販促コンペ応募を通して学んだ気づき

第11回目の販促コンペに提案してみました。第一次通過の結果発表は8/1ということで、1ヶ月ほど先です。それを待つ間ということで、今回アイデアを考える中で気づいたことなど学びをアウトプットしておきます。

アイデア等はもちろん出せないので、情報として具体的な話はオリエンや公開情報等でカバーしてください。

やってみてどうだったか→良かった

何も結果は出てないですが、取り組んだおかげで他のプロジェクトもありつつですが、今までとは違う景色が見えた気がしました。

なにそれって感じですが、簡単にいえば、

  • 集中的に考えてリリースするというような、アイデアを考えてまとめていくというのはやはり時間がかかるし、簡単ではない。すぐ出るものでもない(笑)
  • あくまで自分の中での気付きとして、アイデアの発散→収束でクライアントの考えること、視点から検証していくとずれたり不明なことも多い。ぶっちゃけ想像の世界でありピンポイントに省かれる、弾かれることでないならレンジ(範囲)で当ててくしかない。その中で、ぐるぐると何度も具体と抽象のように行き交うのは嫌いじゃない
  • 色々取り組もうと思ったけど最終的には1課題一点突破を狙ったが、その過程で商品が好きになった。というか、そういうところで出合えるのは大事にしたい

というところで、アイデア出し的な気付きであったり、アイデアを考えるところで気づいたものがほとんどです。

一気に考えるのも良い

「も」と言ってますが、コンペであればそれが普通で3ヶ月後の・・・なんてことはほぼ経験がないです。明日とかは困りますが、一週間くらいは欲しいですね。材料を集めたり整理したり、そもそもクライアントが言いたいことは何かだけでも時間がかかりますからね。もちろん直観でこれってのもあるんですが、そういうのって結局地道に鍛錬してないとまず無理なはずです。

感覚的にはコンペで1ヶ月くらいが比較的中期なイメージです。販促コンペは2ヶ月くらいあるのですが、やろうと思ったのが一ヶ月前くらいなのでという意味です。

3ヶ月くらいあるコンテストなどは結構だれます。よくあるのは、フェーズ毎に進んでくもので、販促コンペも似ています。一方半年くらいになると長くなって機能しないイメージです。全体がでなく募集から応募までってことですね。

早くて一週間、理想は2週間くらいかもしれません。体を仕上げつつ、いい状態に持っていけるイメージがあります(笑)

一気と書いたのはたまたま3つくらい重なったので結構負荷がかかったのですが、結果的に打席に立つことで結果がどうこうの前にそういう打席でバットを振ることが良かったのかなと。そして、大事なのは適当に振るのでなく、限られた時間だけど集中してやったということです。

アイデア出し自体は今回は記録をつけてて思考の変容を追うことが出来ます。

課題の選び方は相手の役に立ちたいかどうか

販促コンペの課題は27あったのですが、どうアタックするか。選び方とか当然書かれてませんしそれは人それぞれなんでしょうが、やっぱ気に入ったというか、面白そうだなというものがいいですよね。

なぜならそうでないと燃えないので、全然気合が入らないんですね。よくあるのが「なんでここまで考えなきゃいけないんだっけ?」という問いです。逆ギレしているわけではなくて(笑)、考えるリソースを割くから対価くれって話になりがちだからです。コンペという性質上、先出しですから、コンペだけで成立っていうのはまずないんですね。神業的に出来る人がいても結構真似はムズそうです。(もっといえばコンペ当選率が3割あれば案件が常にあればいけるかもしれないんですが、そこは結局ケースバイケースでしょう)

そうやって「考えなきゃいけないの?」ってなるお題はまず捨てました。実際にこれはクライアントにも不幸だからです。どうせやるなら、好きくらいな、またはいいよね、くらいにのめり込めないとまあお互い不幸です。結婚とまでいわなくても、恋愛みたいなものです。やっぱどうでもいいわっていう人じゃなくて、好きっていう人といたいですからね。

課題オリエン自体をなめていって、自分がターゲットになりえるかは大きいです。そういう意味で女性向けサービスって面白いんですがやりづらいなと。想像したり考えることでカバーはできるんでしょうが、それをやるなら自分がターゲットのほうが考えやすい。ちなみに、ターゲットでなくても想像したりリサーチしたりヒアリングしたりでカバーできますが、それも「やらなきゃいけないのか」となると出来ません。

