伸びている部分に力を入れてみる

仕事的な話です。仕事術的なでもありますが。

例えば、事業をやっていて減っているところはあるけど、伸びているところはどこかとか。アイデアとして良いのはあるし悪いのもあるしというとき、良いものを伸ばすにはとか。

他に自分の強みですよね。弱みとかに目が行きがちですけど、放置せずに踏まえつつ、では強みを伸ばすにはどうしたらというような感じのことを考えてみます。

自分の仕事の棚卸しをする

勤める人だとやりづらい感はあれど、まあできますよね(笑)というところで、とりあえず棚卸しをすると。エイヤ!でやってもいいし、じわじわやってもいいですが、適切な友人と壁打ちするとかのほうがハードルは低いかもしれないですね。

棚卸しした時に出てくるもので、ありそうなのは「自分は知っているし分かっている」というものです。でも、それを掘り起こしたり違う視点で考えてみると面白いのではないかなというところです。

僕であれば、リサーチ、事業企画、アイデア出しなどは得意で強みなのですが、文章やプログラミング、Webマーケなども次に入ってきます。さらにいえば、これらを統括するというかまとめるのがコミュニケーションだったりする気がします。

あまりコミュニケーションを取るのは苦にならないんですね。この時に「好き」というよりも、「苦にならない」というのがポイントで、好きと軸が違う感じがしています。多分「好き>苦にならない>普通>嫌い=苦手」みたいなグラデーション認識が多いと思うのですが、実は、好き嫌いと別かな?とか思いつつあります。

つまり、好きなんだけどあまりやりたくないとか(笑)、嫌いだけど別にやってもいいんだよなとかあ。世話好きだから話せるけど、別に話をしたいわけではないみたいな、微妙かつ曖昧なことってありませんか?つまりそういうふわっとしたものが多いのでそういうものに目を向けるとぐっと解像度が高くなる感じをイメージします。

苦にならないを掘り起こす

得意とか嫌いとかそういうのはまあある程度あったり、まあないって人もいるかと思います。

ただ、現状として、あなたが「苦にならない」なというのは、総じて「多分持続可能性があり、熱量もある程度生産可能で、続けられるようなこと」の確率が高いです。候補といっていい。だからそれは今実現できないから意味がない!とか放置せずに、保持する、保留するのがいいかなと思います。

僕であれば、アイデアというそのものは好きですが、アイデアが実現する形にするところでは結構色々と条件があり、「なんでも形にできるわけがない」と思っています。実際にそうなのですが、ではどういうものなら形にしたいかというと、ビジネス的なもののほうが面白いと感じます。非営利プロジェクトでもいいんですけど、ちょっとはお金の匂いがしたほうがいいというか。非営利も収益上げていいのでこれは誤解を生みやすいですけど、まあ言葉として。

さらに、誰がいいかというと、お金お金しすぎる人はきついですよね。お金お金っていうのは、目がお金になっている感じとか、お金を稼ぎたいだけであってその人は不労所得とかいっちゃって何もしない人とか。極端ですけど、頭でっかちな人もそうなりがちですね。どこまでやれて形にしようとしたかを見せてくれないと話にならない=信頼できないってだけです。だからこそ、信頼できる、熱量がある人とやりたいなってだけなんです。

以上から、アイデア領域、つまり何かこれから始まるぞというところで、かつ信頼できるという人で、出来ればビジネス寄りというところとなりました。なりましたというのは、アイデアをそこで使ってもらえれば嬉しく、そこまで考えると、出てきそうなのがリサーチ、マーケティングでの調査、レポート作成、事業企画やWebサービスなどのプロダクト企画とか、そういうことになってくんですね。これらも誰も知らない人に「任せた!」はないので、どこまでコミュニケーションしていって信頼を獲得して、どこまでアウトプットで考えを可視化できるか(言語化、文章化)をしていって、高めていけるかが問われるので、とてもスリリングというか楽しいです。

だから、アイデアそのものを売ると少しずれるので、いかに加工して、アイデア自体というか加工した加工品を売る感じが強いです。農家さんなら、きゅうりそのものを売ると安くなりますけど、キムチ漬けの漬物とかにすれば高くなるでしょって感じです。手間、工夫を入れて価値を高めると。そういう工夫をアイデアと呼びますが、まあ好きなんですよね。

