顧客が求めているものは何なのか?

ちょっと考えたくなったので考えてみます(笑)

アイデア出しとか、アイデア発想だとか色々と言っているわけですが、僕が提供する価値が何かとは、意外に自分では分からなかったりします。実際には、僕が提示してお客さんが何かフィードバックをしてくれたから見える世界線ということです。その対話がないところでは何も分からんぞと。仮に分かるというのはこちらの一方的な推測にしか過ぎないとなりますよね。

今回は自分の提供するサービスの価値を考えてみます。

アイデア出しには「アイデア」が求められないかも

これは率直な感想です。一方で「アイデアを出す」と言っているので、アイデアは出すと。そこは嘘ではないです。なのですが、アイデアを出して満足するかというと、実践として感じているのは「そのアイデア」をどう評価するかは意外にもわからないんですね。

もちろん役立ったとか、ヒントになったとかのフィードバックはあるにしても、「アイデア」そのものを単純に利便性の高い、経済的価値のあるものとしては受け取ってないというか。伝わりますか?

例えば、清潔にしたいから石鹸が欲しい。石鹸を求めているみたいな感じで「アイデア」を求めているわけではないと。実際に「アイデアが欲しいという人」であっても、実際には例えば「アイデアではない」ものに価値を置くのではないかと。

  • アイデアを出して得られる気づき
  • アイデアの話を受容して出てくる整理された知見
  • アイデアのやりとりで見える想定と違う別のヒント
  • アイデア自体のやり取りが出来る関係性
  • アイデア自体を別の誰かと考える客観的なフィードバック

などです。

これらはアイデアを出すとか、アイデアの価値とかを考えている人にはとても定性的です。つまり情緒というか、かなり曖昧であるわけです。ですが、現場としては実際にこれらの価値は大いにあると考えていますし、それ故に「アイデアの価値」がないとか、「アイデア出し」のサービスが価値が低いなんて思えないんですね。というか、高いと。

むしろ、これらの気付き、ヒント、フィードバック、整理、客観的な見方ってなかなか得られないのであって、それがむしろ「ある」と認知されないので分かりづらいのかなともいえます。

それはおいておいて、実際にこれらは「アイデア」自体ではないじゃないですか?ということです。アイデア出すという過程の中で、過程というためには何か一旦は「じゃあアイデアを考えていきましょう」という設定がいると。それがあっての過程ですからね。

これを断片的に受け取って、「アイデアを出さなくてもアイデア出しが出来る」と考えるのはさすがに甘いですが、アイデアを出す人からすると、出しているからすると面白い気付きに見えるのかなというところです。

もっと引いてみると、これって「自分が提供する価値」と常に顧客の感じる価値はずれるのではないか。または少しずれるからこそ、面白いのではないかとも言えそうです。ズレまくって消耗しては駄目なんですけどね(笑)

色々な状況によってアイデア出しを使ってもらう

僕のこだわりというのは実はそこまでないです。アイデア出しであったり、アイデアに関することでお役に立てられれば割りと満足という感覚です。この感覚わりと理解してもらえないというか、弱いモチベーションに感じるかもしれませんが、実際に強いわけでなく、お裾分け感覚でやっているんですね。だから形を変えようが何かしらお裾分けしているし、いくよという前提で成り立っています。

色々な状況とは何かですが、顧客の状態は様々です。それらを全パターン網羅はできないので、ざっくり考えられるだけでも、以下のようなものがあります。

  • アイデアを求めている。小さいアイデアでもなんでもいいので、違う切り口が欲しいというところ。
  • 自分で学べるアイデア出しとか企画の仕方を学びたい。
  • 壁打ちやラリーを通してアイデアを深めたい。アドバイスが欲しい

くらいはあるんじゃないかと。さらに、それぞれは分かれるのかもしれませんが、アイデアを軽く求める人はライトでいいんじゃないか。ならば軽い壁打ちでいいなあと。チャットブレストZoomブレストのライトサービスで対応出来るなあと考えています。