むしろ、ターゲットでないからこそより熱量が問われるという感覚です。であれば、切り込みやすい方がいい。

ちなみに課題自体を噛み砕いていくなかで既に得るものが多いです。そういう課題をこの業界は持つのかとか、立ち位置としてそういう考え方があるのかとか、単にそんな感じなんだねとか色々です。これ自体面白いので、僕は先行研究というか過去の事例を調べることは結構というか大分好きです。もちろんそれが面白そうであればですけどね。だからこそ、過去作品から学ぶみたいな記事も書いたわけです。

そんな感じで絞り込んでいって、27→10くらいに絞り込みました。またそれらをさらにカテゴリ分けしました。クライアントの業界とか業種とかビジネスではないです。あくまで、学べるかというところでつまり、どういう観点で考えるかを整理したって感じです。具体的には、高校生視点、Webサービス、女性目線や店舗向け集客、ユーモアネタ、その他という感じの5つです。あえて課題までは紐付けないですがなんとなく分かるかもしれません。

ちなみにこの絞り込み自体が5/21くらいなので2週間くらいしか時間がないですね。

次にさすがに10課題はきついよなということで、優先順位をつけました。3グループくらいに分けて、一番やりたいやつ、普通、時間余ればみたいな感じにしました。

この時点で、アイデアを軽く出してこすってみて、感じが掴めそうか。対話みたいなことをやっています。対話っていっても誰かと話すということでなく、オリエンと対話するイメージです(笑)そこで全然見えないならやっぱ駄目ですね。無理にやるものではないですから。とはいえ、10課題は何かしら他とは違う魅力があったわけですから、全部やらないということはなし、というルールを作っています。

そうやって擦った結果、まずは1つの課題を集中してやろうということになりました。これは上の10こすりの中で、なんかいいね、取り組みがいい、業界は全く分からないし、自分はターゲットに近いかもということで選んでみました。

ちなみに、メモレベルですが、他の9の課題は、10行とか、まあそれくらいの箇条書きの「擦り」でしたが、決めた課題は、調べたりも結構したので、100行近くいっています。単純な資料引用もありますが、多くは自分が書いたメモです。さらにそこで出てきた資料を読むとか、映像を見るとか、そういうのは小さい発散と収束をやりつつという感じです(実際は発散した後に収束している)。10倍違うってことですね。

これはおそらく読み込みということでそれくらいしないとまず「ラブレター」を届けたい相手のことを知らないわけですから、不利なはずです。ストーカーはやりすぎですが、相手のことを知ろうと思った、惚れた!まではいかなくても、なんか好きかもレベルは欲しい。そうでないと、到底「自分のリソースを割いて考えて、考え抜いてそれを届ける」ことはやらないなあと思ったわけです。

これは企画やアイデアを考える人ならありそうだと思っていて、一方でどこまでやるかの目利きや見切りをどうするかも問われます。時間が有限だからこその話ですが、よりやりたい、より共感できる、より一緒に仕事をしたい、お役に立ちたい、と思える人とやりたい。それだけなんで、こちらが選ばなかった課題が駄目とかそういうことじゃないですね。

結局貢献というか、その人のために足を使ってもいいと思えるか。まさにこれはビジネスというか仕事だなあという感じがしました。

課題決定後の動き

1課題を選ぶ、「君で決めた!」となったら、あとはそれについて考え続けました。とはいえ集中的にやるのは一週間くらいです。

最終的には、僕の場合は1案にまとめるがあまりバラバラになってしまい、インパクトや特徴が薄れてしまうことに気づきました。あまりにも構えてまとめてしまったからこそ見つかった気づきでした。

それならばということで、粗さはあるけれど、とはいえ完璧なアイデア、ここでは販促企画ですが、それって実施出来るの?って言えば厳しいで終わるかもしれない。でも厳しいかもしれないがヒントになったとか、該当アイデアは既に実施したとか様々な目線で見られるはずです。