だから売上が上がるアイデアとかっていうとなんかお金お金していますが、ブレークダウンして細かく見れば、それだけでなく違う視点や目線もあるので、それがあればやります。ただお金だけ稼ぎたいです、楽になりたいです、動きたくないですみたいな空気があれば即断ると。そういう感じでいると、さすがにフィルタリングされて、僕が望む人やお互い気持ちよく仕事が出来る人が増えてくると。これは戦略として正しかった=僕の場合はですけど、そう感じています。

アイデア大好きといってもいいですが、もっと控えめでいいので、苦にならない、アイデアを出すのが苦にならない。みたいな感じであなたにとって苦にならないものを探すといいのかなと思います。

それこそが、持続可能性が高いという仕事やビジネスの種になります。

少なくとも全く興味がないもので、飽きそうなものはやめたほういいですね。ちなみに試してみて駄目かどうかは判断できるわけで、最初から何かお金や時間をすごく使う計画もいらないですよね。試すことはわりと簡単に出来ますから。

友人と壁打ちしまくってからの起業

僕は以前起業して会社を作ったのですが、まあこれは失敗というか、うまくいかなかったです。実際に学ぶことは多かったので失敗というラベリングではないんですが、他者から見ればって感じでいえばってことです。

その時友人と僕は勤めていたので、サラリーマンしながら確か平日の水曜日の19時とかにカフェに集まってアイデアを出して何をやるかを考えるミーティングをやっていました。起業前の準備ですよね。

多分9ヶ月くらい、週1ですから、月4回×9ヶ月だから36回ですよね、実際は資料は残していますがちょっと今出せないのでもっと少ないかもですけど、結構話したんですよ。

その時、アイデアとしてこれをやりたい!とか出たかというと、実はなかったんです。決定的なこれというのがなくて、明確なゴールというのも特になかった。今なら「やめろ」と止めるんですけど(笑)その時の僕はまあ起業したかったんですね。起業したいというか、正確には自分で考えて試したかった熱があった。若気の至りといえばそうですけど、色々やりたい熱が強かった。まあ今もそれほど本質は変わらないですけどね(笑)

これを見たあなたは「ん?それならアイデアないってことですよね?何もやれないのでは?」って思いますよね。ところがどっこい、僕(ら)は起業したんですね。

当然苦労というか、何をすべきか分からないので、知り合いのフリーランスや仕事がありそうな人(笑)と話したり、困ってますというと「同情」でしかないので、それは言わなかったですね。あと困っているから仕事をもらってもまあ続かないというのも見えていたので、意地みたいなものありました。なのでそういう同情作戦は良い感じにならないのでオススメはしません。

苦労話はこれくらいで(笑)それで、結局アイデアがなくてもやったんです。というのがポイントです。僕はアイデアアイデアいっているから、やることもやりたいこともありそうと思われですが、意外にこれやりたいなとか、これを自分がやって進めたいって意外にないんですよ(笑)色々と選択肢があるし、社会は大きくて受容性があればあるほど、多分自分がこだわってやりたいって結構限られるしニッチだなと。それをやることはあっても、色々やりたいわけではない。

つまり、アイデアはなくてもいいし、そこから苦労するかもしれないけど、色々やれると。まあ絶対失敗するわけでもないので、それは人次第です。そして、アイデアがあっても別にそれが形に出来るわけでもないので、やりながら自分をそういう状況に追い込んで、つまり工夫をしないといけない=でもそのいけない!ってのはストレスではない、楽しいという感じあるのを目指すイメージです、がいいなあと。

うまくいかない、先が見えない。こういう不安ってまあ嫌なのは分かるんですよ。でも、それが標準でデフォルトです。それを踏まえてどうしたらいいだろうかね?と考えて動けること。このマインドセットは実は、僕は最初の起業で学んだ気がします。正解はないです。あと成功とか失敗とかって分かりやすい世界観はあまりないんですよ。

当時知り合った人とかでもフリーランスの人はいるし、色々いるんですけど、続けている人もいるし、あと別に勤めようが、何しようが僕は結構どうでも良くて。どうでもいいと関心がないのではなく、その人のスタイルにあえばいいんじゃないか。その人がいい感じに生きていればいいのではないかって思います。というフラットな見方なので、社会的地位とか偉そうな人はまあ苦手なので、スルーしがちですね(笑)

