失敗ばかりにフォーカスを当てない

ある提案が通らなかったというのがありました。まあよくあることですが、こういう時の精神性、マインドセットは非常に大事です。

つまり、「ああ、やはり駄目だったか。自分は駄目なんだな」と思うのか、「多分難しい仕事だったと思う。気にせず次行こう」は大分違いますよね?後者がおすすめですが、前者があってもいいけどそればかりではしんどいって話です。

自己啓発っぽい話です。

成功にフォーカスを当てる

ただし、成功しないこと=失敗をしないとかでなく、行動していってうまくいったことをフォーカスを当てようってことですね。

成功を表に出してみましょう。しかし失敗はかなりたくさんあるのが普通で、それを出さないだけです。失敗からは学べるので、学んで成功に近づけていくだけというマインドセットが良さそうです。

問題は成功と失敗の二択として、全てそう判断してしまう考えです。成功も失敗だけど結果的にそうなっただけ、失敗もほぼ成功だけど失敗となってしまった。要するに自分の力量でなく環境や別要因もあるので、本当に運だけということもあります。

冒頭の提案は多分相当提案数が多かったのではないかと思っていて、そうなると依頼側は贅沢に選べます。つまり10人から選ぶのでなく1000人から選ぶとまあ想像通りです。真面目に運営しても選ぶ人数が3人ならまあ3割なのか、0.3%かで違うだけですけど、相当違いますよね。多くの人は通らないバトルになりますから、こういうのはエントリ時点できつかったと僕は考えるようにしています。

他にもあるアイデアコンペで全くかからないこともあります。というか何度もです。その度に思うのは、そもそも期待値がズレていたり、ひどいときには運営が知らなさすぎて既存のアイデアとしてあるものを評価してしまったり。アイデアだから何でもありというと、まあ質の低さを露呈しますよね。実際にあるサービスはキレイに消えていきました。提案者へのリスペクトがない、つまりやったけどなんか損というか、気持ちが微妙だったなあというのは大概多くの人もそう感じているので、心理的にあえてやらなくなりますよね。そうやって消えていくのも多いですが、そこを感じ取れるサービスがあることも確かです。

そのようにして、成功と失敗だけで分けないのと、成功したことをきちんと見ていって精神性を保つ、好調を維持するのがいいかなというところです。

成功と失敗の解像度を上げる

これは文字通りで、上にも書いたように、成功って何?失敗って何?ってことです。これを掘り下げるだけで解像度は上がります。

上で提案が通らなかったのを失敗と一応していますが、次は同じことをしなかったり、同じようなことは「期待値」を上げないことで楽にできます。実際に同じような提案でも通る通らないがあることを僕は知っています。よって、単に運もあるのと、あと期待値のズレは常にあるのでそこが見合わなかったのかなという、考え方で見る事ができます。

こういうのは解像度が上がると分かることです。依頼側の心理、こちらの心理を考えるのもよし。自分でコンテストをやってもいいし、人の気持ちを知るだけでも、様々な事例を体験するだけでも、自分が仕事をして色々な人と関わること、アウトプットしていって思考を言語化したりも良い影響を与えると思います。

そうやって高くすると、成功とか失敗とかの見立てでなくなります。これはぱっと見失敗だけど実はめちゃくちゃ学びが多い。だから失敗だから役立たないとかはないよなとか。成功したけどこれは誰でも出来ることだから喜べないなとか。謙虚になれます。

いつぞやそういうことを忘れてしまったり、天狗になったり、色々やらかすのが人間ですから、そうやって引き締めていてもって感じはしますが、引き締めてないなら尚更というところですね。

成否で考えない

もっといえば成功したかどうかで考えると学びが減ると言ってもいいと思います。失敗から学べることのほうが多いと思うので。

よって、学べる量で捉えてみてはどうかという提案です。そうやって学べる量が多いならそれはよく学べたこととなるし、そうでないならそうではなかったとなります。

仕事も一緒かなと。小さいタスクでも学べることが多いものもあれば、大きい仕事でもなんだかなということもあります。そういう経験を積んでいくと見えるようになるのが面白いですね。

少なくともやることで消耗して学びにもならないしというのはやめたほうがいいですよね。仕事でなくても、面白いとかなんかワクワクするとか、一緒にやりたいとか、この人面白いなって人と一緒に動きたいですよね。

それは成否とかでなく、感覚に近いです。感覚だけではないですが、感覚を生かしていくと、まあ消耗しづらいし、ストレスもかかりづらいかなというマインドセットの話でした。

うまくいかないときこそ、うまくいったことで立て直す

じゃあ失敗ばかりと思えることが続いてという人もいると思います。僕はカウンセラーでもなんでもないですが、そういう時こそ、自分がやったことを丁寧に見直して、うまくいったことを出すといいです。

これうまくいったよなあ、あれもやってなんとか形にできたよなとか、これは感謝されたなあとか、こんなこともやってたなあとか。

そういうのが全くない人はいないんですが、どうも人は消極的になると色々と見えなくなって、自分に対しても消極的になります。自分は駄目なんだとは言わなくても、なんかうまくいかないのは色々と社会が悪いとか(笑)全て人のせいにしはじめるときついですね。

受け入れつつ少しずつ変えていくしかないかなと思います。うまくいかないなんて普通にあるという考えなら、うまくいったときこそご褒美がでかいですから、期待をせずコツコツやれる場合はそういう戦略の方がいいですね。

うまくいったときのことに触れたり少しでもうまくいったなということが出てくるとなんとも調子が良いもので、今までのことは忘れてしまったりします。そうやって調子メンテナンスをするのもいいかなと思います。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

違和感で発想のやり方が学べます

日常生活で感じる違和感を用いて、アイデアを出すやり方が学べます。「違和感発想法」は誰でも気軽に出来るサービスです。

LINE公式アカウント登録で無料で学べます。気になる方はチェックしてみて下さい。