ということは1案に託すのはさすがにということで、とはいえ捨て案みたいなものはなくて、このアイデアでどうにかならないだろうか。それはこういう考えだということを資料にまとめました。資料自体はパワポでこれらをPDFにして提出完了です。

最終的に1課題に対して8案出して完了しました。

実際にやったこと

やったことといえばリサーチが多いです。ざっと書き出してみると、ダブリもありますが、

  • 軽いアイデア出し
  • 課題を眺める、読む
  • ブログ記事のお題も読む
  • というか読み込む
  • アイデアを出す
  • 妄想でもいいのでメモする
  • 商品や企業サイトを見る、というか熟読する
  • 過去の事例を調べる、過去事例があったりして焦るが、妥当な考えや面白いアイデアだったりして勉強になる
  • 企業自体を調べる。何を考えどのようにビジネスをしているかなどを深める
  • 商品がたまたま買えたので買ってみる。普段手に取らないので非常に新鮮。というか初体験か。
  • CM映像だったり宣伝の仕方、先行研究として調べて見てみる。全くわからないものもあるが見る。
  • 調べていて研究や取材記事も読める限り読む。人や取材者によって切り口が異なることも多い。こういうのは差分といって、塊とのズレが後で役立つことが多い。そのためには読み込みが必須。
  • アイデアを出す。軽く思いついたものは既にやっていたり、やってるけどうまくいってないとか、多分想定通りいってないことが多い
  • ニュースや市場など悲観的なものが多く、一方でだからこその切り口というのがだんだんと見えてきた
  • この頃にはクライアントの広報や販促担当レベルにはなってないものの、頭だけはその気分や視点になる。当社や弊社といったら、クライアント企業というくらいに刷り込む。
  • 突破口はないものか、というか八方塞がり感を感じる。諦めないけど、ここでいう突破するアイデアが出てこない
  • 再度アイデア出し。条件を踏まえつつも、出してない視点でまた考える。
  • 該当商品がある違う店にいったり、パートナーや友人に話しかけてみたり、違うこともしてみる。
  • 別の本であったり、インプットをしていって何かヒントになることはないかと探し始める(ちなみにこれは外に正解があるのでなく、あくまで中で産み出すために刺激とするため。外に正解はないので)
  • 趣味で見ている動画とか、生活全てのインプットを解決やヒントのアイデアにしていこうとする。
  • 日経MJなどで見かけたネタを拾ったりTwitterで見かけたネタを調べて使えそうかどうかとか調べたり。

考えては調べて、考えては調べての繰り返しです。それを机上でやってるのでなく、動いて調べて、休んで書いて、見て妄想してとかって繰り返しです。これだけ見ると気持ち悪いかもしれませんが、大体企画を作る人は独特か習慣化された自分の行動があるはずです。

商品を買ったのでそれを机に置いて常に眺めるというか意識を高めるとかはわりと良いと思います。見ているとアイデアが出るとかはそこまでなくても脳が考えやすい。当然触ったりとか五感で楽しむのがいいですね。

新商品とか新サービスとかも試すというところでそういった視点で、つまりはマーケティングなんですが、この商品は何が起きているのか、どうしてそうなっているのか、世の中の興味みたいなものを全部でなくてもなんだろうと思ったら調べるみたいな基礎行動がこういうときにめちゃくちゃ役立ってきます。

でないと、なんとなくですが、1,2サイクルで詰まって、3サイクル目までついてこれない気がします。具体的には、調べる→アイデア出し→違うかな?→課題読む→再度アイデア出し→調べる→これでいいだろう・・・寝かせる→課題読む、なんか違うかも。駄目かー!って感じで明らめちゃうんです。1サイクルで駄目かもしれないです。

これって簡単で何度も書いていますが、クライアントとか課題を出す側、またその商品自体も含めてどこまで役立ちたいかってことです。それがないと「なんで考えなきゃいけないのか」ってなって終わるんですね。これは販促コンペだけの話でなくなんでもそうです。