長くなりましたが、要するに自分が苦にならない、仮に半年とか何か考えても飽きないこと。上では起業のためのアイデアとか、友人と0→1から考えることに対して僕はやってみたら「飽きなかった」ということです。

僕はこれをセルフリトマス試験紙みたいな呼び方をしています。かりに飽きるならとっくに辞めているんですよ。自分が辞めたいとか思わずに、勝手にやらない状態になる。それを辞められなかったとか、続けることができたというよりも、たまたま続いていたというほうが認知としては正しい気がします。僕は起業をし続けたいとかというよりも、たまたま自分が構想する仕組みや考え方が、どうも勤めている感じではやりづらそうだぞというところを考えたり感じたので舵を切ったというだけです。深い意味はなくて、これは単なる判断となります。だから正解でもなくて、僕に合わせるとそうなったという結果論です。

このリトマス試験紙的なことはオススメです。副業でもなんでもいいので、自分がやってみたらどうなるかと実験して、自分を別の自分から観察するような(メタ認知)をやってみてください。そこで思ったよりできるできないが分かるので、意外な強みや弱みを発見できれば儲けものですよ。そこの収穫をうまく使いましょう(笑)

伸びている部分をさらに伸ばす

脱線気味なので、戻します。

伸びている部分といえば、僕で言えばリサーチなどはわりと苦にならないが、お客さんからの手応えはやはりあります。そうなるとどうかというと、「ああ、これはまとめたり苦手な人は多いんだな」とか「このアウトプットでこの満足度なんだな」とか、良い悪いだけでなく、自分の時間や動きや成果物と評価とのバランスが見えてきます。これは実践しないと見えないやつなので、実践がないなら実践しましょうとなります。経験値を積んでいく話ですね。

事業企画も資料作成から壁打ち的なことまで色々やってきたので見えてくるものがあります。どう伸ばすかはありますが、どちらにせよ、受けていると思われる部分を伸ばすというのは有効な気がします。

なので、最近は意識的にリサーチネタを投下していますし、アイデアネタもあれば揉んでリリースしています。ビジネスモデルネタは前から色々キャッチアップしていますが、こういうのも知っているだけで、ぜんぜん違うので、アイデアが苦手な人には「すごい!」って思えるんでしょうが、こちらは普通にやっているだけだったりします。ですが、そのギャップが価値なので、ここはもっと丁寧に掘り起こしていき、伸ばしていくのがいいかなと自分にアドバイスしています(笑)

逆に弱みというところでは、単純作業はやはり弱いです。なので仕事における単純作業率が高すぎると、だるくなります(笑)変えられるならいいのですが、明らかにこれは耐えるか、作業効率最大化できないか、あとは工夫して効率化できるか?が限界だとまあきついですよね。ざっくりですが、ある仕事全体の単純作業率が2割くらいまでが限界値ですかね。単純作業を絶対しないとかはないです。ただ、率がでかいと無理というか、これ「誰でも良くない?」となるだけですから。

だから工夫やアイデアや企画や考えるとか、創造する部分が多いことをやることで伸ばすと。単純作業に強くなる!は筋が悪いってことなので、僕は採用せずということです。ただゼロは無理なのでそこは、得意なことや楽しいことでごまかして(笑)そこでダッシュして突破する感じですね。

おわりに

自分の得意なことは高めるのは苦にならないはずで、さらに伸ばすには投資効率が更に高いかなというところです。

僕ならリサーチや事業企画です。そのためにインプットをしても面白いし、あーためになるし、ありがたいなー幸せだな(笑)と思えるだけです。それをお客さんにまとめたり提示したり、工夫や加工をすることで喜ばれるという循環が出来ているわけですね。

これもピンキリがあって僕が出来ないことも多いですから全ての事ができるわけでもない。中小企業向けが強いのか大手企業向けが強いのか、それともジャンルなのか、それとも依頼者の状態によるのかなどなどは僕がさらにどこで強みが出せるかを見極めていくことになります。

ここでいえるのは、弱みとか苦手なことは全く駄目なら、何か対策を入れつつ、少し出来るならその比率を弱めて、得意なことや苦にならないことを入れていってそこでカバーする感じが僕はおすすめですしそうやっています。

自分がこれは苦にならない(得意だ!とか強い!とかよりも)というところを強化して、ぐっと押してみる、投資時間や考えることを増やしたり、視点を増やすと何か次の展開が見えるかもしれませんね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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