんでますけど、本屋または本を売る、本に関することはやはりやりたいなあと思っていたりします。本を作る、本をレビューするという直接的なものもあれば、そうでもない応援の仕方、関わり方はあるはずですし、そこは色々考えればありそうですから。

モチベーションとしてなんでこうやって続けられるか不思議に思う人もいるかもしれませんが、仮にそういう読者がいるとして、まあ簡単にいえば、楽しいのと、自分がやってきた取り組みをまとめるのは面白いってほうが強いです。僕は知りたかったというか、見たかったという取り組みでもあるのですが、それがどこまでの人が同じように思うかだけなのでしょう。もちろん見せ方ややっていることもあるのでしょう。

少なくともアウトプットをしていく習慣や記録をしていくこと、取り組みとしてコンセプトや軸がある程度あること、継続してやることで一定の見える量がないとやりづらいです。そういうのを無視していきなりなにかやるというのもありなんですけど、それはそれの良さもありつつ、持続的にやろうとすると自分と向き合うこと、考えることから逃れられない感じがします。僕が考える感覚ではですから、そうではないかもしれないんですけどね。

目標ベースで平均売上を上げるとかってあんまりモチベにならないのでどちらかというと本を読んで仕事の依頼が来るとか、感想が来るとか、違う切り口やアイデアが生まれたりする方に期待しています。もちろん10倍くらい売上げアップとなっていくと大分違ってくるので、それもありっちゃありですが、そこはたまに考えるくらいでいいのかなという感じですね。

もし電子書籍やキンドルを書きたい人がいればアドバイス等とかするのもありかもですが、これはこれで自分でできることなのでぜひご自身でやってみることをおすすめします。お金がかかるものでもないので。夢の印税生活とかはないのでそこだけですね(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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