ちなみにこの互恵性というかお互いのメリットみたいな話になるんですが、持ち逃げというか、人を駒のように使ったり、適当な対応をしていても大丈夫とかいっていう人もまあ世の中にはいると思いますし、対応がまずいってこともありえます。その場合、「言葉の表現が微妙」ということはありえても多くは単にマインドセット、つまり姿勢の問題です。つまり「コンペで金やるから考えろ」みたいな態度って出ちゃうんですね。あ、販促コンペがってことじゃないです。今までのコンペでそういうクライアントもいたってことです。その場合次はないだけです。万一忘れていたら相手にとって儲けものですが、さすがにこちらが馬鹿で学んでないなら同じことを繰り返しますが、そういう記憶はわりと覚えていてまあ忘れないですよね(笑)

脱線しましたが、そうやってクライアントに役立ちたいか、という視点から実際に動いたという記録です。単に調べてアイデア出ないから終わりだときついはずです。またそれも粘って1,2サイクルだけでも駄目で、さらにそこから深める必要があります。難しいですがそれでアイデアに固執してもなんか駄目だなあというところで、まあやってみて得られることは多いはずですってことで。

アイデアを深めるとはどういうことか

端的にいえば、思いつきのアイデアだと粗いって感じですね。そのアイデアの詳細や具体性がないので、例えばクライアントの課題を解決しているのか、していそうだが関係なくないかという突っ込みで苦しくなります。正確には関係ないかどうかを決めるのは読み手、クライアントであって、いかにそのアイデアが解決につながるか、というところにもっていくのが腕の見せ所です。

もちろんプレゼンというか見た目でごまかすとかではないです。そりゃ見やすい資料のほうがいいですが、仮に見やすくても「アイデア」が「ただ宣伝しましょう」では、意味がないというか価値がないですからね。そういうことではないということです。

出てきたアイデアを考え続ければいいのかというと、実は深めるとは「アイデアを考えたその量」にはある程度相関があるかなと思います。が、ここで優等生のように「勉強した時間が報われるのだ」というような受験勉強とか、試験とか資格ではないです。つまり正解がないです。仮に1時間で思いついた即席アイデアでしたーというのも通ることはあるんですよね。1ヶ月考えまくったけど駄目な場合もあれど。それをどう考えるかだけです。1時間で出来るのはすごいというのは微妙なので、その人はいつも考えていてそのまとめた時間が1時間だけだったのでは?というのが多分「妥当な認識」でしょう。1ヶ月考えまくった人は実は「考えているようで考えてない」という、例えば悩んでいる、アイデアを考えてなくて、企画に悩んでいるだけなら、進行していません。

考えると悩むの違いは、その事象に対して解決であったり、行動であったり、割り切るであったり、何か進捗することだと考えています。悩むは全く発展がない。悩むことが駄目ってことでなく、悩んでいました=考えていましたってことではない話です。悩んでいたら考えてないので、認知がズレてます。その人は悩んでいただけではないかという解釈もできそうです。

とはいえ、ガチで考えてやっても駄目だったならそれはそれで運もありますし、タイミングもありますし、そこはコンペですから結果が出ます。それだけです。

再度考えると、深く考えるとは、よりシンプルに課題を捉え、その解決策、解決アイデアを提示することでしょう。それって簡単だと思いますか?実はめちゃくちゃ難しいです。シンプルとは、「商品に何かつけましょう」ってアイデアでもいいんです。ただその何かつけるそのものが何か、それってどういう意味か、何を狙っているか。それらが無理なく理解され、その視点自体を説明していること、って感じです。

無理があれば当てつけですし、他の方法があったりすれば既視感になりやすくインパクトにかけます。とはいえインパクトがあればいいわけでも、分かりやすくさえあればいいわけでもないはずで、このあたりが正解がない感が伝われば幸いです。

ただ浅いアイデアとは、練りが足りないともいえます。もっといえば、リサーチが甘ければ「それは前あったね」で終わるので、次にいけません。一方で練りに練ったものなら、それらをさくっと超えてきます。ちなみに、練りに練ったものは平均的に「誰もが良いというもの」ってことではないです。どういうことかというと、ターゲットや課題に対してまっすぐかほぼそのまま「答えている」ってことです。「確かに」と思えるものといっていいでしょう。

尖ったアイデアも色々な視点で考えると、尖りがなぜか丸になってきます(笑)不思議ですが、丸っていうのは、全方向であり、なんでも全てってことです。そこまでのものはないでしょうが、そうなってしまう可能性を常に秘めています。尖りを恐れたり不安になると結構丸くなってしまいますね。

