仕事づくりにおける実績づくり

仕事づくりにおいて実績は大事だと考えています。実績なら何でもいいというわけでなく、ポイントは自分の成績や過去プロジェクトや関わりとしてやって誇れるかみたいな視点です。

今回は実績づくりについて書いてみたいと思います。

仕事は実績に組み込みたいものを選ぶ

選べないとか、選ぶ仕事がなければできないと考えがちです。ですが、精神やメンタル、考え方、マインドセットとしてそもそも「仕事を初めてやる」前から、意識がゼロだとやはり引きづられるというか、考え方に沿ったものが選べないのではないかという危惧があります。

つまり、実績がある人に限定される話でなく、全く実績がない人でもこの意識や考え方は超大事ということです。

例えば僕は実績ページを頻繁に更新していたりしますが、これは企画実績やビジネスアイデアを提案したというところでの評価を得た、仕事としてやったものということになります。他の実績もあるのでそれは別でまとめています。

さて、この実績ページ一つ取っても、色々といえるんですね。

例えば、ビジネスアイデアを出すというサービスを立ち上げても、実績が相当数ある人と、そうでない人ではやはり前者が有利でしょう。ヨーイドンでスタートして相手も同じ実力とか成績とかではないんですね。これはもう仕方がない世界です。注意して欲しいのは、すごい実績がいるのでないってことです。あなたがやってきた実績=すごい実績でなく、文字通りやってきた実績です。それがあればまずその実績から信頼が生まれやすいです。逆に信頼を実績でなくすということは考えづらいです。もちろん仕事のパフォーマンスやアウトプットが満足されないなら、その評価になるわけですが、多くの場合はそうならない=ややスピリチュアルかもしれないですが、多くは自分にあった仕事を選べます。

無理して背伸びして出来そうもないものにチャレンジするとかは別ですけど、そこそこ背伸びくらいは良さそうです。ただ絶対無理とか、背伸びしすぎだとやはり辛いので、実力にあった仕事を選ぶのはそれこそ「仕事づくり」のコツと言えそうです。

それで、ここでは自分がやりたい仕事、好きな仕事というのもありですが、「その仕事をやって後で載せて嬉しいか」みたいな視点が大事です。例えばアイデア出しでも、1件5円でアイデアを出すとか、1件1円で出すとかあったりするんですよ。これJAPANの話です。つまり、アイデアに対価を払うとか、求めるアイデアが作業や意見、愚痴、簡単なものという認知が丸わかりですがそういうものをやろうとするかどうですよね。ポイント活動みたいなポイントを集めるのってこういう世界ですよね。例えば文字入力で画面にでてきた文字を入れて1件0.1円とかもっと低いものもあるかもしれませんが、これとアイデアを比べられたら困るとはいえ、そんな認識や世界もあります。

僕が昔手を出したことがあるから分かるのですが、当然長く続きません。

データ入力のような仕事も単価がものすごく違うんですね。1件20円で1000件で、2万円ですが、これ1件3分かかるとしたらどうでしょう?まず計算してみてください。1件3分だと1000件で3000分です。60分が1時間なので、5時間で300分、50時間で3000分です。50時間、同じような作業をやる、まさに作業ですがかなり脳に来る仕事でしょう。悪い意味でです。

50時間はあなたの価値というか、時給換算する必要もないですけど、2万円で50時間なので、5時間で2000円、なんと1時間で400円になります。これをもってバイトしたほうがいいという意見もありえますが、一旦その話は外しておきます。雇われるのと自分でやるのは別領域だからですね。

ここで、あなたはそういう仕事をやるかどうかです。選択肢はあまりないですが、判断基準や考え方が超大事ですということですね。

1時間400円だが、1件1.5分でやれば800円で倍になるプランがあるとかなら体験としてはありと判断するかもしれません。または、本当に何もしてないので何でも良いからやるというのならありでしょう。ただ、時間捻出と時間あたりの単価、または標準労働時間月160時間で、3分の1を使って2万円になると。これが、数時間で済めばありですけど、ではないですよね。つまり10日は全部潰れてものすごくストレスフルになってかつ、それで2万円が残るだけです。

作業系なのでスキルになるかというと、まあそれはないです。昔はこういったデータ入力的な仕事もやったことがあるのですが、まあ単純作業はきついですよね。1000件とかはわりと耐久ですよね。数十件くらいならまだしも、100を超えたら自動化を考えたいですよね。

それはともかく、こういう作業系の仕事をやるのが駄目とか、やっちゃ駄目とはいってないです。人によります。ただ、それでやっても実績とはなりづらいでしょう。そういう作業代行をやる仕事ならありですが、スキルとはなりづらい。ここでのスキルとは、他の仕事や単価が上がる仕事になりづらい。結局、やっても時間あたりをフルフルでやっても月6万円にしかならないのと、かつそれでストックにならない=時間を使って終わるだけなんですね。そういう仕事はやってはいけないんですね。

という判断を自分でやる必要があります。つまり、仕事における時間見積もりでもいいですし、ストックされそうなスキルでもいいですし、何か戦略が欲しい。戦術でもいいのですが、仕事の工夫とかでもいいのでそこは最低抑えたい。

実績として載せたい仕事というのは、そういうように選ぶということですね。なんとなく見えてきますか?