自分でアイデアを出したい人は僕に頼むとかはないので、独学派ですよね。こういう人には、違和感発想法とかセルフアイデアトレーニングを提供出来ます。アドバイスが欲しい時に上手く僕に依頼してもらればいいかなと。例えばアイデアトレーニングとして対応できます。基本は独学でというところですね。

最後の壁打ちとかは有料で1ヶ月間でやるサービスをオススメしています。起業アイデア出しというものですね。

ここまで考えると、対応範囲は意外に広いなと。つまり、アイデアを出すトレーニングや勉強的なものもできるし、あとは軽い壁打ちやアドバイスも含めてガッツリもできるよと。なかなか広がったものだなと感じます。自分でいうと手前味噌感が強いですけどね。

それで、これらの顧客状況はそれぞれ違うわけで、がっつり話したい人はそれだけ時間や思考を使うわけですし、僕も同様です。ライトな人にヘビーなものはきついなと。逆も然りです。あと独学したい人に有人レッスンは要らないじゃないですか。となると、ここから選べればいいんじゃないのかというのが大きな気付きだったりします。

ヒントは顧客からみて僕を上手く使ってくれればいいというだけなんですよね。この視点はたまに忘れがちですが(笑)とはいえ、お裾分け感は消えないので基本顧客有りきなんですよね。使えるというならやるよと。全然駄目ならやらないよというか。

最終的には気づきや学びや切り口が価値

アイデアということを提示しても結果的にヒントや切り口が得られると。これは価値だなと思います。

では、これらのヒントや切り口って自分で生み出せないか?ですが、生み出せなくはないけれど、実際に連想や発想は技術がいるわけです。あと、それらの連想とかはすぐ身につくものではないので、とはいえ身につけられないものではないというところから、やはり僕に依頼する意味は出てくるんじゃないかというのがあります。もちろん僕だけではなくて色々な人がいるわけですし、様々な学び方やはあるわけですけどね。

さらにいえば、切り口ってお金で買えるかというと、結構難しいです。なぜなら今の状態や視点をまず開示してそれでは駄目だとわかっているけれど、みたいな詰まり方が多いからです。もちろんこれが「絶対成功します」とか言えないわけで、不確実性が高いという性質があるので、「参考程度」というところが常に付いてくると。だから強く「絶対」といえば詐欺ですし、「参考にならないかもしれないですが」とあまりへりくだるとなんか「自信がない」みたいになると(笑)これもさじ加減が難しいところですね。

そして仮に良いアイデアだなと思ってもそれを実行できないとか、あとそれを消化できない解釈できない、分からないならなかなかきついわけですね。

冒頭に戻ると、顧客が得たい価値はそういうヒントや切り口、視点の切り替えではないかと。当然それらはアイデアを出すところで、ある種の状況を決めてゴールを仮に決めることで、見えてくる世界線です。そうでないのに万人に受けるアイデア発想とか、受けるアイデアなんて無理ですし。

そうやって言ってしまえば、もっといえば「アイデア」だけでなくて、それが顧客の切り口やヒントにつながるのであればと考えるとかなり広い領域もサポートできるかもしれないなと。それがアウトプットベースでいえば、リサーチであったり、マーケティング的な視点だったりします。これはかなりふわっとしていそうですが、領域としては、ビジネスや起業となっていくと、0→1というところなので、かなり絞られてきて、面白いところだと思います。

僕にとってはマルチポテンシャライト、つまり色々と総合的に出来るところのほうが持ち味が出るので、そこで専門化して「それだけ」「これだけ」やりますみたいなのは苦手なんですね。仮に出来ても何かむなしくなるので、総合的な視点があるかがポイントな気がするという気づきでした。

そして僕にとっても顧客の相談に応じる、アイデアを出すことで学びが得られます。これで顧客も満足し、そこから出るアイデアに可能性を感じて、僕も学びになる。それを実施していけばさらに社会が良くなると考えると三方良しです。これを継続していくと、社会が変わるのではないかなと考えています。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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