リサーチすればいいアイデアが出るわけではないでしょう。ただ、調べもせず深くなるかというと、考えもせず深くもなるかというとまあないでしょう。というか僕は知らないです。上の実践のように、考えてメモして見直しての繰り返しです。最も怖いのは、誰もが通る道でしょうが、考えたものが全くクライアントの視点とずれていたり、「え、全然手応えないんだけど」ということでしょう。これも難しいですが、考えて想像することで全く見当違いの思い込みも生成されやすいです。ただそれって勝手に考えるから生まれるのであって、フリーダムでない限り、クライアントは人間であり、かつこうなったらいいなとか、そういうのは困るというのがあるはずです。

論理的、つまりロジックやクリティカルシンキングみたいなものって、解が同じになってきます。もっといえばロジックでは何もしないほうが安全というか、何かするとはリスクが生じることだからですね。販促もですが新規事業も新商品も新しい企画もせずにそのままじっとしていればいいじゃないかが皮肉なことにロジカルな考え方でしょう(笑)

でも、そうじゃないですよね。実際に何か仕掛けるというところにロジックを入れるというか。そこでは理屈でなく、直観やアイデアや妄想があってもそれらを逆にカバーしてくれるはずです。だから直観オンリーとかもないし、ロジックオンリーもありえない。前者は面白いけど実行できないでしょで終わり、後者はそれはアイデアではないとか、わくわくはしないよねで終わりかもしれません。

深めるとは潜ることに似ている

思考するということに関して、友人が深く考える時って、海に潜るみたいな話をしていました。漫画か何かの表現とも合致していました。囲碁だったかな、将棋だったかな。

実際に深く潜ると思考が深まります。ただ息が続かないです。より肺活量が求められます。それって普段のトレーニングです。基礎トレというか、普段やっているかどうかが問われます。それがやってないなら、1サイクルで潜ったら、次は・・・しばらく潜りたくないってなりそうです。

潜って深く考えてまた息継ぎで上がってくる。だんだん、深く潜る時間が増えるか、休憩のペースがあまり変わらないかなどの成長があるはずです。潜れば貝だったり魚だったり、色々な発見が出来ます。浅いから駄目とは言わないのですが、浅いといろいろな人が結構見つけられちゃいます。単に見えるかどうか、潜ってみないとわからないところを見ているかどうかって話かもしれません。

アイデアを出すとか考えるとかって、やってないと良くわからないし、だからこそその人を信じられるか、人が全面に出てくることとも言えそうです。

そして深く潜らずささっと出したアイデアがいい線いくケースもあるわけですがそれは打席に立った数やトライの数が多いからであって、少なければまずヒットにならず、「これでいった」という成功体験がつかめず終わるのかなと。その前に辞めちゃったりということが多いのかなとも思います。

何度も何度も考えて少しでも役に立てればいいかなと提案する。販促コンペ応募というところで、普段やっていることを見直すきっかけになりました。

やはり相手のことというかクライアントのことをどこまで考えられるか、それは情報や自分のリサーチも含めて、好きになれるかって感じがぴったり来ます。好きになれるならどうぞどうぞというか。それが一方的な好きで終わることもあるでしょうが、その熱量ってやっぱどっかに現れます。提案の数でもいいかもしれないし、そのアイデアの切り口かもしれないし。そういうのって分かる人には結構分かる話で、誰か見てくれる人がいるっていうのはオカルトでなく結構正解かなと思ったりしています。

逆にその「誰か見てくれている人がいる」を信仰しろ!とかはないんですが、熱量を伝えるとかを少しでも疑って「相手には伝わらないだろう」と高をくくってしまえば、やはり伝わらないです。その場合、かなり伝えるというか、なんとしても伝えるってことで集中して熱量が出るはずで、それが何かのアウトプットに出てくるってことです。これはオカルトでなく熱がこもったアイデアとか、提案というだけで、マイナスになることはないはずです。最も熱いのは駄目だとか、熱量じゃないんだよという人にはまあ駄目なので正解でもないんですけどね(笑)

以上販促コンペ提案からの気づきでした。来年もあるはずなので、年度初めくらいにまたチェックしてみてはどうでしょうか。やりたくなればですが(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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