ざっくりいえば、スキルがつくか、何か次につながるか、実績として書いて誇れるかみたいな感じです。作業を誇るにはなかなか境地に行かないと無理そうなので、僕は早い段階から作業系だと思えるものはやめることとしたんですね。

意図や狙いをちゃんと考えてやる

提案の精度にもなりますが、相手のレベルもあります。良いお客さんだと話が早かったりこちらのことを踏まえてくれたりが出来ます。これって信頼関係になるわけですが、そういうのは作業系仕事では無理です。なぜなら、単純で誰もが出来るから価値が上がらない。あなたがやめれば代替がいくらでもいる。

厳しい話かもしれませんが、そうなればあなたは選ばれないし、または自分でアピールしても選ばれづらいし、単価も上がらないし、悪循環になってくんですね。そうなると、断ち切るしかないです。

具体的には作業系仕事を全部やめるのが怖いなら、減らす。スキルになりそうなことをやる。または自分が好きでパワフルに動ける領域を選ぶ。苦にならないことを増やす。コミュニケーションしたりストックになったり、単価が増えそうなところを目指してみる。実際にこれらの要素がなければ、文字通り詰みます。詰むとは、うまく行かずに終わるということですが、大丈夫です。大丈夫とは、仕事として自分で作ることが出来なくても、上手い下手はあれど、そういうチャレンジをする人は基本自分で考えて動ける人です。そういう人は重宝されたりします。雇われる立場なら尚更で、提案して動いたりという人を放っておくことはまずありません。

かりに放っておく場合は、マッチングとして絶対ないわけではないのですが、他にアンテナを立てておいて、そっと離れる、見極めていく、明らめるということが大事ですよね。柔軟に考えていけばいいんですね。

意図や狙いがあれば、それを回収できるかはおいておいて、仕事の選び方がうまくなってきます。

あれもこれもあるからやりたいとか、何でもいいからやりますというのは実は弱いんですね。丁寧に見極めて選んでやる。良さそうな人、関わりたい人、自分が応援したいとか、協力したい、関わるとなんかいいかもという人とやったほうがいいです。そういう仕事ってことですね。でないと、メンタルにきてストレスになります。あとそれでやってもお金が仮に良ければまだしもそういう仕事こそ渋られる、評価が無駄に厳しい、意味のないコミュニケーションや難癖があるというかなり地獄になります(笑)

そんな苦労をすることはなくて、実際は良い人や良い環境でやれってことです。そういう環境はあるわけで、それこそが人やつながりや関わる人で選ぶって感じですね。微妙な仕事は、微妙な人を寄せ付けますから、やはり実績もですし、一個一個丁寧にやれる仕事のほうが次につながるというわけですね。

実績が実績を呼ぶ

仕事が仕事を呼んだり、実績が実績を呼ぶみたいな、ある種の好循環が生まれる瞬間が来ます。これは悪循環の逆なので楽しくてしょうがないでしょう。

多くの人があなたを必要としてくれます。だからあなたは丁寧にそういう人たちと仕事をする。そして良い評価をもらえて次の仕事もある。

バラ色であり天国です。これって循環の仕組みややり方を丁寧にやると出来る話であって、ある日突然そうなるとか、何もせずにできるとかではないです。

少なくとも僕が掴んでいる感覚としては、仕事は人で選ぶし、仕事は選んだ方がいいし、人から選んだ仕事でハズレは少ないですし、選んだ仕事は意識的にできますし、学びも多いです。あと、そういう良い人は良い人や良い仕事を生み出します。ここを間違えると、そうでない人がそうでない人を呼んできます。これがまずいんですね。

作業系仕事やその依頼者が悪とかってことではないです。そこで例えば想像してみてください。「あなたは作業をものすごく頑張ってくれたから、次ももっと良い仕事を」とはなりづらい。僕は聞いたことがないですね。あったとしても、「また同じ作業仕事があればお願いします」となって、単価が上がるわけではないでしょう。下手すると、搾取となります。つまり「そんな単価と時間で出来るのならばもっと安くても、納期が早くてもいいだろう」となります。これは悲劇です・・・。ですが、人って、集団や社会においてですが、ブラックなところでいれば相手をブラック扱いしても平気だったりします。怖いですが事実でしょう。心理とはそのようにぐらぐらと変わるんですね。詐欺師みたいな人が良さそうなどこにでもいる人っぽかったりします。

その最初のスタートや関わる人はまず吟味したい。このエントリはそこが最も大事です。そこが出来れば、そういう風にみていくとか、戦略や考えていくのであれば、そこから次につながるというわけですね。最初を間違えると絶対駄目ではないですが、少なくともループがうまく回らずに次につながらない。どっかでループを脱出か、やめるか、新たにやり直す(違う人とやる)ほうが賢明です。

偉そうに言ってますが、こういう良い人ってのは、運もあります。運だけでは当然ないです。仕事実績を増やすのもいいですし、上のように選んで仕事をして高いパフォーマンスを出せることや結果を出せることに集中する、苦手なことや作業系など単価が厳しいものは排除する、自分が良いと思える人と仕事をする。関わりたい協力したい仕事をする。

これは自己啓発のようですが、実はそういうことをやっていると、運気や考えもポジティブなります。接し方も変わるし、選び方も変わる。そうなると、先程ループやスタートが変わる感じです。一皮むけたとか、一段上のメタ的なところにいったり、客観的に自分を捉えられるようになるという感じです。

僕自身は誇れる実績であったり、何かこの分野ですごいみたいな感じは出せたとか思ったことはないです。ただ、ビジネスアイデアを考え続けて、それを提案したり、それによって起業相談から、今はWebマーケティング的なこと、自動化やITやプログラミング、ワークショップや講座、リサーチや企画書作成はもちろん、手広いようですが、実はこれらは企画やアイデアの視点で役立つということがわりと固まった上でです。

ありがたいことにそれらが評価されて色々出来るのでお願いしたいとか、様々な視点が喜ばれることもあります。ですが、色々文字通り出来るから何をお願いしていいか分からないパターンもあります(笑)分かるのですが、一点突破となると、やはり着地する業務がリサーチや企画書づくり、企画そのものが面白いしそこでやっていきたいって言えるんですね。そこにチャレンジ、新しい試み、ビジネスや何か仕掛けるというのが好きというところが重なるとなかなか面白い立ち位置になってくると。これも独自性といってもいいわけです。

実績はちゃんと記録する、整理する

見える形にするのがベターです。見せ方って色々ありますが、実績の見せ方をいじると仕事が増えるかは正直わからないです。ただ、伝えたい人に伝える、アピールできるのはありなので、まとまってみればそれはそれでいいでしょう。商品やサービスと一緒で、アピールしたい相手やターゲットとしている人に刺さればいいので、そうでない人は一旦置いておきましょう。

少なくとも、見える形があればそこから修正や改善が出来ますから、バージョン0をまず作ると。そのうえで、ストックしていくと、あとで振り返る時に何を意図したり、どうやってやってきたかも見えたりします。まさに実績の道であり、実績が自分を作る、そういうのって見てて面白いと僕は思います。あなたはあなたなりの仕事や仕事実績があってそれで全く似ているような仕事でも違ったりするんですよね。僕はそういう細かい違いがとても好きですね。

そうやって実績をアップデートしていくと、もっと見せ方とか、伝え方とか、そのあたりもいじれる余裕が出てきています。最初の仕事でいきなりそれはきついので、同じ仕事や似た仕事やジャンルが同じ、意図や狙いなど様々な分類や分析が可能です。そこから、伝え方を例えば文章でなく、図解、動画、音声などでやってもいいですし、Webサイト自体を1ページで作ってしまうとか、PDF資料にするとか、経歴とリンクするようにするとか、代表的な仕事を載せておいて細かいものは別にするとか、いくらでも工夫は出来ます。これらのどれがいいとかは正解はないので、あなたにあった実績づくりがあり、それで何を意図するかによるわけです。

少なくともそういうことをやるには、実績があって、かつ実績を記録したり管理したり、ストックしていって可視化するということが必要ですよね。

おわりに

ざっとですが、実績づくりの心得みたいなことを書いてみました。

大きく一つはなるべく、出来得る限り良い人と仕事をしてそこから次につなげようとすること。その仕事や関係が切れたと思ってもそこは自然ということで、同様に良い人と次も出来るようにしていくこと。結局仕事が切れないイメージとは、そういう人が常に文字通り身近にいるってことになるんですよね。これは依頼者でなく、お客さんとしてエンドユーザー直接でも同じことがいえます。良い人と関わるのが超大事ということでした。

あとは、実績としては誇れる仕事とか、自分がそれをポートフォリオに載せたいか、載せたくなるかというのはよいチェッカーだなと思います。載せたいならやる気もでるし、あとで言いたくなる、色々そこで語れるのはまさに「誇り」ですからね。

何か実績作りの参考になれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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